【日 程】平成30年3月3,4日
【山 名】斑尾高原、袴岳 【標 高】1,135.3m(袴岳) 【天 候】1日目晴れ、2日目晴れ 【メンバー 】Y井、T田、I田、福福 【タイム】 3/3 宿11:43−−−12:36スノーシューコース起点12:14−−−12:39希望湖(昼食)13:19−−−13:53いのちの丘14:02−−−沼の原湿原一周−−−15:41スノーシューコース起点15:42−−−16:08宿 3/4 袴岳登山口8:39−−−10:15袴岳10:36−−−12:08袴岳登山口 |
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山の会で35年間続けてきた月一の例会山行も今回で最終回となった。例会終了の理由は参加者が少なくなったからだが、会員の高齢化を考えるとやむを得ないところで、来るべきものがとうとう来た感じだ。
その最後の例会当日は良いお天気になった。 一日目、宿に不要な荷物を残してから、沼ノ原湿原に向かって1km強の道路歩きすると車が2台駐車している所に出た。ここがスノーシューコースの基点で、コース標識が正面の林の木の幹に縛り付けてある。標識は数多く取り付けてあるので、これを追っていけばコースを外すことはない。ちなみにここから入るコースは「りすコース」となっている。 林の中はクロカンスキーでも問題ない緩い傾斜で下りきると真っ白な雪面が広がる希望湖(のぞみこ)に出る。とりあえず湖畔で昼食をとってから湖を縦断して対岸に出て、湖の西側にある「いのちの丘」という展望丘を目指す。湖北岸から目の前の10m程の斜面を斜登高で登ると何面あるか分からないようなだだっ広いテニスコートに出る。そのテニスコートの縁を迂回して緩い斜面を登り切るとそこが「いのちの丘」と名付けられた丘だ。 桜の木が植林してあったので展望台として整備されているのだろう。確かに妙高山や斑尾山は良く見えるが、両山とも裾野の辺を前山が邪魔をしているので、大展望というわけではない。しばしの眺めを楽しんでから南に尾根を下ると徐々に傾斜が強まってきたので、斜滑降の繰り返しで下りきるとトイレの建物の横に出た。そこから目の前に広がる沼ノ原湿原へ滑り降りる。沼ノ原湿原にはGWの時期に何度か来ていて、その頃なら雪の間から水芭蕉やリュウキンカが顔を出しているのだが、今は一面の雪原で場所によっては雪の割れた所もあるが、花の姿は当然無い。 湿原を一周してから先ほどのトイレの建物まで戻り、そこから道路を進むとアクアパークという建物の辺りで道路上の雪も消えたので、スキーは外して16時過ぎに宿に戻った。この日はお天気に恵まれて良い足慣らしが出来た。 二日目、宿の車で袴岳登山口まで送ってもらう。この日も天気は上々で気温は前日よりも高くなるらしい。取付部分が少し急なのでここはスキーは手に持って登る。もう春の雪になっているのでつぼ足でもそれほど潜らない。傾斜の緩んだところからスキーを付けたら後は快適だ。 小さな湿原の所から右手の尾根に取付き大きくジグザグを切って斜面を登る。ほぼ登り切った辺りが一昨年の引き返し地点で、今回はそこは楽々通過。少し下って次の袴岳前山に向かうが、ピークは目指さず山腹をトラバース気味に進んで袴岳への尾根に出た。この尾根も緩い傾斜なので楽に登れそうなコースを選んで山頂に向かう。やがて傾斜がなくなり林を抜けると大展望の待つ袴岳山頂だった。 妙高、黒姫、飯縄と遮るもののない眺望に大満足だ。こんな眺めが楽しめるのも今日のお天気のおかげだが、風穏やかな上に暖かと、正に春山冥利に尽きる。この場で大昼食会でもやれば楽しいのだろうが、残念ながら帰り時間の制約があり、最後のメンバーが登り着いて記念の写真を撮ったら直ぐに引き返しだ。下りは大きくジグザグを切って、尾根の狭まったところは板を脱いでつぼ足で、その場の状況に臨機に対応して来た道を下った。登り口には12時8分のほぼ予定通りの時間に到着し、慌ただしく昼食をとっていると宿の迎えの車がやってきた。 これで今回のクロカン、いや最後の例会も無事終わったわけだが、天気に恵まれたというのが何よりだった。心残りのない大満足の例会納めだった。 トップページへ戻る
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