【日 程】平成30年2月24,25日
【山 名】志賀高原 【標 高】 【天 候】1日目曇り時々小雪、2日目曇り一時晴れ 【メンバー 】Y井、Y田、福 【タイム】 2/24 宿13:34−−−13:57横手山山頂14:25−−−15:10渋峠15:16−−−16:22宿 2/25 宿8:21−−−9:49鉢山分岐9:49−−−10:22四十八池10:36−−−11:26渋池11:31−−−11:57昼食休憩12:35---12:38硯川バス停 |
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一昨年の志賀高原クロカンではお天気に恵まれたので、今回もその再現を期待して出かけてきた。
宿は前回と同じ陽坂のゲレンデ内にある宿で、ここからだと横手へのリフトに乗るにも、翌日計画している四十八池へ出るにも便利で、我々の目的には足場が良い。土曜日の昼頃に宿に着いてまず昼食をとってから、横手山山頂へのリフトに乗り込んだが、頂上付近はガスに隠れていてこの日は眺めを楽しめる状況ではなかった。 それでも出かけたのは山頂からアンテナ群の維持管理用のサテライト道を使って渋峠に下れるかどうか見てみたかったからだ。結果は滑降不可の表示があり道路を下るのは諦めてゲレンデを下ったのだが、歩くスキーでの通行もやはり駄目なんだろうか。この日のコンディションは強風、ガス、降雪と極めて悪く、特に濃いガスのせいで周りの様子や雪面の状態がまるで分からず、渋峠まで下りるのに苦労した。渋峠には人影もなく、ヒュッテも電気が消えていたので閉店しているのかと思ったら、中から人が出てきて「やってますよ」と声をかけられた。お客が少ないので節電していたようだ。 渋峠からは国道を下るのだが、ここにもまさかの滑走禁止の表示があった。そう言われてもここを通らないと帰れないので、その標識は無視。国道にはゲレンデに出る前に4カ所トンネルがあるが、いずれのトンネルも雪が吹き込んでいてスキーを付けたまま通過できる。ノゾキを過ぎるとリフト降場の方からスキーヤーやボーダーが集まってきて道路滑降も賑やかになった。国道を離れてゲレンデ内に入り緩斜面を滑り降りて16時半前の頃合いの時刻に宿り一日目の行動を終えた。 翌朝、天気は回復してきた。スキーはせずに長野に向かうカミさんに見送られて宿を出発し、ゲレンデを少し滑り降りてから右手の林の中に入る。直ぐに鉢山に向かう遊歩道に出てその遊歩道を進む。緩い傾斜なのでクロカン向きの道だ。雪質はフカフカの所もあれば薄くクラストした箇所もあり、当然ながらフカフカ雪を歩く方が気持ちが良い。草津峠からの道が合わさる辺りから遊歩道が不明瞭になりコース取りも迷走気味になる。 以前来たときは鉢山への標識があったのだが、今回はそれも見つからず地図を頼りになるべく歩きやすそうな場所を選んで北上する。標高1,940m辺りから急傾斜の下りになるので、ここは板を外してその坂を下った。下りきると目の前に四十八池の東屋があり、それが今日の我々の目的地だ。時間に余裕はあったがしばしの休憩の後、長居はせずに出発した。 四十八池から先は前山からの遊歩道上にトレースが残っていたのでそれを使わせてもらう。おかげでルートを探す苦労はなかったが、ひたすら樹林に囲まれた斜面をトラバースしていく道であまり面白みはない。志賀山への分岐を過ぎるとようやくトラバースから解放されるが、相変わらず樹林の中で視界が開けるのは渋池に出てからだ。 渋池からは正面に横手山を望むことも出来、格好の休憩ポイントなのだが、バス停間近まで行ってからの休憩を考えていたので、ここも写真撮影のみで通過した。渋池を過ぎると直ぐに前山に着く。以前は前山スキー場という穴場的スキー場だったが、しばらく前に廃止されてしまって今は使われないリフトの支柱が残っているのみだ。 ここからリフト沿いの急斜面ではなく、東寄りの旧初心者コースを下るのだが、ここの雪は悪かった。無立木で日当たりが良いので表面はガリガリ。疲れ切った足にはボーゲンもままならず転倒の連続で、最後は諦めて板を脱いで下った。硯川まであと5分もかからぬという雪原まで下ってようやく昼食休憩にしたが、こんな疲れたスキーもなかった。 それでもバス停間近まで一気に下りたおかげで、バス時刻まで十分な時間があり最後の片付けもゆっくり出来た。お天気に恵まれてスピーディに行動できたからだが、今回は特に四十八池に出るまでのフカフカ雪に感激した。これで前山のガリガリの下りがなければ言うことなしだが、何事も良いことずくめという訳にはいかぬ。 トップページへ戻る
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