【日 程】平成25年4月15日 【山 名】静ヶ岳、銚子岳 【標 高】静ヶ岳1,088.5m、銚子岳1,019m 【天 候】曇り 【メンバー 】福福 【タイム】 大鉢山登山口7:39−−−8:25大鉢山8:29−−−9:16遠足尾根合流点9:25−−−:12竜ケ岳分岐10:21−−−11:00静ヶ岳11:04−−−11:11休憩11:53−−−12:17−−−12:33銚子岳12:34−−−13:10治田峠13:15−−−13:35迷い尾根13:35−−−14:10多志田山14:23−−−15:18丸山15:38−−−16:29孫太尾根登山口 |
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冬の間に体を動かしたのはせいぜいクロカンスキー程度で、これはあまり体力を使うスポーツではない。加えて毎朝続けていた散歩とラジオ体操も寒さにかまけて4月に入っても中断したままなので、体力低下は自分としても感じている。
そんな折にY井さんから猿ヶ馬場山への山行を誘われ、こんな体力状態でのぶっつけ本番は心もとないと、近場でトレーニングに向きそうな山を探すことにした。 ネット検索で見つけたのが今回のコースで、鈴鹿山系でまだ歩いてないルートであることと、所要時間10時間というのが体力試しに良さそうと決めた。 早朝に名古屋を出発して、三岐鉄道伊勢治田駅から予約しておいたタクシーに乗り、青川渓谷キャンピングパーク上部の登山口へ。ネット情報で登山口の位置は確認しておいたのでここまではスムースだった。心配していたお天気の方は気温が上がって遠くの景色は霞んでいるものの好天で、雨の心配はせずに歩けそうである。 登山口には地元の観光協会が設置した「大鉢山展望台ルート案内図」という絵看板があるが、歩き出してみると登山道の整備はされてなさそうで、しかも急登の歩きにくい道だった。もっともそのことはネット情報で承知していたので、ともかく一気に登ってしまう。大鉢山山頂は感じのよい場所で眺めも良く、さすが展望台と言っていることはある。時間があればゆっくりしたいところだが、先の長いコースなのでそうもいかず早々に出発する。 大鉢山から先には登山道はないのだが、薄い踏み跡と赤テープが小まめに入っているので、尾根芯を外さないようにすればそれほど心配なく歩ける。 歩きにくい道が普通の登山道になるのは遠足尾根と合流してからで、この遠足尾根は竜ケ岳へのコースとして良く踏まれている。また眺めも良くて今回歩いた内では一番気持ちの良い道だった。 竜ケ岳分岐まで来ると歩きやすい道とはお別れで、ここからは県境尾根に入る。ひとしきり下ってから今日のコース中の最高峰である静ヶ岳に登り返すのだが、日が陰ると途端に風の冷たさが身に染みる。静ヶ岳は縦走路から少し離れているので、分岐からピストンする。 静ヶ岳山頂には若い女性登山者が一人いて、平日にこんな山に来るのは我々だけと思っていたので驚いた。きっと向こうも同じ思いだったのだろう、気持ち良く休んでいたところを邪魔されたと思ったのか、我々と入れ違いに風のように駆け下っていった。 山頂からは竜ケ岳方面の眺めはあるが、風が当たるるので昼食休憩は分岐近くまで下った所でとり、またひとしきり下ってから銚子岳分岐に登り返した。この銚子岳も縦走路から離れているので、分岐にザックを置いてピストンしたが特に展望のないピークだった。 分岐から治田峠までは又延々と下りが続くので、その先の登り返しを考えると気が重くなる。治田峠で一休み後、アップダウンのある登りを迷い尾根まで。迷い尾根というのは藤原岳から縦走してくると、この地点でほぼ直角に左に折れて行くのが正しいルートだが、誤って直進してしまうところから名づけられたようだ。もちろん今は標識が整備されているのでそういう不安はない。 迷い尾根からしばらく平坦な道が続いた先で、藤原岳へのトラバース道と分かれて直進する細い尾根が多志田山直登ルートである。この道は急な上に踏み跡不明瞭で嫌な登りだった。展望のない多志田山山頂からは孫太尾根の長い下りが待っていて、所々急な個所もある。 途中の草木のピークは巻道があったのでそれを利用してピークは通らず、次の丸山で小休止をとった。ここからタクシー会社に電話して迎えを頼もうとしたのだが、タクシー会社では登山口の位置が分からなくて、下山してから改めて連絡することになった。その丸山から1時間ほどかけて登山口に到着したのだが、もう足はガクガクだった。 登山口には「南部第2配水池」という施設があって、この名前でタクシー会社に話しが通じ、無事配車してもらえることになった。 今回は久しぶりの山歩きの上に道が悪くて疲れたし、両足にマメと靴擦れまで作ってしまったがトレーニングにはなった。おかげである程度自信をもって今週末の猿ヶ馬場山に臨めそうである。 (後日注:Y井さんから誘われた猿ヶ馬場山への計画は天気が悪くて中止となった)/福西 トップページへ戻る
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