【日 程】平成24年11月11日
【山 名】牛奥ノ雁ヶ腹摺山 【標 高】1,995m 【天 候】曇り 【メンバー 】T田、Y井、J久、Go夫妻、福福 【タイム】 大峠7:14−−−8:24黒岳8:29−−−8:57川胡桃沢の頭9:01−−−9:37牛奥ノ雁ヶ腹摺山10:08−−−10:41川胡桃沢ノ頭10:45−−−11:13黒岳分岐11:41−−−12:27大峠 |
|
山梨県には山名に雁ヶ腹摺山と付く山が3山あって、今回はその内の牛奥ノ雁ヶ腹摺山に登ってきた。早朝、初狩駅からT田さんの車とタクシーに分乗して登山口の大峠までは30分程かかった。ちなみにタクシー代は7,190円だった。
中腹までは唐松などの紅葉が綺麗だったが、大峠(標高1,560m)付近では落葉樹はほとんど葉を落としている。大峠の駐車場にはこの時間に駐車している車が3台あって、大方は我々の向かう牛奥ノ雁ヶ腹摺山方面ではなく、本家?雁ヶ腹摺山への登山者のものと思われる。雁ヶ腹摺山へ最短時間で到着するコースが大峠からのメインルートになっているからだ。 この日は曇り空のせいもあってかなり気温が低く感じられるが、元々雨の予報が出ているのでまだ降り出してこないのはありがたい。 東屋の前でマユミの木が赤い実を付けているのを見上げながら出発する。 登り道は意外と登りやすかった。急登と聞いていたので一本調子の登り道を想像していたのだが、急な部分と緩やかな部分が交互に現れるので、それほど息が上がる事もなく登ることができる。「赤岩の丸」を過ぎると落葉広葉樹に代わってコメツガ等の針葉樹が増えて来たり、林床に苔むした倒木などがあって、2000m級の山らしい様相になってくる。 主稜線に到達すると、黒岳まで2分と標識に書いてあるので反対方向の黒岳に寄り道してみたが、林に囲まれた黒岳山頂は眺めもなくじっとしている冷えて来て長居はできなかった。 牛奥ノ雁ヶ腹摺山への稜線の道はあまりアップダウンもない楽なコース。ただし、西風が冷たく霜柱も溶けていないのでかなりの低温だ。それと風倒木が多く跨いだり、潜ったりが結構あるので、コース上の倒木処理はほとんどなされていないようだ。落葉樹と笹の混じった気持の良い道になると、間もなく川胡桃沢ノ頭に着く。ここは富士山のビューポイントで、曇り空ながらも真正面に富士を見ることができた。 ここまで来ると目的の牛奥ノ雁ヶ腹摺山は間近だが、辿り着く前にはまず100m下ってから150m登り返さなければならない。 下りきった所が林が切れ草原状になった「賽の河原」で通り抜ける風が冷たい。ここから登り返しに入ると大菩薩方面からのパーティに続けざまに出会うようになり、中には犬連れの登山者もいた。彼等はどこまで縦走して、その先の交通機関はどうしているのかちょっと気になる。 そこを登りきると小広い牛奥ノ雁ヶ腹摺山山頂だ。ここからの富士山の眺めも抜群で、霜で地面が少しぬかるんでいるのが気になるものの休憩には最適の場所だ。早速担いで来た赤ワインで乾杯する。この時に役に立ったのが笹一で試飲用に貰った足つきのグラスで、透明のプラスチック製ながらこれに赤ワインを注ぐと良く映える。ワインの味も一段と引き立ったようで一同大いに満足した。 この後、大菩薩へ向けて縦走を続けるGoさん夫妻とはここで別れ、我々名古屋組は来た道を引き返した。ワインのせいか川胡桃沢ノ頭への登り返しが少々こたえたが、そこさえ登りきれば後は大したアップダウンはない。風の来ない休憩場所を求めて歩いたが、結局黒岳分岐で昼食休憩をとった。こう寒いとやはり暖かい食べ物が欲しい。コンロでお湯を沸かしてラーメンを造り、食べ終わってから片付けをし、全て終了して出発したのが30分後で、コンロを使うとなるとやはり30分の休憩時間は必要になる。 後は一気に大峠に下り、何とか雨の降り出す前に山行を終了できた。 大峠からはT田さんの車で初狩駅まで送って貰って、その後はいつものように列車を乗り継いで帰った。今回は笹一の抽選で当たった小瓶の酒をちびちびやりながらだったのがいつもと違う点だが、山行の余韻を楽しみながらの旅は楽しい。アルコールが回って段々気分が良くなってくると、昨日の飲み過ぎの反省は遙か彼方に飛んで行ってしまうのだが、都合の悪い事はさっさと忘れてしまうと言うのも酒の効用だろう。/福西 トップページへ戻る
ポイント写真及び山の位置はこちら→
|
|
前の山行報告へ |
![]() |
GPSで記録した登山ルートの地図画像が見られます。 |