山行報告>暑さと道迷いの湖北東山

2011/7/2

 
【日 程】平成23年7月2日
【山 名】東山
【標 高】594.8m
【天 候】曇り
【メンバー 】J久、H石、福福
【地 図】※デジタル地図の該当部分を切り出したもの
【タイム】
 永原駅9:48−−−10:40400m10:54−−−11:07万路峠11:18−−−12:51東山13:41−−−14:12大前神社の祠14:12−−−15:40別荘入口15:40−−−16:22マキノ駅
       


7月例会は出羽三山を計画していたのだが、諸般の事情により取り止め代わりに滋賀の東山(日帰り)にした。
今年は随分と早く梅雨入りしてしまったが、出掛けた日は晴れと曇りマークの予報で雨の心配は無さそうだった。ただ、心配なのは熱中症で、参加希望者には事前に対策を呼びかけておいたが、あまり気温が上がらないことを願いつつ列車に乗り込んだ。

米原駅で北陸線に乗り換え、近江塩津駅で今度は湖西線に乗り換えるのだが、この乗り継ぎで30分以上待たされる。我々の目的の永原駅は近江塩津駅のわずか一駅先で5分も乗っていれば着いてしまうのだが、ここはおとなしく待つしかない。
その永原駅で列車を降りて改札を出たら右に進み、湖西線のガードを潜って黒山集落に向かう。天気の方は予報通り曇りがちだが時折日が差すという状況で、気温はこれから午後にかけてどんどん上がってきそうな感じだ。

集落の縁に沿うように進むと獣害除けのフェンスに突き当たるので、鍵のかかっていない扉を開けて林道に入る。万路越と言われるこのルートは江戸時代には盛んに使われていたそうだが、今は植林地の作業用か我々のようなハイカーが訪れるだけの寂しい道で、沢沿いの道は薄暗く快適とは言えない。

万路峠には休憩の為のベンチと立派な地蔵堂があり、尾根に平行して南北に林道も延びている。尾根上に道がありそうだが、我々は歩きやすい林道を南に進んで、終点から尾根道に入った。良く踏まれているとは言い難いが、かと言って歩きにくいというわけでもなく、尾根を外さない限りは迷うことはない。ただ尾根の緩んだところではルートを示すテープの助けを借りる。テープ類は数は多くないが必要な箇所には見つかるように付いているのでありがたい。暗い植林地以外に時には明るい自然林もあって、そういう所を歩くのは気持ちが良いが、ただどこも展望はない。このコースで唯一展望が得られるのは反射板がある566Pで、ここから竹生島が見下ろせた。

本コース中の最高峰である東山も木々に覆われたピークで、楽しみにしていた眺望はなかったが、ここで飲んだビールは火照った体にしみいるようで美味かった。
昼食後も南下を続け、483Pから進路を西寄りに変えると標高380m辺りに大前神社の祠がある。祠からもテープを頼りに尾根通しに下ったが、標高240m辺りで目印の赤テープが消えてしまった。海岸にある大崎寺に直接行かれる道があるとガイドにあったので、それらしき踏み跡に入ったのだがどうもそれは獣道で正しい道ではなかった。海岸までの標高差150m程をそのまま強引に下ってしまおうかとも思ったが、様子が分からないまま下るのもどうかと思い直し、また元の場所まで登り返す。

最後に確認した赤テープの位置まで戻り、さっきは東の方向に進んだのを、今度は北に向かってみると、植林地の中に懐かしい赤テープを発見しやれやれ。この後は作業道らしき踏み跡を下り別荘地の中の道路に出て、それを右手に進んで海岸沿いの県道に出た。途中道迷いがあったが、チェックポイントにしていた別荘地入り口にはほぼ計画どおりの時間に到着したので帰りの列車にも余裕を持って乗れそうだった。

今回のように道を間違えるというのはもちろん自慢できることではないが、落ち着いて元に戻った事が良かったと思っている。地図に登山道の記載のないような低山が実は迷いやすいので、なめてかかるとこんな目に合うことになる。今日のことを今後の戒めとしたい。/福西

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地図上で登山ルートを赤色の実線で表示しています。歩いたコースが往復で異なる場合や行動が複数日に
渡る場合は、色を変えている場合があります(例:登りを赤色、下りを紫色。一日目を赤色、二日目を紫色)