山行報告>金時山から富士箱根トレイルを歩く

2013/11/24

 
【日 程】平成25年11月24日
【山 名】金時山
【標 高】1,212.5m
【天 候】晴れ
【メンバー 】T田、Y井、シン、福福
【タイム】
 乙女峠登山口8:22−−−8:53乙女峠8:59−−−9:51金時山10:07−−−11:31足柄峠12:17−−−13:38遊女の滝13:45−−−14:30JR駿河小山駅
       

前回の金時山は矢倉峠から登り、金時山から明神ヶ岳に縦走した。
今回は乙女峠から登り、金時山から更に北上するコースで、雑誌で見た富士箱根トレイルというルートだ。もっともこの富士箱根トレイルは金時山から富士山五合目まで続いているので、今回歩くのはその一部ということになる。

強羅の宿からタクシーに乙女峠入り口の登山口まで運んでもらう。乙女トンネル西側にある登山口で、ここから林道が入っているのだが封鎖してあるので、車を駐車しておくことは出来ない。駐車場は別の所にあるようだ。この場所から乙女峠まで30分、金時山まで80分と標識にあった。

林道を進むと直ぐに分岐標識が現れるので、そこから林道を離れ山道の登りになる。特に急登というわけではないのだが、日の差さない林の中は薄暗く、時折、前を歩いているらしい子供の甲高い声が聞こえる。標識記載通りの30分で乙女峠に着き、早くもここから白い雪をかぶった富士山を望むことが出来た。今日も快晴の上天気である。そのお天気に誘われてか、行き交う人の姿も増えてきて、やはり金時山の人気は高いようだ。

小さなアップダウンを繰り返しながら尾根道を登り、登り口の標識にあった80分を10分超過して登山客で大賑わいの金時山山頂に到着し、ここでシンさんの出迎えを受けた。シンさんは足柄峠から南下してきて、我々とほぼ同時に金時山山頂に着いたのだそうだ。

山頂の芋を洗うような混雑ぶりは、前回登った時と同じでどうしてこんなに人気なのか不思議で仕方がない。何とか記念撮影のスペースを確保して、写真を撮り終えたら長居は無用と早々に頂上を後にした。金時山の北側は標高差250m程の急な道になり、所々に金属製のはしごがかけられている。シンさんが数えたところでは12箇所のはしごがあるそうだ。

そこを下りきった所にある木製の鳥居を潜れば道路のような幅広で平坦な道にかわる。富士の格好の展望台になっている猪鼻砦跡を過ぎ、なおもだらだらした道を下って行くと、地図の847pの所に車止めのチェーンが張ってあり、その先の道端に駐車車両が並んでいた。ナンバーを見ると神奈川県内の車が多そうだ。

道は舗装路に変わって益々林道歩きの感が強くなる。やがて足柄峠に着くと、この辺りは「足柄万葉公園」という名の園地が整備されているので、富士山の眺めが良い場所に陣取って早速ランチタイムにした。富士を真正面に見ているわけだからケチのつけようもないのだが、シンさんの雲のない富士山は写真家は喜ばないの言葉通り、ひこうき雲はやたらにあっても絵になるような雲はなく少々平板な富士山だ。

そのシンさんとはここでお別れし、残りのメンバーは更に北上を続ける。富士箱根トレイルは尾根からの下りに、地図にはない道をいくようなので下り口を探しながら進んでいくと、しっかりした標識があってほっと一安心。あまり良い道とはいえないが、特に迷う所もなく下りていくと、下りきった所が林道の終点で、ただこの場所には標識らしきものはなく、逆方向から来ると取り付きが分かるのかなぁとちょっと心配だ。

この先は少しぬかるんだ所もあったが林道なので心配なく歩ける。そして変哲もない道に一箇所だけ「遊女の滝」という見どころがある。説明によると金太郎の母親の八重桐が生まれてくる金太郎の健康を願ってこの滝に身を打たせたとある。その滝は林道から5分ほど下った所にあり、季節柄水量が少なくてあまり迫力はないが、前景の紅葉と合わせてみれば絵になる滝である。

林道に戻ってしばらく行く内に普通の道路に変わり、東名高速道路の下を2度潜ってから集落の中を進めば今回のコースの終点である御殿場線駿河小山駅に着く。計画時間よりは随分と早く着いてしまったが、残念ながら早く出る列車はないので、時間つぶしに駅前の案内所を訪ねてみた所、富士箱根トレイルのこの先のルートを色々説明してもらえた。聞いてみるとまた新しいコースが組めそうある。

そんなことで、金時山からの今日のコースはちょっと冴えなかったが、新たな情報を元にまたこの地域の楽しめる山行計画を立ててみたいと思っている。

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GPSで記録した登山ルートの地図画像が見られます。
オンライン地図(山旅倶楽部)の2万5千全国地図とカシミールを使用していますが、画像を縮小している為、縮尺は正確ではありません
地図上で登山ルートを赤色の実線で表示しています。歩いたコースが往復で異なる場合や行動が複数日に渡る場合は、色を変えている場合があります(例:登りを赤色、下りを紫色。一日目を赤色、二日目を紫色)