【日 程】平成24年7月1日
【山 名】御在所岳 【標 高】1,209.3m 【天 候】雨 【メンバー 】ふく 【タイム】 湯の山温泉バス停7:56−−−8:26中道登山口8:27−−−9:34七合目9:47−−−10:19ロープウェイ山頂駅10:21−−−10:26アゼリア前昼食10:50−−−11:08山頂11:12−−−11:19表道入口11:19−−−12:37湯の山温泉バス停 |
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1週間前に新品の登山靴で糸瀬山に登った時、両足の小指外側の擦れと親指の先が靴に当たる症状があり、名古屋に戻ってから当たらないよう靴を補正して貰った。今回その補正効果の検証を目的に御在所岳に登ることにしたものだ。
御在所岳には比較的最近にカミさんと同じ中道コースで登ったと記憶していたのだが、記録を調べてみると最近ではなくて7年も前のことだった。良く覚えている山行のことは、最近の事だと私の脳は整理しているらしい。こんな風に時間認知がずれてくるのもボケの始まりなのだろうが、ボケの話しは本題とは関係ない。 当日は予報通り朝から雨で、湯の山温泉駅で列車を降りた登山客は私一人。駅から乗り換えたバスの乗客も私一人なのは予想通り。雨の日に好んで登る物好きはそうはいない。ただ、靴の試し履きが目的なら雨は別に問題ではない。むしろ条件の悪い日の方が、何のテストでも同じだがむしろ好ましい。とは言っても雨の日に一人で登っても楽しくないというのは事実だが。 カッパを着けて歩き出すと、雨粒が頭に当たる。フード越しだから濡れるわけでもないが、結構賑やかな音がするので実際以上に強い降りに感じる。 旅館街を抜けて登山口まではしばらく道路を歩くが、坂道なので次第に身体が汗ばんでくる。やがて人家がまばらになると左手に元近鉄山の家の建物が現れるので、そこで道路を離れて石段を登るのが登山ルートだ。きちんとした標識もあるので間違えることはない。 建物の前を通って登っていくと中道と表道の分岐に出る。左手の橋を渡って行くのが表道で、中道は直進して鈴鹿スカイラインの下を潜った先に登山ポストがある。 丁度、私が登山口に着いた時に上から濡れ鼠の男性が下りてきた。カッパではなくウインドブレーカーを羽織っただけのスタイルで、こんなに早く下りてくるのはトレーニング目的で登ったのだろうか。 登り始めからしばらくは林の中の登りが続く。三合目で裏道への連絡路を分け、さらに登ると丁度御在所ロープウェイのゴンドラが頭の上を通過してところに出る。見上げるとゴンドラ内部には人影はなく、ただ空気を運んでいるだけのようだ。 この辺りから足が上がらなくなってきて、こんな調子で北海道の山になんか登れるのだろうかと、弱気の虫が起きる。休憩場所を探しながら歩く内に五合目に着いたので、ここで一休みと思った時に上から声が聞こえた。現れたのは若い女性の2人連れで、「岩が滑りますから気をつけて」と声をかけられた。「ハイ」と返事をしたら、急に身体がシャキっとしたような気分になり、休憩は止めて更に登り続けることに。現金なものだ。 結局、七合目でザックをおろし、お握りとチョコレートで栄養補給をしている間に、2名の単独男性に抜かれた。一人はカッパ無しのトレランスタイルで小走り気味に登っていったが、御在所は雨の日でも結構人に会うものだなぁとちょっと嬉しくなる。 尾根を登り詰めると、ロープウェイ山頂駅のある山上公園で、ここにも登山者が休んでいた。山頂方面への途中にあるアゼリアレストランの前にテーブルが並べてあって、ビニールトタンの屋根もあるので、ここで早めの昼食をとる事にする。コンロを出して支度し始めた時、山頂から戻ってきた高校生の一団が到着した。デポしてあったザックを担いでまた出発して行ったが、荷物の大きさからして前日には何処かでテント泊したのだろう。数えたら7人の部員がいたが、最近では多い数ではないだろうか。 私の方はカップラーメンの昼食を終えてから、間違えてスキーゲレンデの方に進んでしまったが、引き返して三角点のある山頂に向かった。丁度この頃から一段と雨が強まった為、当初の山頂から武平峠経由で鎌ヶ岳に向かう計画は変更して、表道から下山することに決定。三角点から引き返し、表道を下り始めると靴の調子が気になる。ずんずん下りるようにすると、やはり親指の先が靴に当たる。それと濡れた岩が良く滑る。一度は尻餅ではなく一回転して落ちてしまったが、幸い擦り傷だけで済んだ。滑るのは気をつけるしかないが、つま先が当たるのはやっぱり困る。 このまま靴を調整に持っていこうかと考えながら湯の山温泉のバス停まで下りてきたら、バスの出発7分前という良いタイミングだった。その後の列車の乗り継ぎも良く、結局、14時過ぎには名古屋の靴店に到着していた。そこで再々度の手直しをして貰ったので、また改めて試し履きの必要があるわけだが、北海道の前までに行く機会があるかどうか。 まぁそれは成り行き次第という事で、それより今日の関心はもう一度四日市に引き返して、伊勢に遊びに行ったまあさんとカミさんと落ち合い、ミニオフ会を開くこと。久しぶりに美味しい酒と肴が楽しめそうと期待が高まる。 実はこの飲み会で飲み過ぎてふらふらの状態になり、名古屋まで帰れずに四日市に宿泊するという情け無いオチになってしまったのだが、それはそれとしてミニオフ会自体は楽しかった。その時の様子も書き残しておきたいのだが、それも本題とは関係のない話しなので、山行報告としてはこの辺で切り上げておく。/福西 |
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