【日 程】平成25年8月21日
【山 名】羊蹄山 【標 高】1,898m 【天 候】曇り 【メンバー 】福福 【タイム】 登山センター4:35−−−4:43登山口4:43−−−5:06南コブ分岐5:08−−−6:16五合目6:26−−−8:02マッカリ分岐8:11−−−8:51羊蹄山9:22−−−11:33四合目11:41−−−12:28登山口12:31−−−12:36登山センター |
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夜明け前にキャンプ地を出発して登山口に向けて車を走らせると、道路上を霧が流れている。今夏の北海道は天候不順でなかなか良いお天気の日に巡り会えなかった。今日は「朝霧は晴れ」の言い伝え通りになって欲しいものだ。
向かったのは羊蹄山への登山コースの内、もっともポピュラーな真狩登山口で、キャンプ場やトイレなどの設備が良く整っている。ただし、キャンプ料金が高いので我々の場合は少し離れた京極のキャンプ場から車で移動してきたわけだ。 登山口の駐車場に着いて準備をしているうちに空も明るくなってきたので、ヘッドランプは点けずに出発したが、登山ポストの所から林の中に入ると、まだカメラには光量不足の明るさだった。 ここの合目標識は変わっていて、上り用・下り用にそれぞれ向きを変えて二枚がセットで設置されている。こういう念の入ったのは初めて見た。一合目と二合目の中間に南コブ展望台への分岐があり、そちらへ向かえば周遊のハイキングコースになる。三合目辺りから林の中に日が入るようになってきて、振り返ると薄く雲のかかった麓の景色と真っ青な空が見えた。 四合目より上は等高線が密になってくるので急登ということになるのだが、うまくジグザグを切って道が付けられているのでそれほどきつさは感じない。以前、春スキーで登った時に、その時は頂上まで登れなかったのだが、随分と急な斜面が続いていて厳し登りだった。この山はスキーで登るより夏道を登るほうがはるかに楽だ。 八合目で森林限界を抜けてから登山道は山腹を横移動するようになる。左手に麓の景色を見下ろしながら気持ちよく歩ける場所だが、スキーでここをトラバースするとなるとかなり恐怖を感じると思う。九合目には避難小屋への分岐がある。寄る事はしなかったが夏季には管理人が入る避難小屋で登山道から見下ろすとしっかりした建物に見えた。 リンドウやキキョウなどの秋の花を楽しみながら山頂火口の縁に着いた時には、辺りは一面のガスでさっきまでの青空は片鱗もない。羊蹄山のような独立峰は特に天気がコロコロと変わるので、下では晴れていたとしても油断がならない。 羊蹄山は富士山と同じでお鉢巡りで山頂を目指すことになる。どちらから回っても良いのだが我々は反時計回りに標識に岩場経由と書かれている方に向かった。、 確かに岩のゴロゴロした道で、火口の底を見ながら大きな岩を攀じたりしながら進むのでなかなか時間がかかる。羊蹄山の山頂は喜茂別登山口からの道が合流してくる位置にあり、羊蹄山山頂と書かれた標柱があるだけの地味な山頂だ。 火口の縁の最高点を山頂とする山は沢山あるが、それが頭抜けて高ければ良いのだが、この山のように他の地点とさほど高さは変わらない中で一応一番高い。というのはどうも私には山のてっぺんという感じがしなくて何となく感激も薄い。 頭の上はまた青空が広がり始めたので、食事をとりながらしばらく頂上でゆっくり過ごしてからお鉢巡りを続ける。1892pを過ぎると京極登山口への分岐があり、その先で岩稜帯は終わり、以降は砂礫の道になる。お陰で歩きやすくはなったが今度は小雨が降り出してきた。 この頃になると時計回りで山頂を目指す人達と頻繁にすれ違うようになる。ゆったりした道を登り返すと基礎だけ残った避難小屋跡に着く。ちょうど山頂とはお鉢の真反対の位置にあり、比羅夫登山口からの道との合流地点でもある。 そこを下るとお鉢巡りのスタート地点に戻って、これでぐるっと山頂を一周したことになる。後は来た道を下るのだが、ガスの下に出たようで避難小屋の建物が日を受けて光っているのが良く見えた。 時折、ぱらっと降ることはあったがカッパを出す事もなく麓まで降りてこられた。途中にかなりの数のパーティとすれ違ったので、さすがにこの山は人気のようだ。 登り出しの時間が早かったので昼過ぎには降りてきてしまったが、登山センターの前で靴を洗って綺麗にし、自分たちの汗は近くの「真狩の湯」で流してさっぱりとして今回の山行を締めた。露天風呂から見る羊蹄山は山頂付近の雲がずっと晴れないままだった。 トップページへ戻る
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