【日 程】平成25年9月21日
【山 名】茂来山 【標 高】1,717.6m 【天 候】晴れ 【メンバー 】J久、I田、Y井、Y田、G夫妻、福福 【タイム】 霧久保沢登山口13:15−−−13:55コブ太郎14:10−−−14:40槙沢分岐14:41−−−14:49茂来山15:21−−−16:53霧久保沢登山口 |
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茂来山は良い山だと聞いていたので、カミさんと二人で出かけたことがある。
9月頭の暑い日に小海側から登ったのだが、延々と林道歩きをさせられて、ちっとも良い山とは思えなかった。 これはきっと時期とコースが悪かったのだと考え、会の例会として改めて登り直す計画を立てた。 小海線の海瀬駅に午後1時近くに集合した我々はタクシーとマイカーの2台で霧久保沢登山口を目指した。タクシーに先導させたら悪路に誘導されてしまったが、よりマシな道が別にあって帰りはその道を通った。 数台の車が駐車している登山口を出発したのが午後1時15分で、さすがにこれから山に登ろうとする時刻ではない。簡単な山だからとなめてかかっているわけだが、途中で出会う人は全て下りてくる人ばかりで、中には「頂上でキャンプですか?」と真顔で聞かれてしまったのには参った。 駐車場からしばらく林道歩きの後に登山道に入る。始めは植林だが直ぐに自然林の中を行くようになるので気持ちよく歩ける。このコースには「コブ太郎」という林野庁が選定した「森の巨人たち100選」に選ばれた巨樹(トチノキ)が見どころになっていて、登山口から40分程のところにそれがある。 行ってみると木製の展望台と解説板が設けられているので、近くまで寄ってみるとさすがに大きい。樹齢250年、樹高22m、幹周5.31mと100選に選ばれるだけのことはある。このコブ太郎にも感心したが、面白いのはその場所から300m程先にも同じくトチの巨木があって、こちらは100選の木ではないので何の解説もない事。 コブ太郎に比べるとやや小ぶりだが巨樹であること間違いないので、コブ太郎が枯れたりしたら、すかさず二代目コブ太郎に昇格するのではないだろうか。 その二代目?を過ぎると登山道の傾斜が急になってくる。浅い沢地形の中を小さなジグザグを繰り返しながら行くのだが、急な登りに息が上がる。尾根に出てやっと一息つけたが、この場所が槙沢からのコースとの合流点でもある。後は尾根通しに進み、標高1700m辺りで右手に小海側からの踏み跡を確認すると、山頂はもう間近だ。 あまり広くない山頂には新旧の石造りの祠と皇太子が昭和57年に登頂した事を記念した石碑がある。眺めは360度の展望が得られ明日登る予定の荒船山もはっきり見える。同行メンバーもこの眺望の良さに満足の様子だ。山頂で30分程眺めを楽しんだ後来た道を戻った。 帰り道でも二代目?とコブ太郎に挨拶して、ゆっくり下って行くと我々が駐車場にたどり着く直前に迎えのタクシーが到着するのが見えた。このタイミングが抜群で、列車のメンバーは予定より一本早い列車で今夜の宿のある岩村田へ向かうことができ、何とか明るい内に宿に着く事ができて大助かりだった。今回は時間的に無理な計画だったので良い方に計画が変わったのは喜ばしい。 さて、二度目の茂来山だったが今回の印象は良かった。特にコブ太郎を始めとする途中の林の雰囲気が良かった。山はコース選びが肝心と納得した山旅だった。 トップページへ戻る
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