【日 程】令和5年5月2日 【山 名】六ツ石山 【標 高】1,478.8m 【天 候】晴れ 【メンバー 】福福 【タイム】 奥多摩駅8:14--9:02石尾根縦走路・六ッ石山登山口9:14--10:37休憩10:50--10:57三ノ木戸林道分岐10:57--11:36六ツ石山分岐11:36--11:41六ッ石山12:15--12:19六ツ石山分岐12:19--12:49三ノ木戸林道分岐12:49--14:10石尾根縦走路・六ッ石山登山口14:11--14:57奥多摩駅 9日間の大型連休の中で、人出の少なそうな平日に日帰りの山を計画したのだが、それでも往復の電車で座れない事もあったのはさすがGWならでは。今回の六ツ石山は2020年11月にも登っているが、奥多摩駅から直接歩いて登れるので、混雑するバスを利用しなくてもいいというのがミソだ。 当日の朝、奥多摩駅前から昭和の面影の残る柳小路を抜けてから右折、日原川を越えた信号の所で又右折すると、すぐ左手にコンクリートの階段があるのでこれを登る。ずっと階段が続き登り詰めると自動車道に合流する。この階段道はいわゆるショートカットコースで六ツ石山への正式道案内は自動車道路を行くようになっている。合流地点から300m程進むと標識があり左の「羽黒三田神社表参道入口」へ向かう。この参道は今まで進んできた自動車道の上を歩道橋で越して三田神社に向かう山道になる。ちなみに標識には「六ツ石山・鷹ノ巣山・雲取山」方面は自動車道路を更に進むようになっていて、前回来た時にまごついた場所だ。 今回はその轍を踏まず三田神社に向かったのだが、その後がいけなかった。参拝後に鳥居を出て右手の方に進み又車道に出てしまったのだ。正しくは社殿右横にある登山道を進むべきだったのをすっかり失念していた。気を取り直して植林の尾根を進んでから再度車道に出て右手に400m程進むと通行止めのゲートが有り、登り口はその少し先にある。途中で我々を追い越してそこで出発準備中の単独男性に声をかけてみると、今日は雲取山まで登ってそこで泊まるのだとか。奥多摩駅から雲取山までのコースタイムは10時間以上あるロングコースで、泊まりの装備を担いでそのコースを行くという元気さには脱帽だ。この日出会ったのは達者な人が多く、登り下りともほぼ全員に抜かれた。 登り口からは植林の中の登りが続くが、尾根に着くと自然林の青葉が迎えてくれた。奥多摩の山は植林が多い地域だが今登っている石尾根は自然林が割とよく残っていて、前回登った紅葉時期とか今回の新緑の季節に登るのは楽しい。三ノ木戸山の北側の山腹を巻いた先の鞍部で最初の休憩をとる。前回も同じ場所で休んだがここから三ノ木戸山をピストン出来るし、直ぐ先には三ノ木戸林道への降り口もある良い場所だ。休憩を終えその林道分岐に着いたときに、下ってきた人から「どちらの道で来られましたか」と尋ねられた。林道コースで下りるかこのまま尾根道を下るか迷っているようだった。こういう時は余計なアドバイスはしない方が良いと思っているので、本人の判断に任せた。 分岐を過ぎると道は傾斜が少し急になる。防火帯の切り開き道で日陰が無く、夏だとちょっと厳しい場所だ。この登りの途中ですれ違った人の中に同じ電車で乗り合わせた人を見かけた。下りてくる人は七ッ石辺りから来たのだとばかり思っていたが、奥多摩駅からバスで水根まで行き、そこから六ツ石山に登って奥多摩に戻るという周遊コースで歩いている人もいるのだ。確かにその方が短い時間で下りられる。 狩倉山との鞍部に出ると傾斜も緩やかになり、いよいよ目的の六ツ石山が近づいてくる。分岐標識の所で石尾根縦走路と分かれれば山頂だ。ほぼ予定時刻に着いて、まずは木の間越しの富士山を撮ってからの昼食タイムは少し風が冷たかった。山頂からは北岳や間ノ岳も望めてゆっくり休憩したいところだが、風の冷たいのと帰り時刻の制約があって早々に山頂を後にした。 前回はここから水根に下ったのだが、今回は往復コースなので来た道を引き返す。防火帯の道を下ると正面に大岳山が、更に下ると見る方向が変わって今度は御前山を望みながら下るようになる。いずれも奥多摩では人気の山だが、標高としては石尾根の単なる通過点と見なされている六ッ石山の方が高いというのが面白い。青葉の中を三ノ木戸山の山腹を巻き、緩やかな尾根を下っていくのは本当に気持ちが良い。翌日の筋肉痛という代償を払ってもこういう山歩きは止められない。やがて自然林は尽き、植林内を少し下れば登山口に戻る。帰りも三田神社に寄って無事下山のお礼を述べてからゆっくりと駅への道を下った。 私のGWの計画は無事終えたが、登りの途中で以前に見たことのある遭難救助用のヘリを今回も見かけた。この連休も遭難が増えなければよいが。 トップページへ戻る ポイント写真及び山の位置はこちら→ ![]() |
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