【日 程】平成25年10月14日〜15日
【山 名】妙高山、火打山 【標 高】妙高山2,445.9m、火打山2,461.8m 【天 候】1日目晴れ、2日目曇り 【メンバー 】福福 【タイム】 1日目 笹ヶ峰キャンプ場5:57−−−6:45黒沢出合6:55−−−8:11富士見平8:14−−−8:54黒沢池ヒュッテ9:12−−−9:30大倉乗越9:34−−−10:09長助池分岐10:25−−−11:36妙高山12:05−−−12:55長助池分岐13:03−−−13:38大倉乗越13:43−−−13:58黒沢池ヒュッテ14:35−−−15:33高谷池ヒュッテ 2日目 高谷池ヒュッテ6:00−−−7:22火打山7:34−−−8:42高谷池ヒュッテ9:15−−−10:48黒沢出合10:52−−−11:21笹ヶ峰登山口 |
|
10月の3連休は紅葉と重なることもあって、山は最も混雑する季節になる。
だから、この時期には出かけないようにしているのだが、今年に限っては3連休のみ好天の予報が出ていて困ってしまう。結局、連休最後の14日に登る事にして、前日に麓の笹ヶ峰キャンプ場でテントを張ることにした。 13日の午後2時半頃に笹ヶ峰に到着してみると駐車場は超満員。あふれた車が道路に列をなしていて、さすがに連休の混雑は凄い。ちなみに笹ヶ峰キャンプ場は9月末で営業を終了していて、勝手にテントを張ることはできるが水が使えないので持ち込む必要がある。トイレは駐車場のトイレが利用できる。 テン場は隣のテントが1時過ぎまで騒いでいたのを除けば快適だった。 翌朝、6時前に登山口を出発する。黒沢出合までは緩やかな道だが、久々の重荷でペースが上がらず、日帰りの登山者にどんどん抜かれる。黒沢からは十二曲り、その後の急登と続き富士見平の分岐で一息入れた。分岐からは高谷池に向かわず、黒井沢ヒュッテ方面に向かう。ゆるやかに下って黒沢池の湿原帯に入っていくと気持ちのよい笹原で、お天気も予報通り快晴だ。 黒沢池を過ぎると青いドーム屋根が特徴的な黒沢池ヒュッテに到着する。建物の周りにテントも数多く残っていて昨夜は相当混雑したようだ。この場所に不要な荷物を残し、カミさんのザックだけ担いで妙高山に向かったのだが、どうにも調子が出ない。寝不足なのか、風邪なのか、単に体力がなくなっただけなのか、、、大倉乗越までにバテてしまった。 仕方がないのでこの先は情けなくもカミさんにザックは背負ってもらい、長助池分岐まで下りて一休み。ここから妙高山山頂までは1kmの距離しかないが、それでも一気に登ることができず途中で休憩してしまうという体たらくだった。 妙高山頂からは野尻湖側は雲が出ていたが、明日登る予定の火打山方面は明瞭で眺めを十分に楽しんだ。風を避けて昼食のパンを食べたら、少し体力が回復したようだ。 30分程過ごしてから、大勢で賑わう妙高山を後にして来た道を引き返すと、10名ほどのパーティに追いついて先を譲ってもらう。今日は他パーティに抜かれてばかりで、初めて抜いたパーティは北九州からのツアー客だった。 急で岩のゴロゴロした歩きにくい道を長助池分岐まで下り、また大倉乗越へ登り返す。その途中で前を歩いていた学生らしい一団の一人が足を滑らせて転落したが大したことはなかったようだ。我々も気をつけなければと気を引き締める。 この道から見下ろす長助池周辺の景色が良い。ダケカンバの白い幹が西日を受けて光っているのが印象的だった。期待していた紅葉は赤や黄色の鮮やかな色はなく、全体にくすんだ感じで少々期待外れだ。 黒沢池ヒュッテに戻ると朝にはあったテントが全てなくなっていたので、妙高山を往復して下山したものと思われる。我々も荷物を整理しなおし、元気が出るように少し腹に詰めてから高谷池ヒュッテに向けて出発する。茶臼山を越えて火打山への分岐を過ぎると懐かしい高谷池ヒュッテの三角屋根が見えた。 この小屋も一時は存続の危機があり、有志で運営にあたったりしていたが、今は妙高市が管理している。テン場の方は6張りほど張られていたがまだ余裕があった。水は池の水なので煮沸が必要。この日は早めに食事を済ませて就寝したが、さすがに夜中まで騒ぐ登山者はいなかった。 3日目、夜中は素晴らしい星空だったが、明けてみると曇り空で予報通り天気は下り坂のようだ。小屋から先は木道が整備されているが、明け方の冷え込みで霜が降りている。風もなく、天狗の庭の池塘面に火打山が綺麗に写り込んでいる。 登りにかかっても火打山は急登がないので楽に登れる。早出して頂上へ行った幾組かのパーティとすれ違うようになり、見覚えのある大所帯と思ったら昨日の北九州ツアー一行だった。 火打山に着いた時はは我々だけの静かな山頂だった。以前、ここから更に影火打の先まで行ったことがあるが、焼山のゴォーっという噴気音がよく聞こえた。当時は焼山を越える事ができなかったが2006年に解禁になっている。今でも噴気の音は聞こえるのだろうか。 次の登山者が登ってきたので頼んで記念写真を撮ってもらい、頂上は彼らに譲って我々は高谷池に戻った。テントを畳み、パッキングを済ませてまた笹ヶ峰に下る。十二曲りを過ぎた所で休憩中のパーティを抜いたら、例の北九州一行で何だか良く出会う。 バスの時間が迫っていたので最後は駆けるように下ってバスに間に合わせた。 今回は妙高、火打に久しぶりに登って懐かしさは感じたが、それ以上に体力の衰えを実感させられた。せっかくテントも新調したのにそれを担いでは思うように歩けないというもの困った事だ。 トップページへ戻る
ポイント写真及び山の位置はこちら→
|
|
前の山行報告へ |
![]() |
GPSで記録した登山ルートの地図画像が見られます。 |