| 【日 程】 令和7年10月11日 【山名・標高】武華山 1,758.7m 【天 候】 晴れ 【メンバー】 ふく 武華山は以前に山sigの松一さんから良い山だと紹介された山だ。聞いてから随分と時間は経ってしまったが、ずっと記憶の片隅に残っていた山なので今回ぜひ登っておきたいと計画に加えた。 武華山へは国道39号線を北見方面に進み、石北峠を越えてから最初に左に入る林道がその入口で、武華山の標識もそこにある。林道に入ってからはダート道は意外と短く1.5km程で林道終点に着いてしまう。車も5台程はそこに停められる。私が着いた時には先行者の車が3台停まっていたので、土曜日の好天となると人も出かけてくるようだ。 進入禁止のトラロープを跨いで平坦な道を進むと、大きく陥没した沢にぶつかるので、沢床に下りてから対岸によじ登る。おそらくここに架かっていた橋が崩落してしまったものらしい。と言うのも地図には登山口の先まで車道マークが入っているからで、その林道がいつの頃か崩壊、崩落してしまい、その跡を登山道として我々登山者が利用しているわけだ。実際に歩いてみても林道の痕跡と思われる箇所は随所に見られた。そのせいか渡渉箇所も多く、難しくはないがバランスを崩せばボチャンは免れない。 登山口まで来た所で一息入れるも、先行者の姿はない。登山口から先も緩い登りが続いてライオン岩コースと東尾根コースの分岐に着く。その直前に綺麗な滑滝が見えるのだが、木々が邪魔をして全景をカメラに収めることが出来なかった。東尾根コースを取ると道は少しずつ登山道らしい登りになってくる。途中で小腹を満たす休憩を取ってから1574pで尾根に上がり、以後は尾根通しの登りになる。前ムカの近づくと尾根はまた緩やかになるのだが、緩やかになってからが意外と遠く感じた。 前ムカは眺めの良い場所で南に見える鋭い穂先の山は以前登ったニペソツだろう。ここから進行方向に当たる西側には武華山が一部を隠しているが、大雪山系の白い山並みが見える。又、前ムカは武華山と武利岳への分岐点でここから両山をセットで登る人も多いらしい。ただ、前ムカから武利岳へは大下りの後大登りとなるので、それなりの体力の持ち主でかつ登山口を早朝に出発する必要がある。 ここで写真を撮っている間に男性二人組が追い付いてきたので、彼等に先に行ってもらってから後を追う。武華山までは比較的平坦な稜線歩きだが風が強く冷たい。武華山山頂で彼等に追い付いて、お互いに写真を撮り合った。計画ではここから来た道を引き返す事にしていたのだが、心配していた雪は無さそうなのでライオン岩経由の周遊コースに変更を決断する。その旨をlineでカミさんに連絡しておいて、昼食にするという彼等より先に出発した。 武華山からの下りは一部岩場もあるが問題なく通過して、ライオン岩は左手から基部を巻く。その先で道は突然消えてしまうが、よく見ると左手にか細い踏み跡があり、地図とも合致しているこの踏み跡が正式コースの筈だ。後はどんどん下っていくだけだが、標高1,48m辺りでルートミス。これはおかしいと気づいて引き返したのだが、ちょうど間違った地点で二人組が追い付いてきて、結果的に私が誤ったルートへ引っ張り込んだ形になった。彼等は戻らずにそのまま強引に正しいルートに出たが、本当に申し訳なかった。 やがて道は平坦な林の中の道になり、朝通ったライオン岩、東尾根分岐に着いた。ここまで来ればこの先に危険箇所はないので、登山口で行動食を食べてゆっくり休憩してから林道終点に帰った。 その林道終点には先行した二人組の姿は既になかったが、先に駐車していた3台の車はそのままだった。出会うこともなかったので武利岳に向かったものと思われる。 武華山は松一さんが言うように良い山だった。緩やかな登りが続き危険箇所もなく、稜線の雰囲気も良い。何より登り口となる駐車場までのアクセスの容易さが人気の所以だと思う。昨日とは打って変わった好天に感謝しながら駐車場を後にした。
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武華山 / ふくさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ