山行報告>連休は大混雑の大岳山

2011/9/18

 
【日 程】平成23年9月18日
【山 名】大岳山
【標 高】1,266.5m
【天 候】晴れ
【メンバー 】福福
【地 図】※デジタル地図の該当部分を切り出したもの
【タイム】
 ユースホステル7:55−−−9:43大岳山9:58−−−11:00鍋割山11:01−−−11:16奥の院11:34−−−12:25御岳山駅
       


今年の北海道旅行の準備の段階でユースホステル会員の登録をして、家族会員証も無事受け取りこれで北海道のユースを大いに利用しようと楽しみにしていた。

ところが諸般の事情で北海道行きは取り止めになってしまい、せめて会員証だけでも有効活用しようと、北海道から行き先変更した新潟のユースホステルを調べたのだが、残念ながら目的の山近くには無かった。一方、奥多摩周辺には2軒のユースが見つかったので、その内の一軒に電話したところ現在休業中とか。残りの一軒が「御岳ユースホステル」で、今回はこのユースに泊まって大岳山に登るという計画を立てた。

前日、御岳ケーブル下の駐車場に車を預けケーブルカー乗り込む。午後も遅い時間なので空いている。6分間の乗車で御嶽山駅に到着したら御岳神社の方に向かって土産物店の間を抜け、10分程歩くと目的のユースに到着する。御岳ユースは嶺雲荘という宿坊と併設されているので建物内部は広い。この日の宿泊客は我々だけだったので広い部屋でゆったり過ごす事が出来た。ビールは廊下に自販機があるのでそこで入手できる。

当日、8時前に宿の主人に見送られて出発する。この時間になると既にケーブルカーは運行しているので結構な数の登山客や観光客が行き交っている。時間経過と共にその数がどんどん増えて来て、人混みの中の山登りという状態になっていくのだが、やっぱり三連休の日曜日だからか。

まずは御岳神社に参拝してから遊歩道に入る。御岳山には色々なコースが整備されているが、大岳山直進コースで進む。平坦で歩きやすい道には流行の山ガールファッションの若い女性も多く、御岳の山はカラフルだ。

綾広の滝への分岐を過ぎ、芥場峠から尾根に出ると間もなく鍋割山分岐で、ここから先は道が一本になる。その尾根道も大岳山が近づくと再び山腹を巻くようになり、やがて大岳山荘の建物が見えてくる。この場所はちょっとした広場になっていて大岳神社の木製の鳥居とその奥に社、広場の下にはトイレもある。大岳山へはこの鳥居を潜って社の前を通って左手に行く。朝見た御岳神社の怖そうな狛犬に比べると、愛嬌のある顔付きの狛犬が見送ってくれる。

登り始めはぬかるみの道だがその内に随所に岩場が現れて、鎖の下がっているところも多い。もう下ってくる人もいるので鎖場でのすり替わりに時間がかかるが、大岳神社から15分程で山頂に到着した。今日も天気が良いので富士山もくっきりだ。本当はここから鋸山を経由して奥多摩駅までのコースを歩きたかったのだが、そうすると車の回収がやっかいになるので今回は簡単な往復コースにした。

だから後は引き返すだけなので時間の余裕はあるのだが、始めは3組程いただけの頂上に後から後から登山者が登ってくる。さして広くない頂上は直ぐに満員になってしまいそうなので、我々は下山する事にした。鎖場では登ってくる人に譲る為頻繁に待つ事になり、下るのに随分と時間がかかった。

帰りは鍋割山を経由する尾根コースで行く事にして、鍋割山分岐から左手の尾根に入ると、こちらのコースは人影が減って山腹コースのような数珠つなぎ状態は解消される。昼食をとるつもりで登ってきた鍋割山山頂だが木に覆われた薄暗い場所で、ちょっと休憩するには不向きだった。仕方がないのでそのまま通り過ぎて奥の院に向かう。

奥の院には平成12年の1月に登っているのだが、雪のある時期だったので今来てみると随分印象が違う。以前来た時には富士が見えたかどうか記憶がなかったので、改めて見てみるとどうも大岳山が邪魔しているようだ。簡単な食事を済ませて奥の院を下り遊歩道に合流すると、そこはもうほとんど都会の雑踏と変わらない状態で、特に犬を連れた人の姿が良く目についた。

途中でユースに預けておいた荷物を受け取り、午後1時前のケーブルカーで下りて駐車場から車を出してみて驚いた。反対車線に車がびっしり並んでいるのだ。おそらく1km程は繋がっていたと思われるが、急勾配の2車線道路なので途中で諦めようにもUターンも出来ないだろう。ほとんど動かない車列の中には御岳駅からの路線バスも何台かいる。これで今日中のケーブルカーに乗れるのだろうかと人ごとながら気になった。連休中の有名観光地には近づくな!これがどうも今回の教訓として頭にこびりついた気がする。/福西

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