| 【日 程】 令和8年1月25日 【山名・標高】倉岳山990m、高畑山982m 【天 候】 晴れ時々曇り 【メンバー】 ふく 登り初めが1月下旬という遅い時期になったのは、このところ感じている体力の低下が山へ登る気力にも影響を与えているせいか。それとも単なるスケジュール上の問題なのか。他人にはどうでもいい事を考えてる内に、列車は倉岳山最寄りの梁川駅に到着した。倉岳山には直近では2022年(令和4年)の12月に登っているのだが、実はわずか4年前に登ったその事もすっかり忘れていて、登山口に向かう道すがらに、「あれ、この道は通ったことがあるぞ」と道の様子や町並みを少しずつ思い出していたのだ。体力だけではなく記憶力の方も相当衰えているようで、新たな悩みがまた一つ増えた感じ。 登山道には膝まで埋まるほどの落ち葉の積もった箇所や送水管の黒いパイプが登山道に沿って伸びている事等、それにははっきりした記憶があった。標高350m辺りの斜面にトラロープが張り巡らされた箇所があり、足元が崩れるのでロープをしっかり掴んでないと登っていかれない所も覚えがある。寺下峠まではそんな風に記憶を辿りながら登っていかれたが、その先の稜線歩きになってからはほとんど覚えている事がなかった。展望もなく単調な稜線歩きでは記憶に残るものもなかったと思われる。 そんな稜線歩きの中でそれまで他の登山者に会う事もなかったのだが、立野峠を過ぎた所で初めて対向の2人組とすれ違った。富士山は見えたのか尋ねたところ、はっきり見えなかったとの返事で、稜線から見た空の様子からするとやっぱりという感じだった。 ベンチもある倉岳山山頂には数人の登山者が休んでいたが、お目当ての富士山は完全に雲に隠れて見えない。先程の情報どおりなので休むこともなく倉岳山を後にする。次なる期待の高畑山へは穴路峠まで一旦下りそこから登り返す。しばらく稜線を進み、雛鶴分岐まで着いたら直ぐ先に高畑山山頂がある。山頂に近づくと富士山に向かってカメラを構えている人の姿が目に入った。行ってみると頂上は隠れているが、その下の部分は何とか見られる。今を逃すとチャンスは無いと、ザックを置くまもなくシャッターを切った。 やれやれといったところで、この場所で遅めの昼食休憩にする。どういう訳か北西ではなく南から冷たい風が吹き上がってくるので、そちらを背にして昼の準備をし始めたのだが、風は回っているようでやっぱり北からも冷たい風が吹き付けて来る。そんな事で食事の間にすっかり体が冷え切ってしまった。登り着いた時には数名いた登山者もやがて私と他に1名だけとなり、異口同音に「冷えますねぇ」。この日歩いたコースにはどこにも雪はなかったのだが、高畑山山頂の気温は-5度位ではなかったろうか。 食事を終えて先に私が下山を開始したのだが、直ぐに先程の彼氏に追い越された。最近はとみに下りが弱くなり、自分でも腰の引けているのが分かる。腰が引けると膝、腰に余計に負担がかかって悪循環という感じになのだが、ここは慎重に一歩一歩下りるしか無い。それでも動いてる間に体が温まってきたのは良かった。 穴路峠からのルートとの合流地点からは沢沿いに下るようになり、堤体も新しくなり引き続き工事中の小篠貯水池付近から登山道は林道に変わる。桂川を渡ると堀之内の集落に入りここから正面に連日ニュースに取り上げられた扇山が見えるのだが、その山火事跡はよく分からなかった。集落の外れで中央線の踏切を渡り、その先の国道20号線を西に進んで鳥沢駅で山行を終了した。 今回はわずか4年前に登っていたという事実を忘れていたという、自分にとってはショッキングな出来事があり、この日の気温だけではない薄ら寒さを感じた一日だった。ただこれから先の年齢的な事を考えてみると、こういう事がこれで最後とは思えない。勿論そうちょくちょく起きても困るのだが。
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倉岳山 / ふくさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ