【日 程】平成26年10月25日
【山 名】交野三山(旗振山、交野山、国見山) 【標 高】旗振山344.9m、交野山341m、国見山284m 【天 候】曇り 【メンバー 】K田、M上、Y井、J久、I田、まあ、福福 【タイム】 河内磐船駅10:00−−−10:22住吉神社10:25−−藪こぎ−−11:05住吉神社11:06−−−11:32竜王山11:36−−−12:00旗振山12:09−−−12:37交野山13:30−−−14:12国見山14:24−−−14:58津田サイエンスヒルズバス停 |
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会の10月例会は大阪府にある交野山(交野三山)にした。標高300m台の低山に過ぎず、格別魅力的な山というわけではないのだが、たまに目先を変えて出かけるのも例会がマンネリにならなくて良い。
とは言っても、実際に計画してみるとやはり大阪の山は遠い。ジョルダンで検索すると、まず東海道線で米原まで行き、JR西日本の琵琶湖線に乗り換えて京都まで。京都からは近鉄京都線で新田辺へ、新田辺からJR学研都市線の京田辺までは歩いて移動して、最後にもう一度乗り換え、ようやく目的地の河内磐船に着くという具合だ。普通列車を利用した場合は3時間強の所要時間になる。 この経路とは別に鉄ちゃんであるM上さんが考えついたのが、関西線を利用する案で名古屋・亀山・木津・河内磐船という経路になる。これだと京都経由で行くよりも700円近く安上がりな上に、河内磐船到着も若干早くなる。ただし、関西線の始発に乗る必要があるため、実際にその案で来たのはM上さんとY井さんの二人だけだった。他にはK田さんは新幹線利用で、まあさんは近鉄線利用の大阪回りでと、皆それぞれ工夫して集合時間までに河内磐船駅に到着していた。 一方、残りの我々4人は、新田辺から京田辺への徒歩移動がジョルダンの所要時間内では収まらず、予定の列車に乗り遅れてしまい次の列車で河内磐船駅に到着。 そんな事で計画時間より15分遅れでの出発となったが、この後の回復運転?で何とか行動時間の帳尻を合わせたいところだ。 駅前からおおよそ20分の道路歩きの後に登山口となる住吉神社に到着し、今日一日の安全登山を願って神妙に手を合わせる。神社横手の「かいがけの道(河内と大和を結ぶ古道)」からも最初のピークである竜王山へ行かれるが、予め地図で読んだ道を頭に入れていたため、そちらのコースで登ることにした。 ところが神社から進行方向にまっすぐ行くその道は、少し進むと藪こぎになってしまい、地図には記載はあっても既に廃道のようだった。ただ、そこを抜けると上に立派なガードレールが見えたので、何とか行かれそうな気がする。元は林道と思われるその道はガードレール部分こそコンクリート舗装で容易に歩けたが、その先は再び藪に戻ってしまった。 しかし、ここでも諦めきれずに半ば意地で更に藪を漕ぐ。地図上に自分で「参道入口」とマークした地点まで何とかたどり着くと、古ぼけた石碑と石垣を見つけて正しいルートであることは確認できた。人知れず埋もれていた石碑を見て、ジャングルで遺跡を発見したような興奮を覚えたが、この先は傾斜が増して更に難しくなるため、さすがにこれ以上先に進むことは諦めた。結局、住吉神社まで戻って「かいがけの道」から登り直したのだが、廃道歩きに浪費した40分を何とか取り戻さなくてはならない。 今日の山歩きは私にとってはひと月ぶりのことで、先月の肉離れ事故以来になる。怪我をした足が実際の山登りに耐えられるかどうか不安があったので、早足で歩いたり色々な足場を選んだりと、試しながら登ってみたのだが、特段の痛みは感じなかった。これなら足の方は完治したと考えて良さそうだ。 竜王山の山頂は展望はないがちょっとした広場になっていて、社の裏手の大岩が実際のピークのようだ。そこを越えてから下山路の標識に従って一旦下り、平坦路をしばらく進むと、旗振山への目立たない分岐に着く。消防用水利施設の脇にある火の用心の標識に手書きで旗振山と書かれているだけの見過ごしてしまいそうな分岐だ。 余談だが、この山にはこの消防用水利の送水管(パイプライン)が縦横に巡らされていてよく目につく。これほど広範囲に設置されたものは今まで見たことがないのだが、交野市は防火に相当力を入れていいるようだ。 旗振山は分岐も地味だが山頂も地味で、申し訳程度の標識はあるものの、交野三山最高峰の風格はない。すぐに下って道路脇の自然観察路から交野山への道に入ると、ゴルフ場管理道路(私道)の標識の所から道はずっと下りになり、下りきった所から階段状の登り返しが始まる。途中、三箇所にある朱塗りの鳥居をくぐって登りつめると、観音岩という磐座のある交野山山頂に着く。巨岩は一つだけではなく複数個あって、その上に登ると大阪平野が眼下に眺められた。きっと下から見てもこの巨石群ははっきり分かるのだろう。 山頂のベンチで日差しを受けながら昼食をとった後は、白旗池畔のふれあいセンターまで下り、平坦な道から最後に手摺のついた階段を登ると、この日4番目のピークの国見山山頂だ。ここからも展望はあるが送電線が目障りなのがちょっと残念。 この後、M上さんは尾根沿いに下るコースを取り、他のメンバーは少し戻って、植林の中の沢沿いコースで下山したが、M上さんの方が先に下ってしまい、呼び戻して全員揃ってからバス停に向かった。そしてそのバス停到着が予定時間の2分前と、途中の遅れや無駄足を回復して見事に計画書通りの時間で終了した。余裕のある行程に組んでおいてよかったというところだ。 今回は軽い山登りだったので私自身の足慣らしには良かったのだが、山自体としては特に印象に残るような趣きのある山ではなかった。それでも藪こぎで見つけた石碑と崩れかけた石垣が妙に心に残った今回の山歩きだった。 トップページへ戻る
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