【日 程】平成23年10月29日 【山 名】大峰山 【標 高】828.2m 【天 候】晴れ 【メンバー 】Y井、J久、I田、Y田、ふく 【地 図】※デジタル地図の該当部分を切り出したもの 【タイム】 花岡バス停12:53−−−12:58歌ヶ丘登山口13:03−−−13:41大峰山14:14−−−14:41物見岩14:50−−−15:03霊山寺15:04−−−15:30善光寺15:53−−−16:10大門バス停 |
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例会で1泊2日の山へ出掛ける時には、1日目は半日以内で登れる山を選んで登る事が多い。ただ、目的の山の近くにそういう簡単な山が常にあるとは限らないので、組み合わせの山を探すのに手間取る事もある。 今回の場合は予め目を付けておいた山があった。長野市街地の北にある大峰山がそれで、今年の5月に計画して登り口まで行ったものの、雨と雷の為に登らずに引き返した山だ。この山なら行き方も分かっている。 長野駅前から戸隠行き(雲上殿経由)のバスに乗り花岡というバス停で下りる。そのままバスの進行方向に進み、道が大きく左手にカーブした先に登り口がある。東大地震研究所の建物が目の前にある場所で、歌ヶ丘登山口の名に合わせて歌碑なども建っている。5月に来た時はここの東屋で雨宿りしただけで帰ってしまったが、今回はお天気の心配は無さそうだ。 登り出すと直ぐに左右の方向とも大峰城と書かれた標識がある。大峰山は西にある葛山と同様に川中島の戦いの時に上杉軍の城があった所で、今は近世風の天守閣作られていて、それを大峰城と呼んでいるようだ。周遊コースがとれるので左右どちら側の道から登っても良いのだが、今回は左手の道から登って下りは霊山寺に下りるコースで計画している。 赤松の目立つ雑木林の中の道は当然ながら高山の趣はなく、裏山を登る感覚の山道を登ると、意外と早く大峰城に着いてしまう。広場の奥に城門があって、それを潜って石段を登れば天守閣の前に出る。残念ながら現在は閉館されてしまったようで内部に入る事は出来ない。天守に登れば長野市街が良く見渡せるはずだが、城の外からではあまり見晴らしはない。ライトアップ用の照明施設があったが夜には使っているのだろうか。 大峰城から物見岩方面に下ると、途中に林道らしき道が左側から合流してくる。合流地点には立ち入り禁止のチェーンがかけられているのだが、合流点から下は道幅も狭まって人が歩けるだけの道でしかなく、車はもちろん上がっては来られない。つまりこの林道は上から作られてきた珍しいものだ。この林道を上がっていけば地附山へ行かれる様に地図では読めるが、立ち入り禁止としているのは何故かなぁ? そこからまた緩い林を下っていくと謙信の物見岩に着く。物見岩と言われるだけあって今日のコース随一の眺めの良い場所で、長野市街地が一望できるし、逆に善光寺からもこの物見岩は見える。岩登りのゲレンデとして使われているようで、ちょうどお揃いのヘルメットを被った10人程の受講生が練習していた。 地図ではこの岩場を真っ直ぐ下りていくルートがあるのだが、標識は迂回コースを示していたので、その道を通って物見岩の基部に出た。この下部岩場は20m程の高さがありほぼ垂直である。岩壁にはボルトなどが打ち込まれているので、本格的な岩登り訓練はこの場所で行っているのだろう。また洞窟には岩井堂観音が祀られている。岩場を過ぎると下山口の霊山寺はもう近い。やがてお墓の中の道を通って道路に出ると、そこが行きにバスを降りた花岡のバス停である。 バス停からは車道を東に向かって少し歩き、「青い銀河」というレストラン裏手の道路から、急な路地をどんどん下って善光寺を目指す。この辺りは細かい道があって迷いやすいが、なるべく広い道を選ぶようにすれば善光寺に着く。参拝者で賑わう善光寺は改修中の為覆いのシートが目障りだが、本堂内には入れるのでいつも通りお参りを終え、参道を下って大門バス停まで歩いてこの日の山歩きを終了した。今日はここからバスに乗り、「やきもち家」という虫倉山の麓の宿に泊まって、翌日に虫倉山を目指す計画だ。 残念ながら明日の天気予報はあまり良くないが、今日見られなかった紅葉を楽しみにしている。 /福西 |
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