【日 程】平成26年5月4日
【山 名】御在所岳、鎌ヶ岳 【標 高】御在所岳1,212m、鎌ヶ岳1,161m 【天 候】晴れ 【メンバー 】福福 【タイム】 御在所温泉バス停7:56−−−8:27中道登山口8:33−−−10:16レストラン「アゼリア」前10:27−−−1.0:34御在所岳三角点10:44−−−11:29武平峠11:37−−−12:22鎌ヶ岳13:00−−−14:46長石尾根登り口14:46−−−15:13御在所温泉バス停 |
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二日前にY井さんが御在所岳で撮ってきた写真に触発されて、同じコースを歩いてみようと出かけてきた。更に今回は下山後に四日市のご当地グルメである「とんてき」を味わおうというお楽しみ付きだ。
当日は連休中のかつ好天日なので混雑を覚悟していたが、電車も乗り換えのバスも普段の土、日と変わらない状態だった。GWはみんな遠出をして近場の山は逆に空いているのだと誤解してしまったが、少ないのは公共交通機関利用者だけで、圧倒的に多いマイカー利用者の事を忘れていた。 バス停から40分程歩いて旅館街を抜け中道の登り口に着くと、まず登山届の記入が順番待ちだった。その後の登山道は当然のごとく数珠つなぎで、前後を登山者に囲まれて登ることになる。やはり連休中の混雑はあなどれない。この日多かったのは子供連れのパーティで、後ろから見ていると小さな体で急坂や段差を登るのは実に大変そうなのだが、それでもむずがって泣いているような子供はいなかった。低山といえども子供にとっては長丁場の障害物競争のようなものなので大変と思うが、無事に登り切って楽しい思い出として記憶して欲しい思う。 お目当てのアカヤシオについては中腹より上部が盛りだった。もちろん登山道上にも見かけるが、山肌をピンクに染め上げている景色が春らしい眺めだ。残念なのはすぐ後ろに人が付いていると、その場に立ち止まって写真を撮る事ができない事で、人が離れた時を見澄ましてカメラを取り出さなければならない。満員の山では写真一枚撮るのも気を使う。 人混みから早く抜け出そうと一気に頂上まで登り、山頂レストラン「アゼリア」の前でトイレ休憩を済ませてから三角点へ向かうと、こちらも当然ながら大混雑だった。一等三角点と誇らしげに書かれた標識の前で記念撮影だけしてその場を離れたが、この三角点は地表面ではなく1m半程石組みで盛り上げた上に三角点標石が乗っかっているのがちょっと変わっている。 御在所岳からは一旦武平峠へ下る。この道は割りと急な尾根道なのだが、御在所への最短コースなので登ってくる人も多い。正面にこれから向かう鎌ヶ岳の北斜面に点々とアカヤシオのピンクが目立ち、振り返ると御在所岳の山肌も同様でまるで雪洞を灯したようだ。 武平峠に着いて一息入れる。ここはおそらく鈴鹿で一番人気の峠で滋賀県側の武平峠登山口駐車場から上がってくる人、反対の湯の山温泉から登って来る人、我々のように県境尾根を御在所から鎌へ、逆に鎌から御在所へと行き交う人で休んでいる間にも人の絶えることがなかった。 鎌ヶ岳は鋭いピークが特徴の人気の山で、登るのも大変そうに見えるが武平峠からは比較的楽に登ることが出来る。それでも三ツ口谷分岐より先はザレた岩場が続くようになるが今を盛りのアカヤシオが歓迎してくれているようで心地よかった。 鎌ヶ岳山頂は南北に細長く狭いピークで、北端の岩に山頂プレートが埋め込まれている(三角点はない)。又、この北端の位置から三ツ口谷コース、長石尾根コースが始まる。中央には天照大御神を祀る社が有り、南端部からは長石谷コース、カズラ谷コース、鎌尾根コースが始まる。 これだけ登路があるというのはもちろん山の立地条件が良いからだが、同時にこの山の人気が非常に高いという証拠でもある。我々は南の端に場所を見つけてランチにしたが、目の前の鎌尾根にもアカヤシオが彩りを添えているのが印象的だった。 昼食後は長石尾根コースを下る。このコースは下り始めの急なザレ場に注意を要するものの、そこを過ぎれば危険箇所はない。ただし、コースは長いしアップダウンもある。その尾根道の途中でシロヤシオを見つけたのは意外だった。一回の山行で紅白両方のヤシオを見られたのは何だか得した気分だ。尾根を下りきった所の沢を飛び石で渡ると朝通った道路に出て、後はバス停までの道路歩きを残すのみとなる。 順調過ぎてバスも予定より1本早いのに乗れ、電車に乗り継いだら四日市駅に16時に着いてしまった。さすがに店が開くのを1時間も待つ気にはならず、お楽しみの「とんてき」はまた今度ということで真っ直ぐ名古屋に帰ったのだが、食べずに帰ってみると残念というか後悔の念が湧き上がるもので、今は四日市に寄り道できる山行計画をまた組んでみようかという気になっている。 トップページへ戻る
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