【日 程】平成25年2月23、24日 【山 名】乗鞍高原 【標 高】1,300m〜1,600m 【天 候】1日目晴れ、2日目雪 【メンバー 】Y井、T田、多D、福福 【タイム】 1日目 観光センター前13:59−−−14:11善五郎の滝遊歩道入口14:14−−−14:48善五郎の滝展望台14:53−−−15:17牛溜めの池入口15:17−−−15:25牛溜めの池15:26−−−16:29一の瀬入口16:30−−−16:40いがやスキー場分岐16:41−−−17:34宿 2日目 二又(除雪終了点)8:13−−−8:39一の瀬入口8:40−−−8:59アザミ池9:02−−−9:19一の瀬キャンプ場9:29−−−10:00一の瀬入口10:05−−−10:09サイクリングロード入口10:09−−−11:50宿 |
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クロカンスキーに乗鞍高原を訪れるのは久しぶりである。前回が2004年の2月だから9年ぶりということになる。いつも泊っていた宿も代替わりして我々の事も覚えられてはなかった。
1日目 観光センター前でバスを降りる。青空の広がる上天気にバスの運転手さんからエールを受けて出発する。除雪された道を少し進むと道は二手に分かれる。左は一の瀬への道で、今日の我々は右手の道へ進む。分岐から150m程歩くと右側に雪に埋もれた標識が見つかった。善五郎の滝への遊歩道入口である。 今日のコースは善五郎の滝〜牛溜の池〜一の瀬という、これまで通ったことのないルートを計画してみた。遊歩道にスノーシューのトレースは残っているものの、クロカンスキーで登るにはきつい斜度で、キックターン、階段登高を多用してじりじりと標高を上げていく。おかげで随分時間がかかってしまったが、何とか善五郎の滝展望台で、休暇村から逆に下りてきたY井、T田組に合流する事が出来た。 ここから見ると滝は巨大なつらら状で完全に凍りついているように見える。下りてきた二人の話しではスノーシューの団体ツアーで滝への階段は大渋滞だったとか。 先を急ぐので滝はここから見るだけにして、次の牛溜の池に向かうことにした。宿に戻るT田さんと別れ、4人で休暇村手前からトレースを追うと直ぐに牛溜の池に到着する。池は夏とは違ってただの雪の広場になっていて、残念ながらここからの乗鞍岳は雲に隠れて見られなかった。 池から先の遊歩道もスキーには随分急で、下りやすそうなところを遊歩道を外れて下りてきたので、また戻そうと南向きに進路を変え、次に途中に現れたスノーシューのトレースに乗って一の瀬入口を目指す事にした。地図を見る限りは雪があればどこでも行かれそうではあるが、クロカンスキーの場合は木の密生度と斜度が進行方向を決めるので、なかなか一直線に目標に向かうことはできない。 途中板を外したところもあったが何とか一の瀬入口に下りて、日が傾く中を次のいがやスキー場に向かった。いつものようにスキー場の斜面は滑らずに、北側にあるサイクリングロードを歩いたが、ここも初めて通った場所で新鮮な感じがした。 2日目 朝起きると10cm程の積雪があり、この日は一日中雪模様のようだ。 宿の車で観光センター先の二又まで送ってもらい、ここからスキーをつけて歩きだすと、時折強い風が吹いてフードの中に雪が舞い込んでくる。低温で手の指先がしびれてくるが、体を動かしているうちに感覚が戻って来た。 一の瀬ではアザミ池に寄ってからキャンプ場まで進み、ここから引き返し一の瀬入口に戻るまで誰にも出会わなかった。スノーシューの一団は今日はどこを歩いているのだろう。 一の瀬入口から白樺橋方面に200m程進んだ所にサイクリングロード入口がある。この道もこれまで通ったことのない道で、今日はこのサイクリングロードから昨日通ったサイクリングロードを繋いで宿に帰る事にした。さすがにサイクリングロードというのは平坦でスイスイとスキーが進む。 昨日、散々苦労したメンバーもニコニコ顔で、やはりクロカンスキーはなだらかな傾斜の場所こそ有用だ。とはいうもののどんな所でもスキーで強引に行ってしまうのが我々のスタイルで、それも遊びとしての面白さと思っている。こういうサイクリングロードの様な整備された道は快適だが、反面単調で飽きてしまう。上手くコースを組み合わせることによって長続きする趣味にしたいと思っている。 道が大きく左にカーブすると、クロカンスキーヤーの練習風景が目に入ってきた。競技スキーの練習場になっているところで、我々の様なツアースキーヤーはお呼びでない。練習の邪魔になってはいけないのでそちらには入らず道路に出てから昨日通った北側のサイクリングロードに向かう。 こちらのサイクリングロードは狭い尾根上にコースが作られていて、右下にいがやスキー場が良く見える。1,359pから道は山腹をジグザグに下って最後は国道に出てサイクリングロードは終了する。この日は時間がなかったので千石平の停留所の中で慌ただしく昼食をとってから宿に帰った。 乗鞍高原は行きつくした感もあったのだが、久しぶりに出かけてみるとそれなりに新鮮に感じた。探せばまだまだ新しいコースがいくらでも発見できそうである。次回訪ねるのが楽しみになった。/福西 トップページへ戻る
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