| 【日 程】 令和7年12月13日 【山名・標高】高水山759m、岩茸石山702.9m、惣岳山756m 【天 候】 晴れ 【メンバー】 ふく 高水三山には1999年(平成11年)11月にカミさんと二人で登っていて、それ以来ということになる。奥多摩入門の山とされている事もあるが、何度も登りたくなる山ではないというのが四半世紀ぶりの訪問に現れている。 当時の記録を読み返してみると、高水山山頂で都岳連のアンケート調査を受けたとある。その時に視力検査まで受けて、これは何の為?とその時の疑問が書いてあった。アンケート調査を受けた事も視力検査の事も全く覚えてなかったが、記録を読んでその頃の都岳連も活動を頑張っていたなぁと微笑ましく感じた。今でもアンケート調査等やっているんかしらん。 三山の内、最初の高水山へは青梅線の軍畑駅からしばらく道路歩きが続く。歩道のある間は良いが、それがなくなると車の走る脇を歩くような嫌な道になるが、平溝橋の所で交通量の少ない道路に外れてほっとする。なお道路歩きが続き、高源寺手前の分岐は右手に入る。道路端に案内標識が良く整備されているので迷う事はない。 高源寺から500m程で舗装道路は行き止まりになり、橋を渡って山道に入る。立派な堰堤を越えて少し沢沿いに進んでから山腹に取り付き、杉の植林の中を登る。取り付き部分は少し急だが尾根に出れば傾斜は弱まり歩き易くなる。何合目と書かれた石碑が時折現れるのはこの道が高水山直下にある常福院という立派なお寺の参道だからで、上成木への分岐標識を過ぎると傾斜はほぼなくなり、常福院境内に導かれる。 山中にあるとは思えない程の立派なお寺で境内も広く、日当たりも良いのでここで休んいる人達もいる。このお寺の直ぐ上に高水山山頂がある。木立に遮られて眺望は無いが日当たりは良い。山頂にある石の祠の前に6段横一列にお賽銭が並べてあるのは可笑しかった。 高水山から急な下りの後は緩やかな道になり、行動食を口に入れながら歩く。町中での人の食べ歩きに厳しい視線を向ける自分が山中で同じ事をしてるのだからいい加減なもんだ。巻き道分岐から先、急登を登り切ると2座目の岩茸石山山頂だ。ここは三山の内唯一眺望の開けたピークで、ベンチも設けられているので食事をとっている人も多い。 私はここも写真だけ撮って素通りし、三山最後の惣岳山を目指す。惣岳山山頂は日当たりがないことは前回来て分かっているので、登りにかかる手前で切り株をベンチ代わりにして昼休憩とした。魔法瓶に入れて来たたお湯がまだ熱くて直に飲めないのには参ったが、15分とかからずに昼食を終え再び登り始める。 手前の岩場を過ぎると社のある惣岳山山頂で、社は青渭神社というのだそうだが、神殿はぐるりと金網に囲まれ厳重に保護されている。金網越しに見ると建物の壁にある透かし彫りが中々立派で、きっとこれらがうかつに触れられぬ為の金網なんだろう。この神社には別に里宮が麓にあるそうだ。 ここからは御嶽駅に向かって下りが続く。惣岳山の標高が756mで御嶽駅はほぼ240mだから500m以上の下りになり、なかなかきつい。楽なのは途中の沢井分岐から左手に沢井駅を目指すコースで、これだと分岐を過ぎると直ぐに車道に出るので足を痛めることなく歩くことができる。 私の目指す御嶽駅へは尾根通しに分岐を直進するが、無駄な登り返しもあり非効率だ。今回は前回と同様のコースを歩いて所要時間を比較したかったのでそうしたが、沢井駅に向かえば駅から5分の所に「澤乃井」で有名な小澤酒造があり、下山後の一杯も楽しめる。高水三山を目指すなら、惣岳山からの下りは沢井コースをお勧めする。
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高水三山 / ふくさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ