山行報告>深田百名山を目指す 39 四阿山

2017/5/23

 
【日 程】平成29年5月23日
【山 名】四阿山
【標 高】2,354m
【天 候】曇り
【メンバー 】福福
【タイム】
 林道終点登山口11:40−−−12:20花童子の宮跡12:21−−−12:54古永井分岐13:12−−−14:11四阿山14:19−−−15:06古永井分岐15:17−−−15:40的岩15:41−−−15:58林道終点登山口
       


四阿山は登りやすい山なので何度か登っているが、最初に登ったのは平成3年11月の事で鳥居峠から四阿山に登り根子岳まで縦走して日帰りした。

この時以来鳥居峠からのコースでは登っていないので、今回久しぶりに計画を立ててみた。前回の時は鳥居峠から歩いたのだが、今回は鳥居峠から未舗装林道を3km程奥に入った林道終点の登山口まで車で入る。到着した時には4,5台の車やバイクが駐車していて、夫婦連れ登山者の姿もあった。

昼近くだったので、てっきり下山してきたものと思い声をかけたら我々同様これから登るとのことで、こちらが準備をしている間に出発していった。この場所からは左右どちらに向かって歩き出しても良いのだが、今回は登りは右手の花童子の宮跡を通り、下りに的岩を経由して下りる周遊ルートで計画している。

登り始めてしばらくしてから車をロックしてないことに気づき、その場にザックを置いて急いで車の所に戻ったのだが、車の鍵はザックに入れてあった事を思い出しもう一度ザックの場所へ。結局二往復してしまうという体たらくに自分自身が情けない。

登山道はしばらくはカラ松の植林の中に続いていて、芽吹きから少し過ぎたカラマツの緑が実に鮮やか。道の傍らに石造りの祠が点々と現れるのは古くからの信仰の道であった証しで、標高1,810mの位置には「花童子の宮跡」もある。傍らの説明板によれば、山頂の社と里宮との間の中社として祀らっれたもので、修験者が加持祈祷を行う場所であったそうだ。

花童子の宮跡から更に尾根を登り1,958pの所で進路を西に変えた辺りで、10名以上の下山者とすれ違った。平日にまとまった人数で登るのはツアーだろうかと思ったが、下に駐車していたのはバスではなくマイカーだったしなぁとどうでも良いことに首をひねった。

それにしても今日は体が重く、前を行くカミさんに離される一方だったが、古永井分岐での昼食休憩で少し体調が戻ったようだ。東屋もあるこの分岐は標高2,040mの位置にあり我々が登ってきた道(上州古道と呼ばれている)と的岩からの道との合流点で、この先は一本の尾根道になって四阿山に向かう。下山時にはここから的岩方面へ下る計画だ。

昼食の後はまず目の前の2,144pに登り、その後はいよいよ本峰を目指す。標高2,150m辺りから残雪を踏んで歩くようになり、木道も多くは雪で隠れている。

雪は締まっていたので踏み抜くことはなく、足跡も明瞭に残っているのでルートを探すこともなかった。根子岳からの縦走路が合流する辺りになると林を抜けるので雪も消え、木道を登ると社のある四阿山山頂に着く。社は2つあって手前のものが上州祠、奥が信州祠と呼ばれているが、三角点はそのどちらにも無くてそこから150m程浦倉山寄りの位置にある。

駐車場で出会って先行した夫婦連れは社の裏手で休んでいたので、我々と相前後して到着した単独女性に頼んで山頂での記念写真を撮ってもらった。彼女は根子岳方面から現れたのだが我々の写真を撮り終えるとまた直ぐに引き返していった。我々も彼女と同じく来た道を戻ることにして、雪道を快調に下り後は景色を楽しみながらというところだが、この日は靄っていて浅間山さえぼんやりとしか見えない。

古永井分岐で一休みした後、登りの時とは道を変え的岩に向かって下る。的岩は地下のマグマが固まって地上に帯状に露出したもので遠くからも見事な眺めだったという記憶がある。ところが今回は直前まで様子がわからなかった。周りの林が茂って視界を遮るようになってしまったか、私の記憶違いのどちらかだ。

的岩から駐車場へは15分で着くと案内板にあったが、ほぼその時間で到着して今回の四阿山登山は終了した。この後近くの渋沢温泉という日帰り入浴施設に立ち寄った所、5月一杯で閉鎖するという張り紙があった。茶色の良いお湯だったし親切に対応してもらったので、無くなるとは残念なことだ。

この日の夜は長野の知り合いとの飲み会があり、私は山登りの余韻もあって飲みすぎて潰れてしまった。何度反省しても醜態を繰り返してしまう、こういう山行の打ち上げは本当に恥ずかしい。

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GPSで記録した登山ルートの地図画像が見られます。
オンライン地図(山旅倶楽部)の2万5千全国地図とカシミールを使用していますが、画像を縮小している為、縮尺は正確ではありません
地図上で登山ルートを赤色の実線で表示しています。歩いたコースが往復で異なる場合や行動が複数日に渡る場合は、色を変えている場合があります(例:登りを赤色、下りを紫色。一日目を赤色、二日目を紫色)