【日 程】平成28年8月28日
【山 名】仙ノ倉山 【標 高】2,026.3m 【天 候】曇り 【メンバー 】T田、H石、Y井、I田、福福 【タイム】 平標山駐車場6:14−−−7:43松手山7:53−−−8:58平標山9:31−−−10:08仙ノ倉山10:24−−−10:44昼食(1,970m付近)11:05−−−11:30平標山11:31−−−12:29松手山12:35−−−13:49平標山駐車場 |
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手前の平標山までは2000年の5月に登っている。その時は強風に悩まされて、おまけに山頂付近はガスで展望は全くなし。この時は松手山経由で登って、平標山から平標山の家を回る周遊コースで計画していたのを、この風ではと平標山からは来た道をそのまま引き返した。
で、今回はどうだったかというとコースは同じく松手山経由で、やっぱり強風とガスの中の山登りになった。どうもこの山とは天気の相性が悪いようだ。 早朝に湯沢の宿を出て、平標登山口の有料駐車場に車を入れたのが5時半頃で、既に先行者の車が1台駐車していた。ここに到着するまでは薄日のさすこともあったが、駐車場から見上げると山の上部は雲で覆われていて様子は分からない。曇りという今日の予報を信じて、雨にならないことを期待しつつ出発した。 松手山への登りだしは割りと急登で、高圧鉄塔を過ぎる辺りでようやく傾斜が緩んでくる。樹林帯を抜けると間もなく松手山山頂だが、白いガスに囲まれて展望はまるでなく、吹きっさらしの風が冷たい。前回と全く同じパターンだ。 山頂でカッパの上着を着込み風への備えを固めてから出発すると、その先は笹原の中のほとんど平坦な道だった。風がなければルンルンなのだが、とにかく強風で皆体を折り曲げるようにして進んでいく。 一向におさまらない中、ようやくたどり着いた平標山では少しでも風を避けようと、しゃがみ込んで後続者を待つ。雨ではないのだがガスの水滴が衣服に付き始めたので、この頂上でカッパのズボンも履いてしまうと、風を防いでくれる上に暖かく感じられるのがありがたかった。 平標山から仙ノ倉山へは一旦下ってから登り返しになるが、緩やかな尾根で繋がっていて、天気さえ良ければ楽しい尾根歩きが約束されたような場所である。ところが現実は益々風が強まり、体に吹き付ける水滴も大きく多量になってきて、とても快適とは言える状態ではなかった。 そんな中、仙ノ倉山に登りついても風を遮る場所がないので、ゆっくり休憩というわけにはいかず、山頂の写真を数枚撮っただけで直ぐに来た道を引き返した。計画では眺めの良さそうな仙ノ倉山山頂で昼食をとる予定であったが、実際の昼食は途中で風の弱い場所を見つけてそこでとった。 そんな事で休憩時間も短く端折ったため、登山口への帰着は予定より随分と早くなって、帰りの時間に余裕の持てたことは良かった。 今回もう一つ良かったことは、予想外に花が多かったことで、松手山から仙ノ倉山にかけての稜線上にウメバチソウ、ハクサンフウロ、コゴメグサ、リンドウ等の花を見かけた。特にウメバチソウは数多くあって、悪天候の中に健気に咲くその姿に慰められた。 これが前回とは異なる点で、こんなに花が多いのなら天気の良い時に谷川岳から繋げて歩いてみたいという気にさせられた。 この他、山とは関係のない話しで恐縮だが、下山後に月夜野ICから関越道に入り東京を目指して運転している途中にパーンと乾いた音がした。この時は雨も降っていて視界も悪く何の音なのかさっぱり見当もつかなかったのだが、翌日、新車の1ヶ月点検で販売店に車を持ち込んで原因が分かった。 石跳ねによりフロントガラスに小さななヒビが入っていたのだ。言われて初めて気がつくほどの小さなものだったので、フロントガラスの取替ではなく、割れた箇所への薬剤注入で済ませたが、新車が早くもそんな事故に見舞われるとは悲しいことだった。 この先何年経ても、仙ノ倉山と聞くときっとこの事を思い出すのだろうと思う。 トップページへ戻る
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