【日 程】令和元年11月4日 【山 名】陣馬山、高尾山 【標 高】陣馬山855m、高尾山599.3m 【天 候】晴れ 【メンバー 】福福 【タイム】 JR藤野駅7:37−−−9:34陣馬山9:41−−−11:26景信山12:21−−−13:08小仏城山13:14−−−14:04高尾山14:07−−−15:39京王高尾山口駅 高尾山の薬王院に御札を納めに行く用事があり、どうせ高尾山に登るなら久しぶりに陣馬山から縦走してみようと計画を立てた。台風19号による被害で陣馬高原下へのバスは運休となっているようなので、今回は相模湖側から入山することにする。 快晴の祝日、早朝の中央線藤野駅に降り立った山姿の人は十数人程で思っていたよりは少ない。トイレで用を足したりと準備をしている間にそれぞれ出発していって、我々がほぼ最後の登山者だった。期待していた登山口までのバスはこの時間帯は平日のみの運行だったので、計画通り徒歩で向かう。 駅を出ると直ぐに中央道を潜るトンネル歩きがあるが幸い車の通行はなかった。概ね30分で登山口バス停に着き、その先を標識に従って右手の道に入ると、直ぐに一ノ尾根経由と栃谷経由に道が分かれるので、計画通り栃谷経由の道を選ぶ。道標類は良く整備されているのでそれに従うと、徐々に標高が上がって背後の山がせり上がってくる。 陣馬山近道の標識の所から畦道のような道となり、これでようやくアスファルトの道路歩きから開放された。尾根に乗ると完全に山道となるがこの尾根道は急登もなく傾斜も緩いので非常に歩きやすい。途中、若い男女ペアに抜かれたものの、藤野駅からほぼ2時間で陣馬山山頂に到着した。さて、楽しみにしていた富士山だが残念ながら雲に隠れていて全く見えない。平野部は良く晴れているのに山の方は雲が湧いて、結局この日は最後まで富士山を見ることはなかった。久しぶりの陣馬山ではあったが富士山が見えないでは長居する理由もないので、山頂で居合わせた人に記念の写真を撮ってもらったら直ぐに出発だ。 陣馬山から高尾山までは距離は長いが急登もなく緩やかで道幅も広く、かつ稜線上に茶店が点在するので安心という初心者にも人気の所以だが、来るのは初心者ばかりでなくトレランが多い。やたら多い。加えて稜線南側の相模原市、北側の八王子市の麓からも奈良子峠、明王峠、底沢峠、堂所山、景信山、小仏峠、小仏城山の各所で道が繋がって、好きなようにコース取りができるというのも人気の理由だろう。 さて、我々の方は堂所山辺りで昼食をと考えていたが、まだ時間が早かったので景信山まで先に進むことにした。このため堂所山はピークを踏まず巻道を利用した。ちなみにこのルート上には巻道が多くあって、我々はピークを通ったり巻道を行ったり、その時の気分で選んでいた。 景信山には茶店が2軒ある。三角点に近い方の店でなめこ汁とおでんを頼んで昼食にした。おでんはパック入りのものを温めるだけという、何というのか山小屋風と言ったらいいのか。しかし、今回はパンしか持ってこなかったので温かいものは嬉しい。山頂にいると時折雲が日を遮る時もあったが、下界の方は良く晴れていて、新宿の高層ビル群が蜃気楼のように見えた。お腹の膨れたところで山頂を後にして出発すると標識に「小仏峠〜小仏バス停方面、崩落により通行禁止」の張り紙がしてあった。同様の張り紙は小仏峠にもあって、台風19合の被害はここにもあるようだ。 次の小仏城山にも茶屋が2軒あって、こちらも景信山に劣らずお客で賑わっていた。 小仏城山を下り平坦な広場状の一丁平を過ぎると最後の高尾山への階段登りが始まる。高尾山が近づくとさすがに行き交う人も多くなる。 その最後の登りを終えた高尾山山頂は大勢の人でごった返していた。紅葉の最盛期にはまだ少し早かったが、さすがに好天の祝日とあって驚くほどの人出だ。なにしろ山頂標識前の撮影スポットには写真を取るための順番待ちの列ができていたのだ。それも左右に二本。その人混みをかき分けて薬王院へ下り、古い御札を納めるという当初の目的は果たせたのだが、至るところ人、人、人、、、で、下りは一号路を利用したのだが人の波が邪魔をしてなかなか自分のペースでは歩けなかった。 今回、高尾山だけを目的地にしないで良かったとつくづく思ったことだ。それと色々な登路があるのだから高尾山にこだわらず、裏高尾を自由なコース取りで歩いたほうが楽しそうだし、もし高尾山に登るのなら桜と紅葉時期の休日は避けたほうが良いというのが今回の教訓である。 そんな思いで高尾山口駅まで下りてきて、駅のすぐ隣りにある日帰り温泉施設「高尾山温泉・極楽湯」で汗を流したのだが、ここもまた超満員であったことは言うまでもない。 トップページへ戻る
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