山行報告>引き続き低山に登る 猿投山

2017/10/30

 
【日 程】平成29年10月30日
【山 名】猿投山
【標 高】629.0m
【天 候】曇り
【メンバー 】福福
【タイム】
 猿投神社駐車場7:45−−−8:31東屋8:36−−−9:15東宮9:17−−−9:34猿投山9:35−−−10:09西宮10:10−−−10:35東屋11:06−−−11:45猿投神社駐車場
       


猿投山、標高629m。名古屋近郊の低山だが私自身は過去に1度しか登ったことはない。どうせ登るのならもう少し標高の高い山へとなってしまうからだが、たまたまこの日の天気予報でお日様マークの付いているのは愛知県だけで、他はずべて曇りか雨マークで他に選択肢が無かった。

ちなみに一昨日に登った尖山と同じく、猿投山も日本百低山に選定されていて、連続して百低山に登るのも面白いという気持ちもあった。

猿投山へは南麓の猿投神社から登る。神社の奥に登山者用の駐車場が設けられていて登山者の便が図られている。もちろんトイレも有る。

我々が到着した時は平日の比較的朝の早い時間帯にも関わらずほぼ満車状態で、ハイキング向けの山として猿投山は人気がある。この中には猿投山の毎日登山をしている人もおそらくいるのだろう。

駐車場からしばらくは舗装された道路歩きで、途中にはトロミルという陶土を作るための水車を利用した粉砕機の展示見本がある。そこから更に道路を進むと左手に登山道入り口が現れたのでここで道路を離れ、この先は東海自然歩道を歩くことになる。

入り口に御用杉と書かれた杉が一本立っているが、それほど巨木というわけではない。東海自然歩道らしい階段登りが始まり、一旦道路を横切ってからも階段は続く。所々水が流れて足元の悪いところもあるが、一本調子に登っていくと東屋に出た。

眺めは全く無い場所ながら風も当たらないので休憩するには良い。ここで衣服の温度調整をしてから少し登った所に岩の展望台があるので寄り道してみたが、晴れてはいるもののもやっていてスッキリした眺めは得られなかった。西の宮への分岐を過ぎて再び道路に出た所に東の宮の石の鳥居が有り、傍らにはトイレも有る。鳥居を潜って登り続けるとツガの木を良く見かけるようになり、やがて道の傾斜が緩んで東の宮に到着した。

社で手を合わせてから左手の道を少し下ってから登り返すと西の宮からの道に合流し、その先にカエル石がある。岩の形がカエルがうずくまっている様に見えるのだが、ペンキで目や口を書き足してあるのはいただけない。

山頂が近づいてくると風がゴーゴーと強まってきたので、途中で一枚着込んでから頂上に出たが風当たりが強く1分といられなかった。頂上は北方面のみ開けていて特に眺望が良いとは言えないが、この先瀬戸方面に東海自然歩道は続いているので、強風を押して更に縦走を続ける人達もいた。

我々は山頂から御船石を経由して西の宮に下ったが、西の宮の直ぐ上部に宮内庁が管理している景行天皇皇子の大碓命の墓があり、別の場所にある解説板によれば大碓命は小碓命(日本武尊)と双子の兄弟で、猿投山で蛇に噛まれて亡くなっていると伝えられているとか。猿投山が神話や伝説に関わりのある所とは知らなかったので、これは勉強になった。

西の宮も東の宮と同じく平安時代後期の創建とされている社が有り、境内にはかつてお寺もあったとのことでその礎石が残っている。

西の宮を下って行きに通った東屋で昼食にしたが、ここを通り過ぎる人達は結構多くて、改めて猿投山の人気ぶりが分かった。

低山と侮って登ることも無かったが、今回の猿投山は新たな発見があって楽しかった。これを機会にこれからは考えを改めて低山も積極的に登っていこうと思う。

 トップページへ戻る             ポイント写真及び山の位置はこちら

次の山行報告へ


前の山行報告へ

GPSで記録した登山ルートの地図画像が見られます。
オンライン地図(山旅倶楽部)の2万5千全国地図とカシミールを使用していますが、画像を縮小している為、縮尺は正確ではありません
地図上で登山ルートを赤色の実線で表示しています。歩いたコースが往復で異なる場合や行動が複数日に渡る場合は、色を変えている場合があります(例:登りを赤色、下りを紫色。一日目を赤色、二日目を紫色)