【日 程】 令和7年1月18日 【山名・標高】五色沼自然探勝路 780m〜830m 【天 候】 曇り時々雪 【メンバー】 福福 3泊4日の内、1日目と4日目は行き帰りのみという余裕のある日程で裏磐梯を計画した。つまり行動日は2日目(土)と3日目(日)の2日のみなので、天気予報のより良かった3日目を山登りに当て、前日は五色沼自然探勝路を歩く事にする。 土曜日、時折小雪が舞う曇り空なのは予報通りで、午後からは晴れてくると言っていたものの、こんな日は麓で行動するというのが正解だろう。それほどの冷え込みのない中、探勝路入口に向かうと脇にあるスノーシュー等のレンタル店は空いていたものの、近くの物産館や食堂、お土産店等は全て冬季休業中で人影もなく閑散としている。この時期に訪れたのは初めてなので意外な感じを受けたが、スキー場を除けばここの観光地はグリーンシーズンのみで成り立っているようだ。 探勝路については少なくとも入り口付近はしっかり雪が踏まれていたので、それなりの人は入っていると思われる。特に今日は土曜日なので他に歩く人も多分いるだろう。ワカンを付けて出発するとすぐに現れるのが柳沼だ。表面が雪に覆われた沼の前で写真を撮っているのはちょっと前に沼への入口を聞かれた台湾人の二人連れだ。 我々のワカンを見てこれが必要かどうか不安そうに聞いてきたので、多分必要だと応えておいたが、結局、彼らは先には進まずそこから引き返したようだ。そう言えば泊まったホテルにも台湾人観光客が大勢いた。彼らには珍し雪見の体験が各地を巡る日本ツアーの中に組み込まれていると思われる。 次の青沼は沼の表面が開いていて緑色の水面が見えた。また隣のるり沼には展望台があって泳いでいるカモたちも見えたが、この辺りだけは雪の降りが強くなった。この展望台で対向の4人組とすれ違ったが、入口で会った人を除けば彼らが本日出会った唯一のパーティだった。 更に進んだ弁天沼は比較的大きな沼だが表面がほぼ雪に覆われている。その弁天沼を過ぎしばらく林の中を進むと次は深泥沼でここにもカモが多くいたがカメラで狙うには距離が遠く、撮った写真も画像が荒くてはっきりしない。その先に赤沼というこじんまりとした綺麗な沼があったが、水の色がやっぱり緑色で、五色沼と言っても冬はみな同じ色に見えるのだろうかと思った。 毘沙門沼という一番大きな沼の縁に出たので、そろそろ昼食適地を見つけなければならない。しばらく歩いてルートの左手に台地上の場所を見つけたのでそこを昼食場所に定めツェルトを張って早速お昼の調理にかかる。 最近は鍋づいているので今回も牡蠣鍋にしたのだが、下ごしらえは済ませてきたものの煮込むのに随分時間がかかった。結局、ツェルト設営から食事を終えて撤収するまでに1時間50分もかかってしまい、通常の昼食時間からすると大幅な時間超過だ。雪中泊なら鍋は定番だが日帰り山行の場合はよほど時間の余裕があるか、鍋そのものを目的とする山行でなければ昼食にするのはやっぱり難しい。 今回は正に鍋山行が目的だったので、時間はいくらかけても構わなかったのだが、それにしても長過ぎたなぁと反省している。 食後はルートに戻ってから30分程歩くとビジターセンター横に出て五色沼散策路は終了する。このビジターセンターも冬季閉鎖中なのでトイレは使用できない。トイレはそのまま真っすぐ進んで交差点に出たら左折、雪で埋もれた五色沼入口バス停の標識を過ぎて道路の向かい側にあるコンビニのものが利用できる。交差点から150m程の位置である。 さて、今回この探索路を歩いてみたのはクロカンスキーで行かれるかどうかを知りたかったという事も有る。自分としてはクロカンでも問題ないという印象を受けたので、次に来る機会があればそれを楽しんでみたいと思う。沼を繋いで歩くクロカンスキーというのも楽しそうだ。 ![]() ![]() |
五色沼自然探勝路 / ふくさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ