山行報告>花見のついでに音羽山

2012/4/10

 
【日 程】平成24年4月10日
【山 名】音羽山
【標 高】593.2m
【天 候】曇り
【メンバー 】福福
【タイム】
 大津駅8:11−−−8:35長等公園展望台8:45−−−9:17一号線横断9:17−−−9:51NTT中継塔横10:02−−−10:21音羽山10:46−−−10:57音羽谷下降点10:57−−−11:21鳴滝不動11:24−−−12:15膳所駅
       


龍安寺のしだれ桜が見たいというカミさんの要望に応えて、早朝の列車で京都に向かった。青春18切符が使える最終日なので、我々のような通勤客ではない乗客の姿も多い。

車窓から見る桜の状況は、名古屋から北に向かう程遅れ気味になり、関ヶ原の先から湖南地域にかけては蕾かちらほらという具合だった。それが近江八幡辺りからは開花が進み、大津辺りではほぼ見頃という状態になる。短い区間でも咲き様に大きく差が出るのが桜の面白いところだ。その大津で一旦下車する。目的は音羽山という東海自然歩道上にある低山に登る為で、花見だけでは物足りないと、今回の京都行きに合わせて計画した山だ。

大津市の西側の高台に市街地や琵琶湖を見下ろす長等公園というのがあってそこからスタートする。常緑の多い林の道を東海自然歩道の標識に従って行くと、それまで登った分だけまた下って多くの車が行き交う国道1号線に出る。1号線を歩道橋で渡り終えると急な階段がありその先はずっと登りだ。東海自然歩道では良く見かける丸太を組んだ階段がずっと続いて嫌になってしまう。

NTTの中継塔までは滋賀県内だが、そこから先は京都府と滋賀県の県境尾根を行くことになる。この時期なら見かけられるはずの山野草がアセビ以外は見当たらないのは春が遅れているからだろうか。

音羽山山頂には高圧線鉄塔があるので周りが切り開かれていて眺望は良い。今日は琵琶湖も霞んでいて明瞭ではないが、このルートで景色を眺められるのはこの場所だけなので、ここではゆっくりしたいところだ。ただし、頭の上に高圧線があるというのはちょっと落ち着かない。夏場は手前の林の中にベンチがあるので、その日影で休憩することになるのだろう。

音羽山から先はそのまま東海自然歩道を進んで石山寺駅に出るのが一般的なコースのようであるが、我々は音羽谷経由のショートカットルートを選んだ。この谷は狭い上に道が悪くて快適なコースとは言えないが、下山後に龍安寺に向かう計画なので、より短時間で下りる為にはやむを得ない。

この谷の中程に鳴滝不動という行場がある。懸樋で引かれた水の落ち口が二つあって、多分そこで打たれるのだと思うが、元旦の午前1時に勤行があると説明があった。鳴滝不動から先は道路歩きで、名神高速道路を潜り国道一号線に出たら左折して膳所駅まで歩き、そこで今回の山歩きは終了だ。

山行報告ではないが、その後の花見のことも少し書いておく。
膳所駅から三駅目が京都駅で、そこから立命館大学前行きのバスに乗り、終点からバス停一つ分歩けば龍安寺に着く。京都の町は混雑していて終点まで1時間近くかかってしまったが、見かける桜はほぼ満開で名古屋と同じような感じだった。

途中、平野神社の前を通ると名所だけあって遠目で見ても見事なもので大勢の見物客が出ていた。たまたまこの日は平野神社の桜花祭の日で、巡行中の時代祭のようなパレードをバスの車窓越しに楽しむことが出来たので、バスの遅れもまんざらではなかった。

肝心の龍安寺についてはあいかわらずの混雑ぶりだったが、お目当ての石庭背後のしだれ桜はまだ数輪の花をつけている程度で、ポスターで見た豪華絢爛な咲き具合には遠かった。

他に境内の池の周辺のソメイヨシノはほぼ満開だったが、しだれ桜の見頃はもう少し先になるようだ。そんなことで石庭の桜は今ひとつだったが、龍安寺を含め京都市内の桜は楽しめた。花見酒をする時間のないのが残念なところだが、それは名古屋に帰ってからのお楽しみだ。/福西

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