山行報告>お土産にやっぱり蜜柑を買った、幕山

2022/11/8

【日 程】令和4年11月8日
【山 名】幕山
【標 高】626m
【天 候】晴れ
【メンバー 】福福
【タイム】
 幕山公園バス停10:17--10:28登山口10:30--11:32幕山12:05--12:23自鑑水12:25--12:45南郷山13:10--14:17鍛冶屋バス停

湯河原にある幕山には平成12年(2000年)10月にも登っている。当時の山渓のガイド記事を参考にしたと思うのだが、覚えているのは中腹にクライミングゲレンデがあった事、山頂から真鶴半島が良く見えた事、帰りに農家の庭先で蜜柑を買った事位で、コースの状況等は20年以上経った今では記憶がない。

当日の朝、湯河原駅前からバスで登山口のある幕山公園まで行く。前回は途中の鍛冶屋というバス停から歩いたようだが、今回は終点の公園まで乗車して少し楽をした。
バスから降りたのは我々を含めて数人で、梅の季節にはまだ早いため公園内の人影もまばらだ。正面に青空をバックにした幕山が見えて、あれなら1時間程度で登れそうに思える。

公園のトイレの前にある東屋から歩き始めると直ぐに立派な登山口の標柱があり、後は道なりで緩い傾斜を登る。辺り一帯は湯河原梅園と言われる場所で、今はまだ蕾も付いてはいないがずっと梅の木の林が続く。平日ながら岩登りゲレンデでは数人が岩に取り付いているのが見える。温暖な気候のため年間を通してクライマーが訪れるようだ。あまり眺めの良さそうではない東屋を過ぎると、相模湾に突き出た真鶴半島を見下ろす場所に出た。山の上から海を見下ろすのは随分久しぶりのように思えて、やっぱり気分が良い。

この先は道の傾斜が急にならないように何度もジグザグを切って少しずつ標高を上げていき、登山口から丁度1時間で見覚えのある幕山山頂に到着した。前回は家族連れなどで賑わっていたが、今日はお天気が良いにも関わらず我々のみなのはやっぱり平日のせいだろう。真正面に真鶴半島を見下ろせるのだが、前回に比べると木々が茂って展望の範囲が狭まった印象を受けた。お楽しみの昼食は小田原駅で購入した駅弁で、これが旨くて帰りにもお土産に買って帰った。途中で追い越した単独男性が上がってきて、食事を終えた我々は入れ替わりに次のピーク南郷山へ向かう。ルートに見覚えはないが前回と同じコースを歩いているはずだ。

桜並木の道から植林内に入り一旦林道に出ると、自鑑水まで200mの標識がありそれに従う。自鑑水とは石橋山の戦いに敗れた頼朝がこの池の水に映ったやつれた自分の姿を見て一旦は自害を決意したが、髪の乱れを正し勇気を奮い起こしたとされる場所で、小さな水たまりの脇にその旨の解説板がある。その先の分岐で林道方向へは向かわず南郷山を目指し次の分岐を右折する。要所要所には案内標識がきちんと設置されているので、それに従えば迷うことはない。

箱根笹で左右を閉ざされたような道を暫く進むと二つ目のピークの南郷山に着く。南郷山の頂上は幕山のそれを少し小ぶりにした感じでよく似ていて、ここからも真鶴半島が見渡せる。小休止後、南郷山を下って林道に出たら少しそれを西に進むと左手に麓へ下りる山道がある。後はこの道を下るだけだが、広大な湯河原CCの縁を回り込むように付けられた道で、フェンス越しに時折ゴルフ場のグリーンやプレーヤーの姿が見える。塀の内と外という感じで随分と環境が違うが、中の世界に入りたいとは思わない。

やがてゴルフ場とも分かれ人家が現れるようにようになり、随分と急な舗装路を下る。前回のような蜜柑の庭先販売が見らないのは期待していただけに残念だった。もう止めてしまったのかそれとも販売は土、日に限られるのだろう。仕方なく蜜柑は小田原で買い求めたのだが、出来れば採りたてのものを手に入れたかった。人気のない集落内を進み、鍛冶屋バス停にはほぼ予定していた時間に到着して、バス停の背後にある五郎神社に無事下山の報告をした。

さて、22年ぶりに登った幕山は冒頭に書いた通り、記憶は断片的でコースの状況については全く覚えてなく、その意味では新鮮な感じで登る事が出来た。花の綺麗な時期に登ればより感激も大きいのだろうが、反面混雑を覚悟しなければならい。人混みの少ないところを選んで出かけている我々には当分その機会はなさそうである。、

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地図上で登山ルートを赤色の実線で表示しています。歩いたコースが往復で異なる場合や行動が複数日に渡る場合は、色を変えている場合があ ります(例:登りを赤色、下りを紫色。一日目を赤色、二日目を紫色)