【日 程】平成24年7月28日〜30日
【山 名】月山 【標 高】1,979.5m 【天 候】1日目曇り、2日目曇り、3日目雨後晴れ 【メンバー 】J久、Y井、福福 【タイム】 7/29 湯殿山神社11:04−−−11:50施薬避難小屋12:30−−−13:13金姥13:13−−−13:25姥ヶ岳13:41−−−13:52金姥13:54−−−15:05月山頂上小屋(泊) 7/30 月山頂上小屋6:58−−−7:05月山三角点7:14−−−8:13仏生池小屋8:20−−−9:30八合目バス停 |
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出羽三山とは、羽黒山、月山、湯殿山の総称でこの内登山対象になるのは月山だけであるが、お参りも兼ねて三山詣での計画を立てた。
三山を詣でる順序もおそらく決まりがあると思うが、それは無視して1日目に羽黒山、2日目に湯殿山から月山へという2泊3日の行程である。 一日目 鶴岡に到着した日にまず羽黒山へ出掛けた。車を文化記念館隣の駐車場に置き、石造りの鳥居を潜ってスタート。随神門、祓川神橋、爺杉、五重塔、とここまでは以前に杜康さんに案内されて来た事がある。五重塔の先に石段が続いているので、これを登れば直ぐに本殿に着くものと思っていた。 ところが後から分かった事なのだが、本殿までは随神門から数えて2,446段の階段を登らなければ到着しないのだ。 登っても登っても階段が続き、途中の二の坂茶屋でまだ半分。この日は異様に蒸し暑い日で、階段登りで全員汗みどろ状態に。三山の内登山対象になるのは月山のみと先に書いたが、この羽黒山だって立派な登山ではないかと思い直した。 やっとの思いで到着した本殿(三神合祭殿)には中央に月山神社、右に出羽神社、左に湯殿山神社が祀られているので、ここでお参りすれば三山参りも一度で済むようだ。境内は広く駐車場やバス停もあるので参拝客で賑わっていた。ここで食べたかき氷の冷たさが汗ばんだ身体に心地よく、生き返る思いだった。 帰りも同じ道を下り、この夜は杜康さん行きつけの店で水分の補給に努めた。 二日目 翌朝、鶴岡からバスで1時間20分程かけて湯殿山バス停に到着し、更にシャトルバスに乗り換えて湯殿山神社へ。ここから月山に向かって歩き始める。 少し石の階段を登ってから右手に下って沢を渡る所に祈祷所と湯殿山神社本宮がある。湯殿山神社は社殿を持たず、ご神体だけが祀られている神社である。拝観したかったのだが靴を脱がなければならないと知って諦めた。 沢沿いの山腹の道から狭い登り道に入る。長い梯子や鎖場の続くここが月光坂と言われているところで、月山への参拝ルートの難所とされている。早くも降りてくる団体がいて行き違いにちょっと時間がかかった。 坂を登り切った所が装束場でここには施薬避難小屋がある。小屋内に流しがあって蛇口から水が豊富に流れ出ていた。裏手にトイレもある。湯殿山に登路があればここから尾根伝いに行く事になるのだろうが、そのようなルートはないので湯殿山のピーク自体へは行く事が出来ない。 避難小屋から先は傾斜も緩んで楽になった。金姥の分岐で右手に折れ姥ヶ岳に寄り道する。姥ヶ岳周辺ではニッコウキスゲがまとまって咲いていた。金姥に戻り先に進むと牛首の手前で雪渓の上を歩くようになる。右下の斜面にはまだ残雪がべったりでさすが月山という風景だ。姥沢からの登山者は牛首に出る夏道ではなく、この雪渓を使って登り下りしているようだ。 すっかり曇り空になって見通しが悪くなったが、鍛冶小屋跡を過ぎれば頂上小屋は近い。頂上小屋の直前には肘折温泉への分岐標識がある。途中の橋が落ちていると聞いて諦めたルートだが、いつかは歩いてみたいものだ。15時5分、山頂小屋に到着。この日の行動を終えた。 三日目 夜半から降り始めた雨は明け方近くまで降り続き、時折激しい音を立てていたが6時頃には上がって天気は好転してきた。出発する頃には青空が広がって実に爽快だ。月山神社は参拝料が必要なのでいつもどおりパスして直接三角点へ。雲の上に鳥海山も頭を出していて良い眺めだ。頂上からの下りも何となくのんびりムードで歩くのでペースが上がらない。 その上、八合目からの登山者と言っても大抵は白装束の信者さんの団体が次から次に上がってくるので、道を譲って待つ時間もあり、途中の仏生池小屋で予定より30分遅れ。その後も回復せずバスの出発時刻ぎりぎりに何とか到着したものの、J久さんが遅れた為それを待つY井さんの二人を残して私とカミさんだけがバスに飛び乗った。 この日の内に秋田まで行く予定の我々に時間の余裕がなかったからだが、二人には申し訳ない事をしてしまった。早めに宿を出るとか、もう少しゆとりのある計画ににしておくべきだったと反省した。/福西 トップページへ戻る
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