山行報告>富士山は一応見られる、大蔵経寺山

2014/11/22

 
【日 程】平成26年11月22日
【山 名】大蔵経寺山
【標 高】715.6m
【天 候】晴れ
【メンバー 】T田、Y井、Y田、I田、まあ、福福
【タイム】
 石和温泉駅11:25−−−11:40大蔵経寺入口11:42−−−12:18展望台分岐12:18−−−12:40大蔵経寺山12:45−−−13:02展望台分岐13:02−−−13:04展望台13:05−−−13:06展望台分岐13:08−−−13:34大蔵経寺入口13:34−−−13:36大蔵経寺13:37−−−13:52石和温泉駅前
       


例年、11月例会は「富士を見る山旅」と称して、一泊二日で富士山展望の山を計画している。富士山は大抵の山から見ることが出来るので、計画する山に困ることはないが、今年は御坂山塊の釈迦ヶ岳にした。

メインの山が決まると、その近くで1日目に登るちょっと軽めの山を探すのだが、今回は石和温泉駅の直ぐそばにある大蔵経寺山を選んだ。駅から歩いて登れるのが具合が良いことと、山梨百名山に選ばれた山なので、それなりに評価を得た山であるというのが選んだ理由だ。

ただ、この日の宿まで行くバスに間に合わせなければならないことと、下山後に買い物をする時間も必要なことから、ゆっくり登っていられないと言うか、なるべく急いで登り降りする必要がある。

大蔵経寺山は石和温泉駅の直ぐ裏手に当たるので、行くのも簡単だし登山口までも道に迷うところはない。列車を降りたら駅前を西に向かい跨線橋を越えて国道を横切って右手に進む。直ぐに大蔵経寺山への案内標識が見つかるので、それに従って進むと自然と大蔵経寺の敷地内に入っていく。

正面に朱塗りの鳥居が見えるので、直進して鳥居を潜り物部神社本殿にお参りしてから右手の歩道に入る。そのまま歩道を行くと大蔵経寺山登山口の標識があるゲートに到着するので、ここを潜れば後は道なりだ。辺りは自然林なので林の雰囲気は悪くないが、登る道は始めの内は舗装路、その後未舗装になるが林道なので面白みはない。

そんな道を30分ほど歩いて展望台との分岐に着いたので展望台は後回しにして山頂を目指す。ここから道は登山道になって林道歩きからは開放されるが、頂上まではもう近い。しかし、緩い尾根道を20分程で到着した山頂は全く展望がなく、少し先まで進んで景色の眺められる所はないかと探してみたが、そのような場所はなかった。

残念ながら期待外れの山頂だったようだ。直ぐに来た道を引き返えし、遅れて登ってきたメンバーにはタイムリミットを伝えながら一足先に下る。分岐まで下った所で、展望台の様子を見ておこうと向かったが、着いてみるとそこは山肌を崩落防止の為に補強した法面上端の箇所だった。

本来は人を立ち入らせる場所では無いと思うのだが、転落防止用にわざわざネットフェンスまで張って、そこに展望台と書かれた標識が括りつけてある。確かに正面に富士山の姿と見下ろせば麓の街の様子が眺められるのだが、これを展望台と言うのかなぁというのが正直な感想。この場所より下になるが林道の途中にベンチも置いていある開けた箇所があるので、むしろそこを展望台としたほうが良いように思う。

下山後は山名の由来になった大蔵経寺に寄ってみる。拝観料が必要なので奥には行かなかったが、背後に大蔵経寺山を従えた立派なお寺だった。

この後は駅前のショッピングセンターで食糧などの買出しを行い、14時25分発のバスに無事間に合わせることができた。

そんな事で少々慌ただしい思いをして登った大蔵経寺山だが、山梨百名山にしては期待はずれな山だった。富士山が見えるというのが唯一の取り柄で、登山道より長い林道歩き、展望のない頂上、雰囲気の悪い展望台と良いところがない。山梨県のような山岳県ならもっとマシな山がいくらでもあるだろうに、この山がどうして山梨百名山なのかという思いが拭えない。

それでも足慣らしにはなったので、この日はそれで満足して翌日の釈迦ヶ岳に期待することにしよう。

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オンライン地図(山旅倶楽部)の2万5千全国地図とカシミールを使用していますが、画像を縮小している為、縮尺は正確ではありません
地図上で登山ルートを赤色の実線で表示しています。歩いたコースが往復で異なる場合や行動が複数日に渡る場合は、色を変えている場合があります(例:登りを赤色、下りを紫色。一日目を赤色、二日目を紫色)