【日 程】令和4年1月19日 【山 名】雨降山、不老山 【標 高】雨降山1,177m、不老山839.4m 【天 候】晴れ時々くもり 【メンバー 】福福 【タイム】 三本木バス停9:24--9:30ゆずりはら青少年自然の里9:36--10:59二本杉11:00-11:53雨降山11:53--11:58和見分岐13:10--14:08高指山14:15--14:32不老山15:02--15:57不老下バス停 日の短い冬の山歩きは、家を暗い内に出る早出、早帰りの計画で出かけている。ただ乗り換えのバスの時刻により時間調整が必要な場合があり、そんな時は駅のファストフート店などを利用する事が多い。今回は高尾駅の駅構内の店で朝定食を食べたが、とろろご飯が美味しかったので、また時間のとれるときには食べてみたい。 そんな風に時間を潰してJR上野原駅からのバスに乗り込むと、他の山姿の乗客は順々に降りていって、三本木のバス停で降りたのはやはり我々のみで、今日も静かな山になりそうだ。お天気の方は晴れていて風もないが空気は冷えているのでは防寒着は着たままで歩き出す。バス停横の「二本杉」と書かれた標識に従い一旦左手の谷に降りてから登り返すと「ゆずりはら青少年自然の里」という野外活動施設の中に入っていき、二本杉へはこの施設内からスタートする。 施設の背後にある山の斜面をジグザグを切って登っていく内、徐々に体が温まってきたのでパーカーを脱いで薄着になり、ついでに一息入れる。2万5千図のp649が室所というやや開けた場所になっていて、野外活動の参加者らが取り付けた標識がにぎやかだ。杉の植林に変わってからも結構な登りが続き、空気は冷えているものの体は汗ばんでくるが、やがて東西に延びる尾根に合流して急な登りは終了した。この合流地点が二本杉のピークでピーク自体が杉の植林地内なので周りは杉だらけだ。二本杉と名付けられた当時の杉の木はおそらく今は存在していないだろう。 ここから西に向かう尾根道は坦々としていて、寺入山のピークも二本杉同様にピークらしい形態ではない。気持ちの良い落葉広葉樹の林が続き、北側に笹尾根が見えるのだがすっきり見通せるところはなく、写真を撮っても前景の木々が鬱陶しいだけだ。この先にある雨降山は昨年12月に登った権現山の峰続きで、権現山の東1.5kmの位置にあり今回のコースの最高地点(1,177m)になる。権現山からの富士山の眺めが素晴らしかったので雨降山でもと期待したのだが、雨降山に近づくと再び見通しのきかない植林の中に入ってしまった。 2万5千図に電波塔マークがあったのでアンテナ周辺は切り開かれているのではと思っていたのだが、行ってみると頂上一体はアンテナ施設に占有されていて、周りを金網で囲まれているので立ち入ることはできなかったし、その外側は植林地なので全く展望を楽しむというような場所ではなかった。もっともこの日は南側には雲が湧いて山並みを隠していたから、仮にとこか切り開かれていても富士山を眺めるのは無理だったろうが。 初戸への分岐標識に雨降山の表示があったが、この場所を頂上とするにはちょっと雰囲気が合わず、そこは通過して和見分岐まで進んだ所でツェルトを被って昼食休憩にした。 1時間以上その場所で過ごして、出発しようとした頃には晴れていた空がすっかり曇り空に変わっていて、道理で冷えた感じがしたわけだ。 ここから稜線を外れ和見峠に向かって南に下り、峠から更に下って林道を横切ると、次のピークである高指山への登りが始まる。急登はないものの相変わらず見通しのない尾根道を登り続けて高指山に着いた。ベンチもあるこの場所での休憩でも良かったが、もう一足のばして休憩は今日最後のピークである不老山でとった。不老山山頂は富士山を眺める為であろう、南側の木々が刈払われていて開けている。ただし今日見られたのは麓の眺めだけで、山の方はすっかり雲の中だから富士山を見ることはなかった。それでも風もなく晴れ間も戻ってきたのでベンチに腰を下ろして、温かいお茶と羊羹でのんびりした。 ここから不老下バス停まであとは下るのみで、相変わらずの植林された尾根を下っていくと、標高580m辺りに遠目には東屋かと思った立派な祠があり、地図で確認すると金毘羅大権現と書かれていた。ここで無事に山歩きが終えられるようお願いして、更に下ると墓地の横に出てその先は舗装された道になり山道は終わる。集落を抜けて不老下バス停にはバス時刻に十分余裕を持って到着し山歩きを終えた。 今回は期待した展望には恵まれなかったが、低山なりののんびりした山登りができた。 しかし、今日は楽しめたがいよいよ明後日からは「まん延防止等重点措置」が適用となるので、こういう山歩きも出かけづらくなるかなぁ、と心配している。 トップページへ戻る ポイント写真及び山の位置はこちら→ ![]() |
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