【日 程】平成２５年３月２、３日
【山 名】黒姫高原
【標 高】７００ｍ〜１，０００ｍ
【天 候】１日目雪、２日目雪
【ﾒﾝﾊﾞｰ 】Ｙ井、Ｔ田、Ｊ久、Ｙ田、Ｉ田、福福、（Ｇｏ夫妻）
【タイム】
１日目 記録なし
２日目
スキー場9:07−−−9:30御鹿池9:36−−−10:09御鹿山10:17−−−10:58９６７ｐ付近11:52−−−12:28御鹿池12:29−−−12:59宿
一週間前には９年ぶりの乗鞍高原。今週は初めて訪れる黒姫高原とクロスカントリースキーの例会が２週続いた。クロカンも長く続けていると行く場所が固定化してしまい、感動する気持ちも小さくなってしまうような気がするので、新しい場所を訪れるというのは趣味を長続きさせるには必要なことである。
１日目
小雪模様のＪＲ信越線黒姫駅で列車を降りると、宿の主人が出迎えてくれ、その車で１０分程山手に向かい宿に到着した。リゾート地らしく宿泊施設が道沿いに多いが、空家や売り家表示の建物も結構目につく。
準備を済ませ早速足慣らしに出かける。目の前の林に先着したＴ田、Ｙ井さんが付けたスノーシューのトレースがあるので、それを追っていくと住宅が並んだ場所に出た。彼等はそこからスキー場へ向かったそうだが、スキーには急過ぎる所まで来てしまったので、そのコースは止めて来た道を引き返し、沢を渡って対岸に出ると除雪された林道に出た。
毎日圧雪していると宿の主人が言っていた道で、その道をしばらく進んでみたが、やっぱり林の中へ入ってみるかと、ここも少し戻って地図で遊歩道の通っている場所からトレースのない所に踏み込んでみる。積雪で道形はさっぱり分からないのだが、概ね遊歩道はこの辺りであろうというところを進んでいくと徐々に雪が深くなってきて、同時に雪の降り方も強まってきた。
時間的に周遊するのは難しそうなので、じゃぁ引き返すかと滑り出した途端に転倒しそうになり、左足を踏ん張ったらクロカンシューズのつま先がパックリ割れてしまった。その場はＹ井さんに細紐を借りて靴先部分を縛るだけの応急手当で何とか持たせ、除雪された林道に出てからは靴に負荷がそれほどかからないので、被害が広がることなく宿に戻ってこられた。しかし、見れば無残な靴の姿。さぁて明日はどうしたものか。
２日目
乾燥室で靴を一晩乾燥させて、翌朝、Ｔ田さんのガムテープで補修を試みた。３０年来ストックに巻き付けっぱなしのガムテープなので粘着力に不安があったが、結構具合良く貼り付けることができた。ガムテープは偉大だ。
山スキーで黒姫山を目指すGo夫妻を見送って、残りの７人はスキー場のリフト乗り場から最初の目的地の御鹿池を目指す。傾斜の緩いゲレンデを横切って、リフトをくぐった先にはクロカン用の練習コースもあって、広い場所をぜいたくに使っている。
邪魔しないようにコース内から素早く出て、小さな林に入ると直ぐにまた圧雪されたコースに出る。最初に横切ったコースが周遊しているのだ。その先に御鹿池があるので、水際まで下りて池をバックに記念撮影をした。この池は完全結氷せずに水面が見えているのだが、そういえば今も雪は降っているものの意外と暖か。思わずパーカーを脱いでしまったほどで、これも標高が低いせいだろうか。
池からは次の御鹿山に向かうのだが、傾斜の緩いところを選んで回り込むように進む。沢地形を登りつめてキックターンで大きく方向を変えると林道に出る。この林道を進んで頂上の真北辺りに来た所から、残りの１０ｍ程を強引に登って山頂に着いた。杉の木に御鹿山の標識が縛りつけてあるところで証拠写真を撮ってから林道に滑り降りて、以後は林道通しに進む。一瞬日が差して黒姫山山腹の景色が広がった時は、歓声が上がるほどの美しさだった。
ｇｐｓの軌跡が地図の林道とずれているので、最初はｇｐｓの精度の問題かと思っていたのだが、南側の林が開けた地点に来てもずれが収まらないので、地図の林道の位置とは違うのではと思えてきた。ちなみにこの林道に登山道が交差していることになっているのだが、それらしい道を見つけることもできなかった。
９６７ｐ付近を今日の最終到達点ということにして、ツェルト内で楽しい昼食にする。食事中ツェルトに当たる雪がパチパチと高い音を立てるようになって、食事を終えて出てみると雪はアラレに代わっていた。道理で暖かいはずでこのまま気温が上がれば雨になってしまうかもしれない。
帰りは来た道を忠実に辿って宿に戻り、靴に新たな支障が出る前にクロカンスキーを終了できた。
黒姫でのクロカンの印象はとても良い。静かな林、豊かな雪量。今回は見られなかったが晴れれば野反湖が見えるというロケーションにも期待が持てる。泊まった宿も親切で居心地が良かったので、来季もまたぜひという気になっている。
カミさんが近くの戸隠と結んで２泊３日コースで両方でクロカンを楽しむプランはどうかと言っていたが、それもまた良さそうでだ。／福西
１日目
小雪模様のＪＲ信越線黒姫駅で列車を降りると、宿の主人が出迎えてくれ、その車で１０分程山手に向かい宿に到着した。リゾート地らしく宿泊施設が道沿いに多いが、空家や売り家表示の建物も結構目につく。
準備を済ませ早速足慣らしに出かける。目の前の林に先着したＴ田、Ｙ井さんが付けたスノーシューのトレースがあるので、それを追っていくと住宅が並んだ場所に出た。彼等はそこからスキー場へ向かったそうだが、スキーには急過ぎる所まで来てしまったので、そのコースは止めて来た道を引き返し、沢を渡って対岸に出ると除雪された林道に出た。
毎日圧雪していると宿の主人が言っていた道で、その道をしばらく進んでみたが、やっぱり林の中へ入ってみるかと、ここも少し戻って地図で遊歩道の通っている場所からトレースのない所に踏み込んでみる。積雪で道形はさっぱり分からないのだが、概ね遊歩道はこの辺りであろうというところを進んでいくと徐々に雪が深くなってきて、同時に雪の降り方も強まってきた。
時間的に周遊するのは難しそうなので、じゃぁ引き返すかと滑り出した途端に転倒しそうになり、左足を踏ん張ったらクロカンシューズのつま先がパックリ割れてしまった。その場はＹ井さんに細紐を借りて靴先部分を縛るだけの応急手当で何とか持たせ、除雪された林道に出てからは靴に負荷がそれほどかからないので、被害が広がることなく宿に戻ってこられた。しかし、見れば無残な靴の姿。さぁて明日はどうしたものか。
２日目
乾燥室で靴を一晩乾燥させて、翌朝、Ｔ田さんのガムテープで補修を試みた。３０年来ストックに巻き付けっぱなしのガムテープなので粘着力に不安があったが、結構具合良く貼り付けることができた。ガムテープは偉大だ。
山スキーで黒姫山を目指すGo夫妻を見送って、残りの７人はスキー場のリフト乗り場から最初の目的地の御鹿池を目指す。傾斜の緩いゲレンデを横切って、リフトをくぐった先にはクロカン用の練習コースもあって、広い場所をぜいたくに使っている。
邪魔しないようにコース内から素早く出て、小さな林に入ると直ぐにまた圧雪されたコースに出る。最初に横切ったコースが周遊しているのだ。その先に御鹿池があるので、水際まで下りて池をバックに記念撮影をした。この池は完全結氷せずに水面が見えているのだが、そういえば今も雪は降っているものの意外と暖か。思わずパーカーを脱いでしまったほどで、これも標高が低いせいだろうか。
池からは次の御鹿山に向かうのだが、傾斜の緩いところを選んで回り込むように進む。沢地形を登りつめてキックターンで大きく方向を変えると林道に出る。この林道を進んで頂上の真北辺りに来た所から、残りの１０ｍ程を強引に登って山頂に着いた。杉の木に御鹿山の標識が縛りつけてあるところで証拠写真を撮ってから林道に滑り降りて、以後は林道通しに進む。一瞬日が差して黒姫山山腹の景色が広がった時は、歓声が上がるほどの美しさだった。
ｇｐｓの軌跡が地図の林道とずれているので、最初はｇｐｓの精度の問題かと思っていたのだが、南側の林が開けた地点に来てもずれが収まらないので、地図の林道の位置とは違うのではと思えてきた。ちなみにこの林道に登山道が交差していることになっているのだが、それらしい道を見つけることもできなかった。
９６７ｐ付近を今日の最終到達点ということにして、ツェルト内で楽しい昼食にする。食事中ツェルトに当たる雪がパチパチと高い音を立てるようになって、食事を終えて出てみると雪はアラレに代わっていた。道理で暖かいはずでこのまま気温が上がれば雨になってしまうかもしれない。
帰りは来た道を忠実に辿って宿に戻り、靴に新たな支障が出る前にクロカンスキーを終了できた。
黒姫でのクロカンの印象はとても良い。静かな林、豊かな雪量。今回は見られなかったが晴れれば野反湖が見えるというロケーションにも期待が持てる。泊まった宿も親切で居心地が良かったので、来季もまたぜひという気になっている。
カミさんが近くの戸隠と結んで２泊３日コースで両方でクロカンを楽しむプランはどうかと言っていたが、それもまた良さそうでだ。／福西
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