山行報告>気持ちのよい頂上稜線を持つ山、金剛堂山

2016/9/25

 
【日 程】平成28年9月25日
【山 名】金剛堂山
【標 高】1,650m
【天 候】曇り
【メンバー 】Y井、T田、I田、福福
【タイム】
栃谷登山口7:15−−−7:431km地点7:43−−−9:44前金剛9:56−−−10:10中金剛10:10−−−10:36奥金剛10:58−−−11:18中金剛−−−11:32前金剛12:15−−−14:15栃谷登山口
       


金剛堂山は近くにある白木峰とセットで登られることが多いらしい。今月例会の計画では2つの山に登るようにはしてなかったのだが、名古屋から参加した3人組は一日目に白木峰にも抜け目なく登ってきた。東京から車で出かけた我々は富山で親戚の墓参りにも立ち寄ったりしたので白木峰は当然無理だった。

写真を見せてもらうと曇り空で眺望は今ひとつだったそうだが、山頂部には湿原や池塘も有り雰囲気の良さそうな山である。登れなかったのはちょっと悔しい。

翌朝、メインの山である金剛堂山の登山口に向かって宿から車を走らせる。
余談だが前日に富山から八尾を経て宿のある旧利賀村(現在は南砺市)までの道は悪かった。狭い上にカーブが続き、これが国道?という感じでまた行きたいとは思わない。もっとも坂を上り詰めた先の利賀村内の道は真っ直ぐで道幅も有り、こちらは全く問題なかった。

到着した栃谷登山口の駐車場には既に車が一台あり、我々の到着後にも数台の車がやってきたのでなかなか人気のある山のようだ。トイレや水場の設備があるのも登山者には嬉しい。

登山口の橋を渡ってしばらくは谷沿いの道で、300m程進んた所で谷を渡り尾根に取り付く。しばらく急な登りが続いた後に少し傾斜が緩んだ辺りに登山口から1km地点の標柱があった。金剛堂山にはこの後にも2km地点や3km地点等、1km毎に標柱が設置されていて良い目安になる。ちなみに金剛堂山の三角点は登山口から概ね5kmの地点になる。

1km地点から登山道は南に向きを変えるが、自然林の中の道は気持ちよく又歩きやすい。ブナもよく目立つが最も感じの良かったのは登山口から2km付近にあったもので、巨木ではないが立ち並ぶ姿が美しかった。

1451pの先で4km地点を過ぎ、いよいよ山頂が近づいてくると、尾根の反対側の景色も眺められるようになりスキー場が明瞭に見えた。そして立派な方位盤や社のある山頂に着くと前日に3人組が登った白木峰もくっきりだ。

金剛堂山は一等三角点のある前金剛、最高峰の中金剛、その先の奥金剛の3つのピークを指した名称で、今日の計画でも奥金剛までの往復としているので、まずは次のピークの中金剛へ向かう。中金剛まではたおやかな尾根が続き、途中に池塘も有り気持ちの良い歩きが楽しめる。

ただ、中金剛自体は狭くてピークの風情はないのでここは素通りして次の奥金剛を目指す。奥金剛までは一旦下ってからまた登り返しになるので、見た目よりは時間がかかった。また途中に藪漕ぎやぬかるみもあり中金剛までの道ほど快適ではない。

奥金剛は台地上のピークで山頂を示すの標柱がないとどこを頂上とするのか迷ってしまいそうだ。奥金剛から更に進み東俣谷を下って元の登山口に戻る周遊コースもあるようだが、時間がかかりそうなので我々はここから引き返した。

前金剛まで戻ると、行きの時は我々グループだけだったのに今は大勢の登山者で賑わっていて、更に続々と登ってきている。林の美しい山だから紅葉目当ての登山者も多いに違いない。

ここで昼食をとってから来た道を登山口まで下ったが、上り下りとも順調だったので計画書の時間より随分早く下りてこられた。

金剛堂山は花は見かけなかったし、紅葉にも少し早い時期ではあったが、林の特にブナ林の感じが良かったことと、登山道が登り易くて快適だったのが印象に残った。

ただ、車でしか行かれない山なのにそこに至るまでの道があまりに悪いというのが引っかかる。近くにもまだ楽しめそうな山があるのに、道路のせいで出かけたい気持ちにブレーキが掛かってしまうのは残念だ。

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GPSで記録した登山ルートの地図画像が見られます。
オンライン地図(山旅倶楽部)の2万5千全国地図とカシミールを使用していますが、画像を縮小している為、縮尺は正確ではありません
地図上で登山ルートを赤色の実線で表示しています。歩いたコースが往復で異なる場合や行動が複数日に渡る場合は、色を変えている場合があります(例:登りを赤色、下りを紫色。一日目を赤色、二日目を紫色)