山行報告>久しぶりに雪の多い戸隠クロカン

2012/2/24、25

 
【日 程】平成24年2月24、25日
【山 名】戸隠高原
【標 高】
【天 候】1日目曇り、2日目曇り
【メンバー 】Y井、J久、I田、福福
【タイム】
 2/26宿8:25−−−8:39越後道入口(スキー装着)8:43−−−9:00牧場入口9:15−−−10:40随神門10:43−−−10:55昼食休憩11:56−−−12:22森林学習館12:22−−−12:44宿
       


2月例会は霧ヶ峰クロカンと決めて、宿やタクシーの手配を済ませ、後は行くだけという状態の時に、宿から雪が少ないとの連絡が入った。

何度か利用している宿なので、我々がクロカン目的であることを承知していて、わざわざ教えてくれたのだ。
雪の状況は気になっていたものの、現地の様子も見ずに断りは出来ないなぁと考えていたところだったので、ここはありがたくキャンセルさせて貰った。

連絡を受けたのが木曜日の夜で、この時点で新たな行き先を探すとなれば、やっぱり戸隠しかない、といつもの宿に連絡をいれたらあっさりOKになった。

で、土曜日の朝、またもや雨の予報が出ていたが、出掛ける時は丁度雨の止み間で幸い傘の世話にはならなかった。
列車に乗ってからは雨が降ったり、水っぽい雪だったりと場所によって降り様は違ったが、いずれにして湿っぽいお天気だった。ところが戸隠では曇り空ながらも乾燥した感じで、標高が上がるとこうも違うかという感じだ。積雪の量もここ数年は雪不足だったのが、今年は以前の戸隠に戻った感がある。

宿に着いたら足慣らしの行き先はいつもの鏡池で、毎年毎年同じパターンで行動しているのだが、それでも飽きないのは年によって雪の状態なり、林の様子が違うので常に新鮮に感じるからだと思う。

それに今年の雪質は乾燥して抵抗が少なく非常に良い感触だった。今月初めに北海道の極上の雪を経験したばかりだが、それに近い上質の雪だった。旭川の超乾燥雪に比べるとわずかに湿り気があり、かえってそのせいでスキーのグリップが良く利いて後ずさりしにくいのが良い。ガリガリの凍結雪でないのは、今年は低温状態の時が多く、コンスタントに雪が降り続いているからではないだろうか。

鏡池に着くと背後の西岳が雲に隠れていつもの眺めはなかったので、恒例の記念撮影だけして天命稲荷脇の東屋で取りあえずビールで乾杯。宿に戻ってまた乾杯、とこういうのも例年通り。

翌朝目覚めると雪になっていた。風はなくて静かな降り様だ。
朝食後、スキーを担いで道路を北に向かって1km程歩く。越水ヶ原の中をスキーで歩いても良いのだが、それだと時間がかかるので去年も時間短縮の為に道路を歩いている。

地図の1254地点からスキーで歩き出すのでここが実質のスタート地点と言える。我々より先に歩き出した人が居るらしく、新しいトレースが残っていた。

雪の量が多いのでちょっと地形を見誤りやすいが、道路に平行する様に進めば大丈夫だ。うっかりしてGPSをセットするのを忘れていたので、念仏池のとこからGPSのログを開始した。

戸隠牧場入口の所には冬季利用可能のトイレがあって、内部は暖房が入り便座もホカホカ。こういう施設があるのも戸隠の良いところだ。その隣の建物は基礎だけが残っていて、どうも火災に遭ったみたいだ。

川を渡ってキャンプ場の中に入っていくと、バンガローの屋根には1mもの雪が積もっていて、ここ数年見たこともない眺めだった。そのバンガローの脇から「ささやきの小径」と名付けられた遊歩道に入る。この遊歩道を外さない様にしないと沢で進路をふさがれてしまうことになるので、薄いトレースと標識を頼りに進む。

丸山の裾を巻いて行くと、進路が南向きから西向きに大きく方向が変わる。この屈曲点から先で良くルートを間違うのだが、今回も登りすぎてしまい、途中で方向を修正した。1258pからは植林の中に入ってしまうので面白味の無いところだが、今回はここでサルの一団に出会った。小猿もいて行動を見ているだけで楽しい。植林を抜けると落葉樹の明るい林で、戸隠で最も気持の良い場所である。この林の先に奥社参拝の人達が通る随神門がある。

我々は随神門より更に南へ進んで鏡池方向に向かい、途中でツエルト昼食をとってから前日の道を再び通って宿に戻り予定の行動を終了した。

今回は曇り空と降雪で戸隠の山の眺めは無かったが、雪質の良いのに感心した。また久しぶりに豪雪の戸隠を体験できたのも良かった。直ぐに予約がとれるのも定宿のあるおかげだし、何と言ってもコースの雰囲気の良さはピカイチだ。
戸隠には通い続けても飽きることのない魅力がある。/福西

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GPSで記録した登山ルートの地図画像が見られます。
オンライン地図(山旅倶楽部)の2万5千全国地図とカシミールを使用していますが、画像を縮小している為、縮尺は正確ではありません
地図上で登山ルートを赤色の実線で表示しています。歩いたコースが往復で異なる場合や行動が複数日に
渡る場合は、色を変えている場合があります(例:登りを赤色、下りを紫色。一日目を赤色、二日目を紫色)