【日 程】令和5年9月24日 【山 名】茅ヶ岳 【標 高】1,704.0m 【天 候】晴れ 【メンバー 】N田、K原、M澤、N瀬、K瀬、ふく 【タイム】 深田記念公園駐車場9:46--10:59休憩11:20--12:20休憩12:27--12:30深田久弥終焉の地碑12:34--12:53茅ヶ岳13:43--14:40休憩14:51--15:43尾根道登り口15:44--16:04深田記念公園駐車場 茅ヶ岳には1992年(平成4年)の8月に会の仲間2人と一緒に登っている。その時は登り口からずっと小雨模様で山頂に着いてももちろん眺望はなく、当時の記録のメモ書きにブヨが多いとあるから快適な登山とはほど遠いものだった。その時登ったコースは今回と同じ深田公園駐車場から女石を経由するコースで、周回ではなく来た道を戻っている。今回は深田公園まで参加者のマイカーに便乗させてもらったが、実は韮崎駅からのバスもある。ただ、ネットで調べると分かりにくくて市民バスの穂坂線の深田記念公園行きは土、日、祝は運休とあって、何だこりゃとびっくりするが、別に茅ヶ岳みずがき田園バスで検索すれば、今度は土、日、祝のみ運行のバスが表示される。知らないと検索さえできないという悪例だ。 今回は久しぶりにみどりの会の例会に参加しての山行で、コロナ禍が始まって以来カミさん以外のメンバーと山行を共にするのはこれが初めてだ。集合場所で何十年ぶりの再会を喜びあったが、月日の流れによる外見上の変化はそれ相応のものとお互い認めざるを得なかった。計画書では記念公園駐車場スタートが9時10分となっていたが、到着の遅れたメンバーもいたため、予定より40分近く遅れての出発となった。スタート地点から西に向かって少し進み登山ポストを兼ねた標識の所から北に方向を変える。幅広いが石のごろごろした道をゆったりペースで進んでいくとスタートから35分ほどで舗装路を横切る。この舗装路を左手にとると直ぐに尾根コースの登り口に出るが、それは下りのコースに予定しているので、我々はそのまま赤松の目立つ林の中の道を直進する。傾斜は緩いのに相変わらずのスローペースで、皆おしゃべりに余念がない。 標高1,280m辺りで最初の休憩をとると、リーダーのN田さんから小ぶりのリンゴが配られて、それをかじっている間にも別のメンバーから菓子が回ってくる。予想していない差し入れというのはカミさんと二人だけの山歩きにはない事で、グループ登山ならではだ。十分休息した後に少し登って標高1,320mに差し掛かると進行方向はロープで閉鎖されて、登山道は沢芯を外れ右手の山腹に追いやられる。それを少し登ると左手に大きな岩壁が見えたので、多分あれが女岩であろうと言う事になった。後から調べてみると女岩は落石の危険があるので閉鎖されているとの事なので、その時の判断は正しかったようだ。閉鎖後に付けられと思われる巻道は滑りやすい急登でスリップに注意しながら進む。もっともこの沢ルート全体が湿った土なのではなからスリップ注意のコースなのだ。 やがて道は右手の尾根を目指すようになり、その尾根に乗った所で二度目の休憩となった。休憩になればどのグループでもおしゃべりの花が咲くものだが、このパーティでは四六時中歩きながらも喋っていて話しの切れ目がなく笑い声が絶えない。その場所から標高差で20m程登った所に深田久弥終焉の地の石碑があった。意外と小さいので驚いたが、没年と建立者の山村正光氏の名前が刻まれている。この場所から山頂までは標高差で140m、直線距離で280m程。登頂出来ずにここで斃れてしまったのは、深田久弥にとって無念であったことと思う。ところで私も以前にこのコースを登り降りしているのだが、この石碑にしても女岩にしても全く記憶がないのだ。当時の写真が散逸してしまって手元にないという事もあるが、やはりその時の記録を文章にしておかないと長く記憶に残すことは難しい。 山頂には我々が今日のほぼ最終パーティという感じで到着して早速昼食となったが、N田さんから出てくる出てくる、キュウリの漬物に卵焼き、ゲソの唐揚げ、デザートにパイナップル。他のメンバーからもチーズやチョコレートが順に回ってきて、何の用意もない私は少し肩身が狭かった。頭の上は青空が広がり富士山も綺麗に見えていたが、他の高い山々は大体雲に隠れていた。期待したほどのすっきりした眺めは得られなかったものの真夏の暑さは過ぎ去って山歩きには快適な日であった。 頂上を後にしたのが13時43分。ゆっくり楽しんだは良いが帰りの列車の時刻が心配になってきた。下りは尾根道でこちらの道の方が登りに使った沢道よりは歩きやすい。ゆっくり歩いてちょうど2時間ほどで尾根道の登り口に着き、いよいよ時間が迫ってきた為ここからは飛ばして駐車場に帰り着いたのが16時4分。目標の16時28分発の特急に間に合うかどうか微妙な時刻。それでも車で20分ちょっとで駅に着いたので何とかセーフだったが、同行のK原さんは駅での特急券購入時間はなく車内での割高の購入になった。 そんな事でK原さんには気の毒だったが、私自身は予定していた列車に間に合ったので自宅に帰り着いたのも事前の計画通り。終わり良ければ全て良しという話しでこの報告は終了だ。 トップページへ戻る ポイント写真及び山の位置はこちら→ ![]() | |
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