日 程】平成22年12月11日 【山 名】己高山 【標 高】922.6m 【天 候】曇り 【メンバー 】J久、Y田、Y井、I田、T田、まあ、福福 【地 図】※デジタル地図の該当部分を切り出したもの 【タイム】 中の谷林道分岐9:27−−−9:34登山口9:34−−−10:21六地蔵10:28−−−11:11鶏足寺跡11:20−−−11:49己高山12:50−−−13:15第一鉄塔13:20−−−13:57飯福寺分岐14:03−−−14:29石道寺分岐14:38−−−14:05己高閣 |
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12月に入りいよいよ今年最後の例会を迎えた。夏の北海道旅行のあおりで8月例会を11月に延期すると言うこともあったが、月1回の例会を続けられたのは何よりだ。その最後の例会は琵琶湖周辺(湖北)の山で、1日目は己高山、2日目はJR余呉駅から賎ヶ岳を経て山本山まで縦走する。いずれも低山ながら琵琶湖の眺めが期待できる。 己高山へはJR木ノ本駅から予約しておいたタクシーで麓まで行く。今回の参加者8名というのはタクシー利用の場合は具合が良い。予定していた己高閣より1km程奥の中ノ谷の林道分岐まで入ってくれたのでちょっとだけ行程が楽になった。心配していた雪の状況だが地面は濡れているものの積もってはなく、これなら山頂付近も大丈夫そうだ。ただ、空はどんよりとして降水確率も午後からは50%と高いので、早手回しにカッパの下だけは付けて出発する。 タクシーを降りたところから右手の林道を少し進むと尾根コースの登り口に着き、そこから六地蔵まではしばらく急な登りが続く。落ち葉の積もった道の脇に合目標識が設置されていて、登山口が一合目で六地蔵は五合目の少し下の位置にあたる。その六地蔵は休憩するには具合の良い場所で、名前の通り阿弥陀仏の両脇に3体ずつの小さな石の地蔵が並んでいる。 六地蔵から数分登った五合目で谷コースからの道が合流し、15分程登った六合目の牛留からは曇り空ながら待望の琵琶湖が眺められた。徐々に傾斜が緩んで地面にうっすらと雪が見られるようになると間もなく鶏足寺跡に到着する。解説板によると行基が草創、泰澄が寺院を建立したとされ中世にかけては繁栄したが、戦国期以降に衰退したとある。いつ廃寺になったかは解説板に書かれていなかったが、この寺にあった仏像などは現在は麓の各所に保管されているそうだ。 鶏足寺跡から道を間違えそうになったが、右手の山腹沿いの正しい道に戻り、その後急な尾根を登りきって己高山山頂に到着した。山頂からは東の方向に伊吹山を大きく望むことが出来る。ただ、雨の気配が濃厚なので、眺めを楽しむ前に昼食を終えようとツエルトに潜り込んだ。昼食中もパラパラ来ていたが、昼食を終えて出発しようとする頃にも一雨来たのでいよいよカッパの上着も着込んで雨装備だ。 山頂から尾根を南に下ると徐々に緩やかな道になってくるのだが、歩いている内に汗が出てくる。幸い雨も上がってくれたようなので最初の鉄塔の所でうっとうしいカッパを脱いだ。標高778m地点を過ぎるとコースは西向きに変わり、進行方向に琵琶湖を見るようになる。コースの案内標識は充実していて、飯福寺、石道寺への案内に従えばルートを間違えることはない。そして尾根を下りきったところが飯福寺と石道寺の分岐でこの辺りは公園のようになっている。ちょうどこの場所でまた雨が降り出したので近くの立派な東屋に一時避難。そこで再びカッパと傘を出してタクシーの待つ己高閣へ向かった。 思っていた程の雪がなかったおかげで予定の時刻より随分と早く木ノ本駅に戻って来られ、この日の宿である余呉湖畔の国民宿舎にも早めに到着することが出来た。そしてこの夜はY井さんの例会皆勤賞を皆で盛大に祝って盛り上がった。やはり12月例会はいつもの月の例会とはひと味違う。/福西 |
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GPSで記録した登山ルートの地図画像が見られます(画像ファイルは100KB前後です) |