【日 程】平成25年12月8日
【山 名】龍仙山 【標 高】402.1m 【天 候】晴れ 【メンバー 】T田、Y井、福福 【タイム】 中の谷橋9:28−−−10:26大型水槽10:32−−−10:50不動尊祠11:00−−−11:07龍仙山11:24−−−12:16薬草の里12:16−−−12:19休憩13:03−−−14:23五ヶ所バスターミナル |
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前日に局ヶ頂へ一緒に登った仲間の半数は帰ってしまったので、この日に登るメンバーは4人と、ちょっと寂しい。しかし、お天気は引き続き良いので、今日も眺めが楽しめそうである。 宿の車で中の谷橋まで送ってもらい、ここから歩き始める。橋の傍らに龍仙山の案内看板も有り、山頂への経路の要所要所にも案内標識がよく整備されていた。 龍仙山の標高は400mをわずかに越えており、前日登った局ヶ頂(310m)よりは登りでがありそうだが、ルートのほとんどは道路や林道になっていて、山道を歩く部分は少ない。 中の谷橋から川沿いの道を進み、人家が途切れるようになると標高も上がってきて、振り返ると五ヶ所湾が見えるようになる。盛んに犬の吠える声が聞こえるのに、犬を飼っているような家は見当たらないが、と近づいていくと畑の真ん中にある檻の中から、犬が我々に向かって吠えていた。 この辺りはミカンの栽培が盛んで、それを狙って現れる猿やイノシシを追い払う役目を負わされている犬のようだ。朝、飼い主がここへ連れてきて、夕方に連れて帰るまでの間、その犬はずっと見張りの仕事に従事しているわけで、立派な労働犬である。人の癒やしだけが目的のペットではない。 道路歩きから山道に変わるのは標高250m辺りにある大型の2基のコンクリート水槽の横からだ。ちなみにこの手の水槽はこの地方ではよく見かけるので、農耕用の水はもっぱら天水に頼っているのだろう。暗い林の中をジグザグを切って登って行くと、頂上近くに鳥居が有り、鳥居をくぐると不動尊と行者さんを祭った石の祠があって、その前のベンチから五ヶ所湾がよく見渡せる。 昨日の局ヶ頂に比べると海までの距離が遠いものの、日を受けて光る海が見事である。鳥居に戻りその先を一登りすると待望の龍仙山山頂に着く。五ヶ所湾側の眺めは先程の行者さんからと同じだが、このピークからは北側も展望が開けていて、360度の眺望が得られる。山頂には既に2グループが到着していて、ベンチもふさがっていたため、山頂では写真を撮るだけにして下ることにした。 山頂から東に向かうコースは馬鹿に急な下りで、木の枝に掴まりながら下りて行く。あまり歩かれているようには思えないが、標識はしっかりしているので迷うことはない。途中に神籠石(こうごいし)への分岐があったがこれはパス。ちなみにここにある神籠石というのは、山石が東西に500m程続いて並べられているとかで、いつ頃、何の目的で築かれたか定かでなく、謎の列石だそうだ。 山道はやがて林道に変わる。この道は登りに通った大型水槽の所から繋がっている林道だ。後は道なりに下って行くのだが、なかなか昼食休憩できそうな適所がない。国道近くまで下りてきて、薬草の里という看板があったので、そこはどうだろうかと行ってみると、見学には事前の申し込みが必要とかで、フェンス扉も閉じられて中に入ることは出来なかった。 やむなく近くの空き地でお昼にしたが、そこから龍仙山山頂は見られるものの、風は通るし道路端のような場所であまり良い雰囲気ではなかった。昼食後は車の通る国道を避けて、山越えの道で五ヶ所まで歩こうとしたのだが、有る筈の道が途中から消えていて、やむなく元の場所まで引き返す、という事もあった。 地元のスーパーに立ち寄って各自おみやげや飲み物を買い込んだりしてから、バスターミナルの有る五ヶ所まで歩き、乗降がないのでほとんど停まらないバスで約1時間かけて宇治山田駅に戻った。 ちょうどこの日は伊勢マラソンが開催された日で、駅周辺でもそれらしい格好をした人達に出会ったが、一昨年の例会もやはり伊勢マラソンの開催日だった。これもお伊勢さんのご縁かもしれない。遷宮後の伊勢神社に参拝して、おはらい町でも歩けば更に伊勢路の旅が盛り上がったかもしれないが、今回は省略させてもらった。 トップページへ戻る
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