【日 程】平成25年4月28日 【山 名】大御影山 【標 高】950.1m 【天 候】晴れ 【メンバー 】Y井、I田、J久、福福 【タイム】 ビラデスト今津7:36−−−7:53登山口7:53−−−8:03近江坂分岐8:06−−−8:57滝谷山分岐9:02−−−9:32林道出合9:33−−−9:44大谷山分岐9:47−−−10:21大御影山10:40−−−10:45昼食11:22−−−11:51大谷山分岐11:51−−−11:59林道出合12:02−−−12:33滝谷山分岐12:35−−−13:03近江坂分岐(上)13:05−−−13:24近江坂分岐(下)13:25−−−13:34登山口13:36−−−13:54ビラデスト今津 |
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最初は滋賀県高島市からこの山を越えて福井の美浜町まで縦走する計画を立てようとしたのだが、交通アクセスが良くないので諦めて滋賀県側からの往復コースとした。
登山口近くにあり、前日宿泊した家族旅行村「ビラデスト今津」は標高500m程の位置にあり、ここから見下ろす琵琶湖の眺めは標高が高いだけあってなかなか良い。 一方、目的の大御影山の標高は950mで、登山口からの距離は7kmと標識に書かれていた。となると登山口からの標高差450mに対し距離が7kmで、平均斜度は実に4度以下になってしまう、まさに緩い山である。 ビラデスト今津を出て平池のところで右手の林道に進むと、地図では直ぐに登山口があるようになっているが、実際には平池の分岐から250mの所に登山口の標識がある。杉の植林を抜けて小さな沢を渡ると登りになり、振り返るとビラデスト今津の施設が確認できる。 この辺りではミヤマカタバミ、イカリソウ、コイワカガミ等の花が見られる。直ぐに尾根道とトラバース道の分岐(近江坂分岐)があったので、帰りを眺めの良さそうな尾根道にすることにして、行きはトラバース道を進む。この二つに分かれた道はまもなく合流するのだが、合流点からの琵琶湖の眺めが良い。 合流点から先は残雪を踏んで歩く所が時々現れ、雪解けで道がぬかるんでいる個所もあり、予想よりは雪の残り具合が多い。この辺りからイワナシ、バイカオウレンを見かけるが、最も頻繁に現れるのはイワウチワの花でこれは非常に数が多い。また、滝谷山分岐を過ぎた先ではシャクナゲの花も咲いていて、春が一度にやってきた感じだ。もちろんカタクリの花も見られる。尾根道を少し下って林道に出ると、日当たりの具合か道路上に特に残雪が多かった。 林道を横切り再び尾根道になると間もなく抜戸、大谷山方面への分岐に着く。我々と前後して登っていた5人組はこの分岐で別れて寒風まで歩くのだそうだ。我々より長丁場だが両方の登山口に車を用意しておくなどしないと、そういう縦走は難しい。 この先は傾斜も緩く、また良い雰囲気のブナ林が現れたりで、足取りも軽く歩くことができる。 大御影山山頂はゆったりとしたピークで、傍らの関電の反射板が良い目印になっている。単独女性が休憩していたが、我々の後からも別の5人組や単独男性も現れて、さすがに日曜日の山は賑やかだ。頂上で昼食にしても良かったのだが、少しでも風の当たらない所でと、少し下った陽だまりで大休止とした。ぽかぽか陽気の中、残雪で冷やしたビールも美味くて、春山気分満喫といったところ。 帰りは来た道をまたのんびりと引き返す。昨日登った岩籠山もそうだったが、大御影山にもほぼブナの純林と言えるまとまったブナ林があり楽しめる。ただ、東北のブナのように綺麗に真っ直ぐ伸びたものはなくて、曲がったり捻じれたりした複雑な樹形になっている。同じブナと言っても生育している地形や土壌、降る雪の質に影響されるのだろう。 順調に下って林道を過ぎ、次の780pと林道の中間点位に行きにも寄ったがヘリポートがあって、そこからの北琵琶湖の眺めがよい。竹生島や海津大崎、対岸の伊吹山もはっきり見えた。この後、花々を撮影しながら下り、登山口には1時半頃、終点のビラデスト今津には2時前に到着して、好天に恵まれた4月例会を無事終了した。 今回は春の山野草を楽しめたこと。お天気に恵まれて暖かだったことで快適な山歩きができた。出来れば約80kmとされる高島トレールの未踏部分をこれから歩いてみたいと思っている。(今回歩いた大御影山へのコースのうち、大谷山分岐から大御影山山頂までが高島トレールに含まれる)。歩くとなると花の綺麗なこの時期がやっぱり良いのだろうが、眺望の良さとブナ林があればそれ以外の季節でも楽しめそうな気がする。/福西 トップページへ戻る
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