【日 程】平成28年8月10日
【山 名】瑞牆山 【標 高】2,230.4m 【天 候】曇り 【メンバー 】福福 【タイム】 みずがき山自然公園9:26−−−9:53小川山林道終点9:55−−−10:39不動滝10:46−−−12:03瑞牆山12:27−−−14:04富士見平小屋14:11−−−15:07みずがき山自然公園 |
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瑞牆山は比較的登りやすい山で何度か登っている。ルートとしては瑞牆山荘からの往復コースが一般的だが、今回は「みずがき山自然公園」を起点として不動沢コースから瑞牆山に登り、富士見平小屋を経由して「みずがき山自然公園」に戻る周遊コースで出かけてきた。
実はこのコースは平成26年9月28日に会の例会として計画したものだっただが、この時は前日に登った五里山で私が足の肉離れを起こしたため、登らずじまいになっていた。 平成26年9月27日(土)は御嶽噴火による大量遭難のあった日で、この日に起きた私の肉離れと御嶽噴火のせいで10月に予定していたJさん達との八ヶ岳への山行計画は翌年に持ち越しになった。ところが、そのJさんが4月に遭難死してしまい、Jさんとの山行は2度と叶わぬ計画になってしまった。 別に今回の山行は追悼の為に計画したものではない。ただ、あの時のことを思い出すと、悔やみきれない思いは募る。 そんな暗い気持ちは置いて、車で東京を出発し9時過ぎには「みずがき山自然公園」の広い駐車場に到着した。公園の中央部に売店を兼ねた管理棟がありその周囲に数張りのテントも見受けられたが人影は少ない。 駐車場で準備を済ませてからしばらく舗装された道路を歩き、二又で未舗装の右手の林道(小川山林道)に進む。その林道を登っていく途中に「芝生広場」と書かれた分岐標識があったので、林道を通らずとも公園の芝生広場からダイレクトに来られる道がある事が分かったのだが、後の祭りだった。 林道終点には数台の駐車スペースがあり、3台ほど車が駐車していた。不動滝への標識が右手を指しているので、まずはここから1.5km程先の不動滝を目指す。 最初は広々とした道だったが、沢沿いになると山道らしくなる。思っていたよりも良く整備されているのは滝見学者に配慮しているからだろう。流石にこのコースから瑞牆山を目指す人は少ないようで、途中で出会った3人組も滝までの往復だと言っていた。 その不動滝は高さ十数mのもので流量は少なく、滝の表面を水が滑り落ちるように流れるナメ滝で、豪壮な滝を期待していただけにちょっと期待はずれだった。また、このコースでは色んな岩に名前が付けられているのだが、残念ながら夫婦岩以外は覚えきれなかった。 標高1,950mから沢を外れ尾根を登るようになるが、この尾根道も踏み跡は明瞭だった。標高2,200m付近でメインルートと合流し、そこから頂上へは鎖の設置された岩場もあるが10分ほどで到着する。 石舞台のような山頂には10名ほどの登山者がいて、思い思いに山頂からの眺めを楽しんでいた。雲は多いながら近くの金峰山や小川山は良く見える。目の前の大ヤスリ岩にはこの日はクライマーの姿はなかった。山頂での昼食休憩の後、富士見平小屋方面に下山する。 瑞牆山は見た目通りの岩山なので、大岩の隙間を通ったり、浮石やザレた所も多く気の抜けない下りが続き、天鳥川の徒渉点まで意外と長く感じた。そこからはほぼ平坦な道で富士見平小屋に到着する。富士見平小屋は窓辺に花が飾ってあったり、軽食メニューが充実してたりで、おしゃれな山小屋に変身してしまったようだ。 ここから少し下ると右手に林道への標識があり、みずがき自然公園への新しい標識もあるので迷わず右手にとると、広い林道(みずがき林道)に出た。富士見平小屋の車が駐車していたので小屋の荷揚げ用にこの道は使われているようだ。 その林道が大きく左にカーブする所に今度は芝生広場への分岐標識があった。この道は林道ではなく山道だが明瞭でゆるい下りが続き、30分程で道路に出た。後はこの舗装路を7,8分歩くとみずがき山自然公園の駐車場に戻り周遊コースは完了した。 不動沢コースからの登りは意外と良かったというのがカミさんの評だ。人が少なくて静かなのと、緩やかな登りが続くので登り易かったのだろう。 情報の少ないコースではあったが、道はきちんと整備されて問題なかった。もう少し人気が出ても良いコースだと思う。 トップページへ戻る
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