【日 程】令和2年11月26日 【山 名】川乗山 【標 高】1,363.2m 【天 候】晴れ後曇り 【メンバー 】福福 【タイム】 奥多摩駅8:14−−−8:49登山口9:01−−−10:41本仁田山10:53−−−11:30大ダワ11:36−−−12:231240p12:52−−−12:55舟井戸12:55−−−13:18川乗山13:30−−−13:47舟井戸13:47−−−15:31大根ノ山ノ神15:32−−−16:01熊野神社16:01−−−16:19鳩ノ巣駅 川乗山は奥多摩でも人気の山の一つだが、最も一般的なルートである川乗橋からのコースが昨年の台風19号による被害の為、林道が立ち入り禁止となっておりこのコースからの入山はできない状況になっている。それならきっと入山者も少ないだろうと今回の計画を立てた。この時期、入山者のいない山のほうが望ましいのだ。 なお、実際にこの日出会った登山者は8名だった ちなみにコロナ禍における登山スタイルとして私は以下を実践しようと考えていた。@同行者はカミさんのみAできるだけ人の少ない山へ行くB山頂やすれ違いの場ではマスクをするC手指消毒液を持参する Aについては土、日、祝日を避けるよう心がけているが、今の時期は元々季節的に登山者は少ないので、どこの山でもそれほど気にしなくても良さそうだ。Bについてはとっさにマスクを出すというのは難しいので、スカーフ類を常時首に巻いておいて、他の登山者が近づいてきた時にはそれを鼻の位置までずり上げるという方法をとっている。マスクを付けたままで登山している人もいるので、こちらも一応飛沫対策をしてますよという意思表示のつもりだ。 川乗山へは本仁田山を越えていくコースにした。以前このコースを下っているので様子が分かっているからだが、本仁田山への大休場尾根と大ダワから先の鋸尾根は急登で、前回下った時の報告に「登りにとるときついルートだ」と書いている。これをコースタイム通りに登れるかどうか、体力チェックの意味合いもある。 奥多摩駅から北へしばらく道路を歩き、分岐から安寺沢林道に入る。この林道も舗装されていて駅から40分弱で登山口に到着した。以前訪れた時にはこの場所にはわさび田が階段状に作られていたのだが、今は作業用の簡易モノレール軌道敷に変わっていた。20年経つと山の景色も変わる。 登山口から早速急登が始まる。植林の中を細かいジグザグを切って標高を上げていくと、やがて尾根(大休場尾根)に達するが、その後も一本調子の登りが続く。尾根道には自然林も現れるのでそれが慰めだが、登りのきついのは変わらない。何とか頑張って本仁田山に到着したが、登山口からの標高差700m弱を1時間40分というのはコースタイムどおりだった。 本仁田山山頂で少し休憩をとってから先に進む。次の目標の大ダワまでは途中、瘤高山の登り返しはあるが、概ね下り基調となり折角稼いだ標高をどんどん下げて行く。小さな社のある大ダワは本来は十字路なのだが、足毛岩方面の道は崩落により通行禁止になっていて既に地図からも消失している。ここから先の鋸尾根はそれほどアップダウンがきついわけではないのだが、疲れが溜まってきたのかなかなか足が前に出ない状態になってしまい、前を歩くカミさんとの距離が開く一方の苦しい登りになった。 鋸尾根第一峰との手書き標識のある1240ピークで昼食を取り体力の回復を図ったものの疲れは抜けず、川乗山山頂までのろのろとした足取りが続いた。この程度の山になんでこんなに疲労困憊するのかと困惑するほどだ。昼食場所から舟井戸を過ぎ山頂までは気持ちの良い林で、体調が良ければウキウキ気分で歩けたのに残念なことだった。 川乗山山頂は小広い山頂で木々の間からではあるが眺望もある。ただ、この日は途中から雲が出てしまって前回には見えた富士山も見られなかった。、 山頂からは舟井戸まで戻って、舟井戸コースで鳩ノ巣駅に下る。このコースは山腹の巻道なのでその分傾斜が緩く足にかかる負担も少ない。ただ、時々鮮やかさを残す紅葉は楽しめたものの眺望のないコースだ。山ひだに沿った道を延々と歩いて山ノ神直前に一旦林道に出るが、山ノ神からはまた登山道になりこれが予想外に長かった。なかなか人家が見えない中を下り続けてようやく熊野神社の社殿に到着し、無事下山の報告ができた。 神社から鳩ノ巣駅までは道路歩きがなお10分程あり、予定より1本早い列車は僅かの差で見送ってしまったが、計画よりは早く駅に着いてこの日の山歩きを終了できた。ということでタイム的には満足した今回の山歩きだったが、体調・体力については今後に不安を残す情けない状態であったことは正直に伝えてこの報告を終える。 (注)川乗山は川苔山と表記されることも多いが、前回の報告文に合わせて今回も川乗山とした。 トップページへ戻る
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