【日 程】平成24年9月29日
【山 名】釈迦岳 【標 高】1,060.3m 【天 候】曇り 【メンバー 】H石、T田、Y井、J久、福福 【タイム】 イン谷口駐車場9:43−−−10:00神爾谷分岐10:01−−−10:42直登コース分岐11:01−−−11:29釈迦岳12:30−−−13:03比良ロッジ跡(比良明神往復)13:22−−−13:29北比良峠13:30−−−14:49猿橋14:55−−−15:13イン谷口15:14−−−15:53比良駅 |
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9月例会は比良の釈迦ヶ岳にした。比良山系の中では比較的地味な山であるが、名古屋から日帰りする場合はあまり行程の長い山や駅から遠い山は不向きで、その意味では適当だ。
最寄り駅は湖西線の比良駅である。事前に駅から登山口までタクシーを予約しようとタクシー会社に電話したら、2台の配車は出来ないのでピストンで良いかと言われてしまった。短い距離だがピストンではそれなりに時間がかかる。断って別のタクシー会社にもう1台を頼んだ。小さな駅ではタクシー事情は厳しいようだ。 当日、比良駅で列車を降りたのは7人だったが、Y田さんが体調不良で登らずに帰る事になり、タクシーには3人ずつ分乗してイン谷口の先にある駐車場へ向かった。 ものの10分程の乗車でタクシーを降り支度をして歩き出す。沢沿いの道から尾根に乗り緩やかな道を進むと神爾谷分岐に着く。右手の釈迦ヶ岳への表示に従うと後はひたすら登りだ。一つ感心したのはコース中の各所にある赤ペンキで丸く書かれたルート表示。赤ペンキマークはどこの登山道でも見られるものだが、ここの赤丸はほとんど真円に近い実に綺麗な丸なのだ。こういうマークはちょっと他ではお目にかかれない。これを描いた人はよほど几帳面というか丁寧な仕事をする人なのだと思った。 コースは樹林の中の登りなので展望はないが標高650m付近の林の切れたところから琵琶湖を望む事が出来た。ただし、曇り空のせいで湖も空の色と同じ鉛色にしか見えなかったが。 やがて直接釈迦ヶ岳山頂に向かうコースと釈迦岳から西寄の主稜線に出るコースの分岐に着いて直登コースの方を選ぶ。直登コースらしい急登を登ると、途中に大津ワンゲル道への分岐があった。当初、この道を行く事を検討したのだが、道が悪いという書き込みを見て敬遠した。標識にも大津ワンゲル道は難路注意と表示されていたので止めて良かったと思う。 その分岐標識から5,6分で釈迦岳山頂に着いた。釈迦岳は平坦な山頂で休憩するには良いのだが、林で囲まれている為展望はまるでない。山頂で休憩中に大津北警察署山岳警備隊の隊員が上がってきて、同署管内の山岳遭難事故マップを我々に配ってくれた。これを見ると山の事故というのはかなり多く発生している事が分かる。先々週の室生での私の事故もこういうマップに載せて貰った方が良いだろうか。 釈迦岳から北平峠に向かった。稜線の道はなだらかで歩きやすいが展望はない。調子よく歩いてきて比良ロッジ跡地まで来て休んでいると、さっきすれ違った外国人グループが戻ってきて比良明神は何処かと聞く。比良明神?そんなところは通った覚えはないがと、エアリアマップを見てみるとここから300m程釈迦岳寄りに戻ったところに記載があった。 縦走路沿いではなさそうなので我々も気が付かなかったようだ。彼等に伝えると喜んで引き返して行ったのだが、外国人がそんなに興味を持つような場所なら我々も行こうかと言う事になり来た道を少し戻ってみる。確かに脇道があり社は無かったが石仏が七体並んでいた。外国人はこれに興味を持ったのか、それとも場所の位置を知りたかっただけなのかは不明だ。 比良ロッジ跡に戻り更に進むとロープウェイの山上駅跡に着く。ここが北平峠でロープウェイ関連施設は全て撤去されて今は広場になっている。 北平峠からはダケ道を下りたが、この道は岩がごろごろしていてあまり歩きやすい道ではなかった。大山口まで下りると普通の道になりぐっと歩きやすくなる。その先イン谷口まで下りれば比良駅までは40分程の歩きで着く。ゆっくり歩いてほぼ予想通りの時間で比良駅に到着し、予定していたよりも速い列車に乗る事が出来た。 今回も雨にも合わず、楽しい稜線歩きが出来たのは何よりだった。比良の山についてはまだ色々計画が立てられそうに思える。普通列車を使った日帰りでどこまで行かれるか、次回も楽しい計画を立ててみたい。/福西 トップページへ戻る
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