山行報告>富士山は見たがピークに登り損ねた岩殿山

2012/11/10

 
【日 程】平成24年11月10日
【山 名】岩殿山
【標 高】634m
【天 候】晴れ
【メンバー 】Y井、J久、T田(一部)、福福
【タイム】
 大月駅11:07−−−11:49岩殿山12:04−−−13:15稚子落し13:24−−−14:15大月駅
       


中央線大月駅の前にひときわ目を引く岩山がある。標高は634mと丁度東京スカイツリーの高さと同じと言うのも面白いが、まるで磨いたような一枚岩の岩壁が大迫力で見応えがある。中腹に岩殿城趾の大看板があるので、こんな岩山にどんな城があったのか、その点にも興味をそそられた。

岩殿山へは大月駅から歩いて行かれる。駅を出たら左に進み、次のY字路を左手に取ると踏切があるので、それを渡って進めば国道139号線に突き当たる。そのまま国道を左へ300m程歩くと岩殿山入口の階段があるのでそれを登れば良い。好天なので少し登っただけで暑くなり、階段を折り返した門の所で薄着になったが、ここから白く雪を被った富士山が綺麗に見えた。

快晴のお天気の下、順光なのであまり立体感はないが十分に美しい。更に階段を登り岩殿山丸山公園の中に入っていくと戦国時代の館のような建物「岩殿山ふれあいの館」がある。資料館とプラネタリウムの施設らしいが、時間がないので見学は見送った。後は岩壁を見上げながらひたすら狭い階段、と言ってもコンクリート造の立派な遊歩道、を登るが人出が多くて渋滞気味だ。

このコースの見所は揚城戸跡で巨大な自然石が城門の役を果たしている場所だ。自然の作った隘路を見るとここを通って攻め上がるのは難しそうに思える。
この後に番所跡、馬屋の標識を見て、右手の展望・東屋に向かうとそこは第一級の富士山展望地だった。ここに山梨百名山「岩殿山」の標識、解説板、乃木将軍の詩碑等がある休憩にはもってこいの広場で、そこから大月市街越しに富士山の美しい姿が見られる。

実はここで大きなミスをしてしまった。岩殿山三角点はこの場所から東に200m程離れた場所にあるのに、この広場を我々は山頂と勘違いしてしまったのだ。この先に本丸〜三の丸跡、峰火台等があることを全く意識してなかった。

後から気付いて言うのも何だが、この山は富士山の展望台なので、それがが見られれば特に三角点は意識しなくても良いと言うことで納得しておこう。
小休止の後、少し戻ってから稚子落しへのミニ縦走に入る。稚子落しは去年にセーメーバンから縦走して通っているが、スケール感のある岩壁が強く印象に残っている。

その稚子落しへの縦走路の途中にも比較的長い鎖場が2カ所あって、先行パーティの通過にしばらく待たされた。一箇所の方のトラバースに付けられた手摺りの鉄棒は、へたに体重をかけたら折れそうな気もするが、あれはあくまでバランスを保持する為の手摺りであって、ぶら下がっても安全というものではないのだろう。

岩殿山から1時間10分程かかって稚子落しに到着すると、眺めを楽しんでいる登山者の中にT田さんの顔があった。我々より一足先に同じコースで登ってきて、ここで待っていてくれたのだ。稚子落しは相変わらず凄い眺めだが、二度目となるとやはり感動は薄く、記念撮影を済ませてさっさと下りにかかる。

この先の様子は分かっているので下りに問題は無かったが、道路歩きになってから予定より一列車早い電車に乗れるかもしれないという話しになり、急に歩くスピードが速くなった。大月から二駅先の笹子まで行って、毎年恒例にしている笹一酒造の新酒フェアに少しでも早く到着して飲もうという魂胆なのだ。

その努力?の甲斐あって一本早い列車に間に合い、おかげで笹一で約1時間半は居られることになった。笹一の会場では先着していたGo夫妻とも無事合流でき、それではと待望の新酒をぐいぐいと飲んだら、やっぱり飲み過ぎ状態に。

笹一の会場から引き揚げて宿に着いた頃にはまともに歩けず、宿の階段を滑り落ち尾てい骨を強打。風呂にはGoさんの介護付きで何とか入り、食堂の椅子に座ったら箸を付ける前にそのまま寝込んでしまうと言うだらしなさ。結局、夕食抜きで布団にバタンキューとなった。考えて見ると笹一がらみの3回の例会山行の内、こんな状態になるのは2回目。3回の内2回だと打率6割7分でイチローを超えている。ってそんな事を言ってる場合じゃないか。やっぱり。/福西

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