【日 程】平成26年1月25日
【山 名】藤原岳 【標 高】1,144m 【天 候】曇り 【メンバー 】Y井、M上、福福 【タイム】 西藤原駅8:00−−−10:00八合目10:05−−−10:57藤原山荘11:05−−−11:25藤原岳11:32−−−11:46藤原山荘13:26−−−13:51八合目13:53−−−15:09藤原岳登山休憩所15:40---15:47西藤原駅 |
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名古屋駅でのJRからの乗り換え時間がわずか3分という、ハラハラ・ドキドキの近鉄急行に何とか間に合って、Y井さんともうまく合流出来た。次の駅では雪山に同行するのは七年ぶりという超久しぶりのM上さんも乗り込んできて、これで今回の参加者全員が揃った。 車窓の外はまだ真っ暗な早朝の電車は空いていて、他の登山者の姿も見られない。近鉄富田駅で乗り換えた三岐鉄道線も同様で、終点の西藤原駅で下りた登山客は我々のグループのみだった。 ところが、駅から少し歩いた所にある「藤原岳登山口休憩所」の駐車場は既に満車状態で、入りきれない車は他の駐車場を探さざるをえない状況だった。 列車を乗り継いで行くよりは、手軽に車で出かけようという人が多いと言うことだが、それにしても車の量が多い。 聖宝寺ルートが登山道崩落のため現在閉鎖中である事もあり、どうしてもこちらのルートに集中してしまうという事情もあるのだろう。 もっともこの大貝戸ルートにしても、堰堤工事により取付のコースが地図にあるものとは違っている。藤原岳は土砂崩れしやすい山なのだ。 そんな事で以前は神武神社の脇を通っていた登山道が、今は神社の鳥居を潜って境内を通り抜けるコースに改まっている。通行止めのフェンスに突き当たった先からようやく以前の道に合流して、見覚えのある景色が戻って来た。アセビやツバキ、ユズリハ等の常緑の木の目立つ尾根道は展望はないものの、合目標識もきちんと整備されていて登り易い。 四合目を過ぎると道の上に雪が現れたが、それも場所によってまた消えてしまったりして、ずっと雪を踏んで歩くようになるのは六合目付近のヒノキの植林地からである。七合目近くには沢が大きくえぐられてしまった箇所がある。以前はこんなに掘れては居なかったのだが、本当に侵食に弱い山だ 八合目はちょっとした平地になっているので休憩場所に良く、数パーティがたむろしてここからの登りに備えている。夏道にもトレースは有ったが、大方は尾根を直登する冬道を行くようだ。ここからアイゼンを付ける登山者も多いが、踏み固められてガチガチに凍っているという訳では無いので、アイゼンは無くても大丈夫だ。 冬道を登り切った所が九合目でここで夏道と合流するが、その直ぐ先で沢沿いに登って、藤原山荘(避難小屋)と藤原岳の鞍部に出るコースが分かれている。このコースは地図にも記載があるのだが、以前と言ってももう数十年も前だが雪崩で死亡事故が起きている。この日もわずかなトレースは有ったが、大部分のパーティと同様、我々もそのコースは避け無難な山荘直登コースを登った。 藤原岳はどういうわけか九合目から先が異様に長く、山頂までは九合目より下の3合から4合に相当する距離がある。 藤原山荘は主稜線に出た所にあって格好の休息場所だが、中には入らずそのまま山頂に向かうことにする。 晴れているので広々とした山頂部を行き来する登山者の姿も良く見え、山荘から20分程で目的の藤原岳山頂に到着した。今日は気温が高いので遠くの景色は霞がかっているものの、360度の展望に皆満足気だ。なお、山頂に有る標識には標高1,120mとあるがこの表記は古い。 周りの雪山を目に焼き付けてから下山する。山頂直下の適度な傾斜の斜面は尻セードには快適そうで、登る途中に出会ったソリを持った登山者は、「良く滑りましたよ」と嬉しそうな顔をしていた。大の大人がソリ遊びに興じるというのも雪山ならではの楽しみ方だろう。 山荘まで戻ると内部には大勢の登山者が居て、我々の入るスペースは無かったので近くにツェルトを張って昼食タイムにした。予定では昼食後に天狗岩に向かい、その後木和田尾から下山という計画を立てていたのだが、ツェルトの中で飲んでる内にその気は無くなってしまい、結局、登ってきた道をそのまま下山した。 木和田尾はまた次の機会ということになってしまったが、今回はM上さんが七年ぶりに雪山に復活した事をもって何よりとしておこう。 トップページへ戻る
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