山行報告>急登でも登りやすい笹子雁ヶ腹摺山

2011/11/5

 
【日 程】平成23年11月5日
【山 名】笹子雁ヶ腹摺山
【標 高】1,357.7m
【天 候】曇り
【メンバー 】Y井、J久、Y田、Go夫妻、N田、N川、ふく
【地 図】※デジタル地図の該当部分を切り出したもの
【タイム】
 北尾根登山口11:00−−−12:35笹子雁ヶ腹摺山13:18−−−14:29笹子登山口
       


10月例会の翌週に11月例会という、泊まりを伴う例会の連続開催というのは過去にもちょっと記憶がないのだが、開催日については私の都合で決めているのでたまにはこういう事も起こる。

1日目に登る笹子雁ヶ腹摺山へは笹子峠からのコースで考えていたのだが、直前になって笹子峠への道が通れないとタクシー会社から連絡を受けた。ネットで調べてみると9月の台風よる土砂崩れの為に、笹子峠までの道は全面通行止めになっていた。仕方がないので一般的なルートではない北尾根コースにルートを変更したのだが、このコースは標高差600m近い急登が続く為、設定したコースタイム通り登れるかどうかがちょっと心配なところ。山を下りたらそのまま笹一酒造の新酒フェアに参加の予定なので、下山時間が遅れればその分試飲の時間が減るという具合の悪い事になるからだ。

中央線甲斐大和の駅から予約してあったタクシーに乗って北尾根の登山口を目指す。運転手さんには道の駅裏手の棚小屋林道を登山口に向かって行けるだけ行って欲しいと頼んである。林道に入ってしばらくは良かったが幅員が狭まった所から路面状態が悪くなり時々車の底を岩でこするようになったが、運転手さん頑張って棚小屋沢橋より先の林道二又まで入ってくれた。これより先は道に岩が堆積しているので車で入るのは絶対に無理という場所で、北尾根登山口はそこから100mと離れていない。運転手さんには大感謝だ。

その登山口には208号へ至ると書かれた東京電力の標識がある。我々がこれから登るのは保線用の道なのだが、登り始めは凄い急登である。ただ、このルートに設置してあるプラ階段が傾斜と歩幅が上手く合っていて、急登ではあっても非常に登りやすい。これは私だけの意見ではなくて全員がそういう感想を持ったから誰が登っても登りやすい道という事になる。加えて景色がよい。最盛期はやや過ぎた感じではあるが紅葉する木が多くて登っていても楽しい。おしゃべりに余念のないメンバーの足取りも快調である。

標高1,040mに山の神と書かれた古い石碑があった。こういうものがあるということは保線用として切り開かれた道というわけでも無さそうだ。更に登った標高1,110mには入口に案内のあった208号鉄塔があって、周りが伐採されているので南アルプス等の眺望が得られる休憩適地になっている。

そう言えば私が利用しているウォッちずには送電線の記載が無くなって地図読みに困るようになった(紙の二万五千図には記載がある)。無料で地図を使わせて貰って文句を言える立場ではないが、地図情報の省略は痛手だ。
鉄塔からも皆のペースは順調で鉄塔から約30分で米沢山への縦走路に着き、更に3分後には目的の笹子雁ヶ腹摺山山頂に到着した。富士山ばっちりで眺めも良く、到着時刻は計画より20分も早いという言う事無しの山頂だった。

8人も集まると昼食も賑やかで色々美味しい物も回ってきて楽しいのだが、酒は控えめにした。昼食後は南尾根を下る。この道もかなり急だがこちらでも時々綺麗な紅葉を見かける。1188Pはピークらしい感じはないので大抵は気付かずに通り過ぎてしまうと思う。登山口に出る少し前に右から合流してくる道が地形図にある登山道のようだ。一見して歩かれてる様子がないので廃道かも?

登山口に出ると甲州街道の急カーブを上り下りする車が頻繁に通っている。この場所から笹一酒造までは歩けば40分程の距離だが、抜け目なくここにも迎えのタクシーを予約しておいたので5分足らずで到着した。

笹一酒造は試飲料金が去年までの一人百円から五百円に値上げされたにもかかわらず賑わっていて、我々のような山姿の人も多い。元を取ろうと一生懸命飲む積もりだったが、一昨年の醜態を繰り返しては駄目というカミさんの牽制が入り、程々で終わってしまった。しかし思いがけず抽選に当たって賞品を頂いたり、同行のN川さんなどはワインを買った後のガラガラ抽選でまた同じワインが当たり、2本買ったワインが3本に増えたりで、イベントとしては大いに楽しめた。

メンバー一同、また次回も来ようと固い約束を交わしたので、来年の11月例会も笹一の新酒フェアに合わせての開催が決定した。私自身は4年連続でここに来ているのだが笹一がらみのこの山行、いったいいつまで続くんだろう。/福西

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