山行報告>ポカポカ陽気の戸隠クロカン

2011/2/26、27

 
【日 程】平成23年2月26,27日
【山 名】戸隠高原
【標 高】
【天 候】1日目晴れ、2日目晴れ
【メンバー 】J久、I田、多D、福福
【地 図】※デジタル地図の該当部分を切り出したもの
【タイム】
 2/26 宿7:52−−−8:08越後道入口(スキー装着)8:11−−−8:42牧場入口8:48−−−10:05随神門10:15−−−10:19昼食休憩11:19−−−11:48奥社入り口11:52−−−12:43宿
       


2010年の夏は日本国中が酷暑に見舞われた為、その反動で冬は寒くなると言われていたが、はたして平年より寒い日が続き名古屋でも数回の降雪に見舞われるという予報通りの展開になった。ところが2月も半ば以降になると急激に気温が上がり馬鹿陽気になってしまった。こんな春のような陽気になってしまって雪は大丈夫か?と心配しながら出掛けた今回の戸隠だった。

電車から見る限り平地には雪はなく、宿の主人の話しでは全国的に大雪で騒いでいた1月にも戸隠にはあまり降らず例年より雪の量は少ないとか。
確かに前回2009年の時も非常に少ないと感じたが、今年も同じかそれより少ないような状態に思える。1月の時点で私が作った今回の計画書には「豪雪の戸隠を堪能しよう」とキャッチコピーを添えておいたのだが、これでは誇大広告だと叱られてしまいそうだ。

宿に着いたら支度をして早速足慣らしに出掛ける。到着日の行き先は植物園から鏡池往復というのがお決まりのコースだ。宿の前の道路を渡ってスキーを付け、疎林を突っ切り公明院への道路に出たところで一旦スキーを外して除雪終了点で再びスキーを付ける。雪がガリガリしているので下りになるとスピードが出てしまうが、ボーゲンでコントロールすれば大丈夫だ。稚児の塔の前を通り県道に出たところでまた板を外す。この道路は車が良く通るので気をつけて渡り森林学習館(冬季閉鎖)へ向かう。森林学習館前の広場から見た戸隠の山が見事だ。氷結したみどり池に滑り込んでから少し登り尾根の分岐の所で左手の鏡池方面に向かう。緩く下って赤い鳥居の天命稲荷を過ぎ南へ向かえば目的地の鏡池に到着で、青空に映える戸隠山をバックにいつも通りの記念撮影をして、また来た道を宿に戻った。

翌朝、宿からスキーを手にしたまましばらく除雪された道を北に歩き、スキー場への道路にぶつかったところでようやくスキーを履いてまずは牧場に向かう。雪が堅いのでスピードコントロールしないと速度が出すぎてしまうが、木の間が広がっているところではスキーを滑らせて快調に進む。念仏池の横を通り戸隠牧場の敷地内に入るとキャタピラで踏まれた道路が荒れていて歩きにくい。キャンプ場のバンガローが建ち並ぶところから「ささやきの小径」と名付けられた遊歩道に入る。スキーだから別に遊歩道を歩かなくても良いのだが、特に雪の少ない時は沢が口を開けている所が多く、遊歩道沿いに行く方が橋が使えて効率が良いのだ。

丸山の裾を反時計回りに半周してから進路を西向きに変えてしばらく行くと唐松の植林帯に入り、そこを緩やかに下ると再び広葉樹の林になる。巨樹も多く戸隠の中で最も気持の良いところと私は思っているのだが、ここを気分良く進めば随神門に着く。
随神門には奥社から下ってきた人達、これから奥社に向かうツアーの一行などで賑わっていた。少し時間は早めだが昼食にしようと、今来た道を少し戻って日当たりの良い場所にスノーテーブルを作ってライチタイムにした。明るくて静かで眺めが良く、おまけにぽかぽか陽気なのでついついのんびりしてしまう。

昼食後は奥社入り口方向に進むべくスキーを滑らせるが、沢に邪魔されて南方向に進路を変えられない。沢の口が大きく開いてくるばかりなので少し戻った所のスノーブリッジを何とか渡って予定のコースに出た。
鳥居のある奥社入り口まで来ると、ここも予想外の人出があっていつもは閉まっている店も開いていた。我々はここから遊歩道を通ってみどり池に戻り、昨日と同じく中央広場から見る青空と戸隠山のコントラストを堪能して宿への帰途についた。

このところ降雪がないのでどこへ行ってもトレースだらけで、残念ながら深雪を踏み分けて歩くということは出来なかったが、ぽかぽかと暖かい日だまりクロカンで何とも言えない開放感を味わえた。豪雪の戸隠は堪能できなくても、メンバーの顔が輝いているのを見れば、今回のクロカンスキーの目的は達せられたと言って良いのだろう。/福西

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