山行報告>ハイキングコースにも展望は欲しい、青梅丘陵ハイキングコース

2022/10/22

【日 程】令和4年10月22日
【山 名】青梅丘陵ハイキングコース
【標 高】494m(雷電山)
【天 候】曇り
【メンバー 】福福
【タイム】
 軍畑駅8:04--8:29榎峠8:36--9:06雷電山9:11--9:36名郷峠9:37--10:08三方山10:09--10:59物見櫓11:01--11:43鉄道公園横11:43--11:52青梅駅

お天気が続くようなので、前回から一日空けて標高の低いハイキングコースに出かけてきた。山と高原地図「奥多摩」のルート表記では概ね半日で歩けそうなので、その後食事でもして帰れるお手軽コースだ。
青梅線の軍畑駅がスタート地点で、一緒に降りた登山姿の乗客が10名程いたが、彼等は高水三山コースを目指すようで、ハイキングコースに向かうのは我々二人だけのようだ。

駅から歩き始めて直ぐに二車線道路に合流してその道沿いに進む。くねくねの山道なのでそういう所を求めてのバイクや自転車がよく通る。歩道の無い部分もあり、そんな所でダンプカー等の大型車が通ると身を縮めるような感じでやり過ごす。高水三山への道を分けてもまだ車道歩きは続き、ハイキングコースなのにこんな場所を通らせるのも問題だなぁという気になる。駅から30分歩いてようやく榎峠に着いて、やっと車から逃れて山道に入ることができた。

ここから最初のピーク雷電山に向かってこの日一番の急登が始まる。とは言え雷電山の標高は494mなので時間的には短い登りだ。登り着いた雷電山は植林の中のピークで、北側にベンチがありそこからの眺めはあるものの、南側の青梅市街の展望はなかった。雷電山を下ると辛垣城跡入口の標識があって、本線から分岐した道がある。一瞬迷ったが城跡には寄らずに本線を進むことにする。辛垣城跡方面が稜線通しの道で、本線は山腹の巻道という形になる。

再び稜線の道と合流した直ぐ先が小さな祠の祀られた名郷峠で、この峠から二俣尾駅に下りられるし、木の間から青梅市街の一部を見下ろせる。その先の418pからも部分的に市街地が望めたが、見られる範囲は狭くこの程度かという感じだ。次の三方山(454.3m)は三角点もあり、名前からして眺望を期待したのだが、ここは全く眺めがなくがっかりだ。406pを過ぎた所から道は一旦南向きに方向を変え、再び東向きに変わる所には日向和田駅への分岐標識があった。

標識類は非常によく設置されていて迷う心配もないが、標識の設置者の違いにより我々の向かう方向が「青梅駅」であったり「鉄道公園」であったり表記が統一されてないのは感心しない。383pには東屋がありかつての物見櫓跡で市が史跡として指定している。ここで初めて富士山の頭と左側の一部が申し訳程度に望める。この先道は林道状になって歩行スビードも上がってくる。コースが平坦なこともあって、このハイキングコースはトレランの人が多かった。出会った内の半数ぐらいはトレールランナーとみられ、中にはコースを往復して走っている人もいるようだ。

コース終盤になって富士山の上部がはっきり見られる所があった。展望の悪いコースだなぁと思いつつ歩いてきたので最後に富士山が顔を出してくれたのは何よりだった。道はやがて鉄道公園の横に出て、その後は舗装路を歩いて青梅駅まで行きこの日のハイキングを終了した。

青梅駅到着が11時52分できっかり半日コースで終えたわけだが、歩いてみた感想としてはあまり人にはお勧めできないなぁというのが正直なところ。コースの殆どが植林の中で展望がないというのがその理由で、トレールランナー以外には利用価値は無いように思う。ただ、青梅市街から物見櫓にかけては道が歩きやすいということもあり、家族連れの姿を多く見かけた。この間は休憩所なども良く整備されているので、ハイキングというよりは散歩の延長という感じで歩かれているように思われる。それなりの歩行距離はあるものの、登山靴にザック姿で訪れるようなコースではない。

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GPSで記録した登山ルートの地図画像 が見られます。
オンライン地図(山旅倶楽部)の2万5千全国地図とカシミー ルを使用していますが、画像を縮小している為、縮尺は正確ではありません
地図上で登山ルートを赤色の実線で表示しています。歩いたコースが往復で異なる場合や行動が複数日に渡る場合は、色を変えている場合があ ります(例:登りを赤色、下りを紫色。一日目を赤色、二日目を紫色)