山行報告>うっすら富士山も見えた、御前山

2020/11/6

【日 程】令和2年11月6日
【山 名】御前山
【標 高】1,405m
【天 候】曇り
【メンバー 】福福
【タイム】
 奥多摩湖バス停7:56−−−8:10登り口8:14−−−9:20サス沢山9:29−−−10:38惣岳山10:42−−−11:02御前山11:08−−−11:18避難小屋12:01−−−14:17境橋バス停

御前山には以前登って今回が二度目、と思い込んでいた。ところがいくら過去の記録を調べても出てこない。結論としてそれは思い込みで、実際にはまだ登ってはいなかったということになった。
昔登った山を忘れてしまうというのはままあるが、登ってもない山を登ったと思いこんでしまうというのは記憶誤りとしては重症なんではないだろうか。
それはともかく、3日目の山は計画通り御前山に登った。

奥多摩湖バス停で下車して、同時に下車した2パーティに先んじて歩き出す。小河内ダムの堤体の上を通って、対岸の登り口から尾根に取り付く。曇り空ながら紅葉を愛でながら合間に奥多摩湖の湖面を見下ろしながら登っていく。自分たちは順調に登っている積りなのだが、登り始めて早々に後発の2パーティに追いつかれて抜かれた。更に上部では別の単独行者にも抜かれたので、出会ったパーティ全員に遅れを取ってしまったことになる。まぁしかしここは焦らず自分たちのペースを守って歩くのが肝心なんだろう。

サス沢山山頂は小広い場所で展望台から眼下に奥多摩湖、その奥に奥多摩の山々や大菩薩連嶺が望める好展望地で、休憩にはうってつけの場所だ。
サス沢山から先もゆったりとした気持ちの良い尾根が続く。これで昨日までのように晴れていれば紅葉もより見事なのだうが、雨の降る気配もなく歩けるのだから贅沢は言うまい。

御前山は上部は石灰岩の山で登山道の所々に露頭が見られる。それにブナ、広々とした尾根と昨日の鋸山とは打って変わった楽しい尾根道歩きができた。
その気持ちの良い尾根を登りきった所に体験の森の標識があり、ほぼ同じ場所に惣岳山の山名標識もある。ここまでくれば御前山までは一投足で、ほぼ到着と言っても良い。

その御前山山頂のすぐ手前に富士山が良く見える場所がある。
御前山山頂からは林が邪魔をするので、富士山の写真を撮るならこの場所ということになる。生憎の曇り空なので写真を撮っても締まらない富士山なのだが、記録として残しておへば後から見返して楽しめる。富士山の雪は大体七合目辺りまでが白かった。

御前山山頂には我々を追い越した単独女性が食事中だった。それと我々の後から単独男性が追いついてきたので、広い山頂部に我々を含めて4人という少なさで、これならコロナの心配はなさそうだ。ちなみに前々日の六ツ石山山頂では我々を含めて4人、昨日の鋸山山頂は3人。そして今日が4人と平日とは言え登山者はかなり少ない。

御前山は北側が開けているのだが、そこからの眺めや山頂標識辺りの様子を見ても全く記憶がない。この時はまだ以前に登ったと思いこんでいたので、見覚えがないことに困惑した。山頂から少し下った避難小屋のテラスで昼食にした。小屋脇にはか細いながら沢の流れがあって煮沸すれば飲めるそうだし、小屋正面からは大岳山の眺めも良い。良い場所に建てたものだ。、

昼食後下った御前山の麓は「奥多摩都民の森」といういわゆる園地として整備されているので、標識類や道路、東屋その他の施設が計画的に配置されて、誰でも気軽に周遊できるようになっている。従ってもう山登りのエリアではないわけだが、トイレが各所に有るのは助かる。最後は舗装された道路歩きになって、今日の目的地である境橋バス停に向かったが、予定時間ギリギリの到着見込みで焦る。結局、停留所手前まで来たところで向かってくるバスを認め、手を振って間に合わせた。

前々日の轍を踏まず、計画通りに行程を終えて気分良く1日を終了したわけだが、登ったつもりの山の記憶がまるでないという違和感は、後日記録を調べ直して真相が判明するまで続いた。

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オンライン地図(山旅倶楽部)の2万5千全国地図とカシミー ルを使用していますが、画像を縮小している為、縮尺は正確ではありません
地図上で登山ルートを赤色の実線で表示しています。歩いたコースが往復で異なる場合や行動が複数日に渡る場合は、色を変えている場合があ ります(例:登りを赤色、下りを紫色。一日目を赤色、二日目を紫色)