【日 程】平成26年11月23日
【山 名】釈迦ヶ岳 【標 高】1,641m 【天 候】晴れ 【メンバー 】T田、Y井、Y田、I田、まあ、シン、福福 【タイム】 民宿6:19−−−6:46登山口6:47−−−7:03登山ポスト7:07−−−7:34稜線鞍部7:43−−−8:05釈迦ヶ岳9:00−−−9:29府駒山9:35−−−9:49日向坂峠分岐9:51−−−10:02昼食場所11:09−−−11:14すずらん群生地駐車場11:20−−−12:08民宿 |
|
石和温泉駅前からこの日の宿のある旧芦川村(現笛吹市)までは1日3本のバスが運行されていて、小1時間ほど所要時間がかかる。
バスに乗る時に「上芦川」と行き先を伝えておいたのだが、停車した場所はバス停ではなかった。どうも自由乗降区間になっているようでいつも乗るお客さんの要望に応えたらしい。大して変わらないのだがちょっとまごついた。バスを降りてから目的の宿までの道すがらによく見かけて気になったのが軒先に干してある代物で、これは何? たまたま作業中の農家で見学させてもらって説明を受けたのだが、水洗いした丸のままの大根をカンナのような器具で縦に薄く削って、それを洗濯用のハンガーに吊るす。そのまま3日間程干すと水気が抜けるようだが、一見かんぴょうのような形に仕上がるので、一般的な切り干し大根とは見た目が全く違う。面白いので翌日お土産に購入した。 到着した宿は外トイレに外浴室と、今時の民宿ではちょっとお目にかからないワイルド感たっぷりの宿だったが、とても親切に対応してもらって不便さは気にならなかった。 翌朝、6時過ぎに辺りが明るくなってから宿を出てしばらく道路を歩くと登山口の標識に到着してここから車道を離れ左手の道に入る。引き続き舗装路歩きで本格的に山道が始まる地点までは更に20分かかる。 登山ポストのあるその場所で少し休憩をとり、すっかり葉を落とした林の中に付けられた道を登り出すと、向かいの山の稜線から朝日が差し込んで良い雰囲気だ。2日前には雪が降ったそうだが、早くも溶けてしまったのだろう、登山道にその痕跡はなかった。 もうしばらくこの雰囲気の中を登り続けていたいと思っても、直ぐに稜線上の鞍部に出てしまい、ここから先は時折北からの冷たい風を受けながら歩くことになった。崖っぷちの道や太いロープの下がった岩場もあって、気を抜く訳にはいかないが、ふと顔を上げれば正面に富士山という贅沢な道だ。反対側には南アルプスの山並みもくっきり見えるが、雪をかぶっているのはまだ少数の山だけだ。 鞍部から頂上までは30分足らずで到着して、少しだけ雪の残った山頂で心ゆくまで展望を楽しむことができる。後から我々を追いかけて登ってくるシンさんを待つ間、あちこちにカメラを向けては撮りまくっているが、もちろん主役は富士山だ。幸い頂上は風が当たらず、この日の気温も高めだったので、1時間近く過ごしても苦になる事はなかった。 シンさんが到着して、全員が揃った記念撮影をしてから釈迦ヶ岳を後にすると、しばらくは急な下りがあり、その後はゆったりした尾根道になる。次のピークである府駒山は釈迦ヶ岳より百m近く低い上に展望もなく魅力的なピークとは言えないが、誰が作ったか解け残った雪だるまが2つ並んでいるのが印象的だった。 府駒山山頂を後にして小さなピークを越えた先が日向坂峠(どんべい峠)への分岐だ。 日向坂峠は黒岳から釈迦ヶ岳の縦走する際に通過する峠だが、車で峠まで行くこともできる。我々は峠には向かわずすずらん群生地の登山口を目指して分岐から尾根道を下って行くと、この道を反対に登ってくる登山者と時々すれ違う。下に駐車場があるのでマイカー利用の場合はこちらの登山口から釈迦ヶ岳を目指す人が多いようだ。 もう直ぐ車道に出るという所まで降りてきて、さて昼食場所をどこにしようかと迷ったのだが、これより先には休憩適地はないというシンさんの意見に従ってこの場を昼食場所にすることにした。日当り良好で林の雰囲気も良く、お陰でランチタイムも盛り上がった。 昼食を終え1時間ほどの道路歩きの後に民宿に戻ると、縁側にお茶とおやつが用意してあり遠慮無くご馳走になった。頂いたミカンが甘くて美味しかった。この後はシンさんと宿のご主人の車でバス停近くの農産物直売所まで送ってもらい、シンさん達を見送ってから、例の切り干し大根をここで購入した。 帰りのバスも空いていてほぼ予定通りの時刻に石和温泉駅に到着したが、駅前から見ると前日登った大蔵経寺山は綺麗に紅葉していて気持ちよさそうな山に見える。見た目は良いが登ってみるとそれ程でもなかったというわけで、そうでなければ今回は大満足というところなのに、ちょっと惜しい今月の例会だった。 トップページへ戻る
ポイント写真及び山の位置はこちら→
|
|
前の山行報告へ |
![]() |
GPSで記録した登山ルートの地図画像が見られます。 |