山行報告>頂上付近でお互い連絡とれず、御岳山と日の出山

2024/2/13

【日 程】令和6年2月13日
【山 名】御岳山、日の出山
【標 高】御岳山929m、日の出山902.0m
【天 候】晴れ
【メンバー 】福福
【タイム】
 ケーブル下バス停8:03--9:06御岳ビジターセンター9:07--9:24御岳山9:43--10:42東雲山荘10:53--10:57日の出山10:57--11:01東雲山荘11:09--11:13日の出山11:14--12:01日の出山ハイキングコース入口12:02--12:20つるつる温泉

昼頃までには下りてこられる軽めの山歩きとして計画したのが今回の御岳山と日の出山だ。この2つの山は峰続きなので、これまでにもセットで登った事があり、山の様子はよく分かっている。ただ、御岳山に表参道から登った事がないので、そこを登るというのが今回の目新しい点だった。

青梅線の御嶽駅前からバスに乗り10分で終点のケーブル下バス停に着く。僅かな距離なのだがこれが行楽シーズンになると大渋滞になって1時間以上かかった経験をしている。この日はもちろんそんな事もなく、そもそもバスの乗客自体が少数だった。その乗客達もほとんどがケーブル駅に向かい、参道から登るのは我々二人だけ。大鳥居を潜って踏み出した参道は舗装されていて山道というイメージはない。

この上の御嶽神社一帯は宿坊等の宿泊施設や土産物店などがあり、そこを生活地としている人達もかなりいるので、この参道は生活道路でもあるわけだ。従って上り下りの車が予想以上に多かった。とは言えくねくねの細い山道なので大型の車両は入ることは出来ない。ちょうど上で建設工事が行われていて、その為の工事用車両が7〜8台で登っていったが、全て軽トラックだった。道端や林の中には先日東京で降った雪の名残があって、やはり都心に比べると降った量も多いようだ。

木立を通してケーブルカーが見えていたが、丁度道路と交わるところでカラフルな車体を撮ることが出来た。道は「だいこくのお」と書かれた標柱の所からは傾斜が弱まり、やがてケーブルカー山頂駅からの道と合わさって集落内に入っていく。この天空の集落には150人程が生活していると何かに書かれていたのを見た覚えがあるが、ケーブルカーと細い道1本だけで下界と繋がっているわけだから、なかなか厳しいものがあると思われる。

集落の先に御嶽神社への階段があり、登り詰めれば御岳山山頂にある神社に着く。快晴の空に無風というお天気ながら居合わせた人の数は少なく、こんなに空いた御岳山は初めてだ。本殿裏手の奥宮遙拝所に向かおうとしたが、雪のため入口が閉鎖されていたので横手にあるベンチに座って小腹を満たしてから次なる日の出山に向かうことにする。階段を下り大岳山方面へ凍った道を進み出してから道間違いに気がついた。大岳山方面ではなく神代ケヤキの所から入るのが正しいルートで、以前も同じ間違いをしている。どうもこの辺りの地理が頭に入ってないようだ。

ルートに乗れば後は一本道なので間違う事はないものの、雪の凍った道が歩きにくくスリップしないよう慎重に進む。正直こんな風に雪が残っているとは思っていなかった。そんな雪道を進んでいくと御嶽神社の鳥居があって、それを裏側から潜って日の出山の領域に入る。木の間から先ほどまでいた御岳山と奥の院が見える。道が凍っているのでずっと私が先行して歩いていたが、カミさんとの間が開いてしまったようだ。もう少し行くと日の出山山頂直下にトイレがあるのでそこで待つことにしてそのまま先を行く。

そのトイレに着いた頃に20名程の登山者とすれ違い、私は用を足してから近くの東雲山荘(現在宿泊停止中)の建物の写真を撮ってたりしたが、一向にカミさんが上がってこない。来た道を少し戻ってみたが見当たらず、私の気づかぬ内に山頂へ向かったのかとも思い山頂へ行ってみたがやはり姿はない。一旦下り今度は更に先まで来た道を戻ってみたが居ない。もう一度頂上に行ってそこに居た夫婦連れに尋ねてみると、カミさんらしい風体の女性から、つるつる温泉への道はこれで良いのかと聞かれたとの事。この情報でカミさんが先につるつる温泉に向かっている事が分かり大いに安心した。

それでも実際に姿を見るまでは心配で、急ぎ足で下って追いついた時にはほっとした。話を聞いてみると同じ団体にトイレ近くで遭遇している事から、私との間は私が思っていた程は開いてなく、私が気が付かない内に先に山頂に向かってしまったらしかった。こんなドタバタになったのは、山中で携帯が繋がらずお互いに連絡が出来なかったからだった。今回は他の登山者からの情報が得られたから良かったものの、やはりパーティの間を空けすぎない事や小まめに次の集合場所を打ち合わせておくべきだったと反省した。そんな事で頂上での記念撮影もない山行になってしまったが、下山後の温泉ではゆったりと過ごし、食事とお酒を楽しみながら今回の原因について二人で話し合ったのだった。

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GPSで記録した登山ルートの地図画像 が見られます。
オンライン地図(山旅倶楽部)の2万5千全国地図とカシミー ルを使用していますが、画像を縮小している為、縮尺は正確ではありません
地図上で登山ルートを赤色の実線で表示しています。歩いたコースが往復で異なる場合や行動が複数日に渡る場合は、色を変えている場合があ ります(例:登りを赤色、下りを紫色。一日目を赤色、二日目を紫色)