山行報告>期待した富士山は見えず、天目山

2026/3/15

【日 程】  令和8年3月15日
【山名・標高】天目山1,576.0m
【天 候】  晴れ後曇り
【メンバー】 ふく

以前(2020年12月)に登った時に山頂からの眺めが強く印象に残ったので、今回もそれを期待したけど、、
前回とはルートを変えてハンギョウ尾根から登る計画にしたのだが、このコースは山と高原地図には破線表記すらないバリエーションルートになる。ただ、ネット上には記録があり、それを見た限りは困難という感じは受けず、不安を感じないまま計画を立てた。

終点の東日原でバスを降り鍾乳洞方面に向かう。同じバスに乗り合わせた単独男性と後になり先になりして進む。鍾乳洞入口を過ぎた所にゲートが有り、車も人も通行止めと書かれていた。この小川谷林道は大規模な崩壊があり、随分前から通行止めになったままなのだ。崩落現場に近づかなければ大丈夫だろうと、そこは自分に都合よく解釈して更に歩を進める。

ハンギョウ尾根の取り付きはカロー橋の先だが、具体的な位置は良く分からない。橋を渡ると右手に歩道があるのでそれを進むと直ぐに取水施設にぶつかり行き止まりだった。引き返す途中の斜面に踏み跡らしきものがあったので、そこを登ってみることにする。件の男性は私が登りだすのを見てどこかに行ってしまい以後姿を見かけることはなかった。

登り始めると踏み跡らしく見えたのは下部だけで、壁のような斜面を僅かな支点を求めて這うように進む。転落すればただでは済まない場所で、たかだか30m程の登りに神経をすり減らした。やっと安全な場所に着き、前方に赤いテープを発見した時は心底ホッとした。しかし、冷静に考えてみるとここが正しい取り付きだったかどうかは疑問がある。この時の写真を見ると歩道に入る直前からの方が取り付き易いように思えるのだが、正しい場所がどこだったかはもはや検証はできない。

尾根に乗ると道形も現れ、さっきの緊張はどこへやらで気楽に歩いていくと、その道は次第に尾根から山腹の道に変わってしまい、尾根に戻るのに先程の二の舞いでまた冷や汗をかく羽目に。尾根を外さずに歩くのが肝心のようだ。しかし、道のない急な尾根を登るのは疲れるもので、徐々にペースが落ちてくる。

冬枯れの木々の中にアセビの花が咲いているのを見つけた。山も確実に春に向かっているんだ。標高1,130mで左手から上がってきた作業用モノレールに合流した。ネット情報にもあったもので、ここから延々とモノレール脇の登りが続き、多めに見込んだ所要時間より20分近く遅れて、ようやくモノレール終点に着いた。その終点の先がハンギョウ尾根の頭で踝が埋まる程度の雪の上に、今日のものらしい足跡もあったが、この場所には展望はない。

ここから主稜線を東に下り、一杯水避難小屋への分岐を確認してから天目山に登り返す。お天気の方は午前中は良かったのだが、徐々に雲が増えてきて天目山山頂では北の方に青空が残るものの、ほぼ曇り空という状態だった。奥多摩の山ははっきりしていても、中央にあるはずの富士山は全く見えず残念な展望だった。この為頂上では休まず一杯水避難小屋まで下って小屋の中で遅めの昼食にしたが、ここでようやく人心地がついた感じだ。

昼食休憩のお陰で元気も出たのでゆったりした気分で下りにかかる。ここから下るヨコスズ尾根はハンギョウ尾根に比べると傾斜も緩やかで、綺麗な林をのんびり下ることが出来る。ただ、標高1,260mから細いトラバース道が続くようになるので、一旦は道のない尾根通しに進もうとしたのだが、小さなギャップへの下りに気後れして、結局トラバース道に戻った。狭くはあるが気をつけていけば特段危険のない山腹の道を進み、小休止の後、植林の道となって石灰岩採掘場のフェンス沿いを下るようになる。ミツマタの花の咲いているのを見つけ、この日2つ目の春の花だとそれを写真に収めた。

廃屋の前を過ぎるともう里も間近で、最後に登り口の標識を撮影している時に単独女性が追い付いてきた。彼女は川乗橋から破線コースである鳥屋戸尾根経由で蕎麦粒山に登り、天目山にも寄り道してきたそうだ。今日は眺めが良くなかったのでまた出直してきますと言っていた。こういう元気な発言を聞くとこちらまで嬉しくなってしまう。これからも良い山登りを続けてほしいものだ。

私の方は計画時刻より少し早く16時前に終着の東日原バス停に到着した。
一応、予定通りに歩けたわけだけど、今回は最初の取り付きをしっかり確認せず強引に登ってしまったこと、その後の道のない尾根の登りに体力を消耗したこと。バリエーションルートを少々甘く見ていたという思いがある。今日はこれが反省点。



トップページへ戻る
天目山 / ふくさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ