【日 程】令和5年1月11日〜12日 【山 名】戦場ヶ原周辺 【標 高】庵滝1,686m 【天 候】1日目晴れ、2日目晴れ 【メンバー 】福福 【タイム】 1日目 湯滝入口バス停11:31--11:39湯滝11:44--12:24小滝12:27--13:06湯滝14:10--14:19湯滝入口バス停14:31--14:35光徳入口バス停14:35--15:50光徳温泉 2日目 赤沼バス停8:58--9:37戦場ヶ原展望台9:43--10:28弓張峠10:28--10:33庵滝入口10:34--11:41庵滝11:50--12:37庵滝入口12:37--12:41弓張峠12:41--13:41泉門池15:17--15:49光徳入口バス停 奥日光でのクロカンスキーは1997年から2004年までほぼ毎年通っていたのだが、その後はパッタリで今回は19年ぶりに訪れた事になる。またクロカン自体も2018年2月以来と久しぶりなので出かけるのを非常に楽しみにしていた。 1日目 湯元温泉行きのバスが標高を上げていくと雪の量が徐々に増えてきて、これならクロカンスキーも十分できそうだ。先に宿に不要な荷物を残してバスで「湯滝入口」まで行き、ここからスタートする。湯滝までは緩い下り道なのですいーっと滑っていくつもりだったが、晴天で気温が上がったせいで、雪がスキーの裏側にくっついて滑るどころではない。、今回ワックスを忘れてしまったのでどうしようもなく、だましだまし行くよりしょうがなかった。忘れ物はもう一つあってそれは日焼け止めクリーム。久しぶりのクロカンに必要装備の感所が戻っていないようだ。 到着した湯滝は水量も多く堂々としたその姿を見ると、久しぶりだなぁと懐かしく感じる。湯滝からはいつものように泉門池に向かう積りだが、今回は初めて湯川の右岸側のコースを歩いてみることにした。いつも歩く左岸コースはトレースもしっかりついて歩きやすいが、右岸コースは利用者が少ないためにルートが分かりにくい。何とか小滝に着いてここから左岸コースに合流して後は一本道になる。ところが行ってみるとその先の遊歩道が閉鎖されて通行止めになっていた。事前情報もなく途方に暮れたが、どうしようもないので左岸コースで湯滝まで戻り雪原にツェルトを張って昼食とした。メニューはすき焼き、こういうのを持ってくるから荷が重く転倒しても起き上がれなかったわけだ。 昼食後は当初の計画を変更してバスで光徳入口まで戻り、今度は逆川の右岸にある山道を歩き出してみたが、山沿いの狭い道で全然面白くない。引き返して今度は左岸コースを歩くことにしたが、こちらはクロカンの専用コースになっているので、圧雪もされていて歩きやすい。結局この日はこのコースで宿に戻り一日目の行程を終えた。久しぶりのクロカンにこの日はしっかり疲れた。 2日目 二日目も引き続き快晴で、朝のバスで赤沼まで行きそこでスキーを付けたが、コースは良く踏まれていてつぼ足でも大丈夫そうだった。40分程歩いて展望台に着き戦場ヶ原越しに男体山を眺めてから更に進むと圧雪された道路に出るのでその道路をしばらく進む。めったに通らないが一応車も通るので注意が必要だ。東屋とトイレのある小田代ヶ原入口を過ぎなおも道路を進んで登りきった所が弓張峠で、峠を越えてヘアピンに大きく曲がる所でようやく道路を離れる。 今回我々が向かおうとするのは山渓のガイド記事で紹介されていた庵滝へのスノーハイキングコースで、この為にワカンを背負ってきている。ところが、着いてみるとしっかりトレースが残っていて、ワカン無しでつぼ足での歩行が可能な状態だった。実は前々日にNHK関東地域のローカルニュースで奥日光の氷瀑ツアーが取り上げられていたのが正に我々が目標にした庵滝で、取材日前後からそれなりの人数が歩いているようだ。現にこの日も7,8人の登山者とすれ違っている。 地図にルート表記はないもののトレースを忠実にたどれば目的地に着くので安心だが、時々ズボッと潜ることもあり結構疲れる。道路から1時間強で辿り着いた庵滝は見事に氷爆がかかり、見ごたえのあるものだった。ただ滝見や氷爆見学にそれほど惹かれない者にとっては、ここまで来たらまた引き返すという労力に見合うものかどうかは微妙だ。 弓張峠に戻りその先から小田代原に向かって下る。この下り出しの所がスキーが滑って一番気持ちが良かった。鹿避けフェンスを潜り周遊路に突き当たると後は木道の上に積もった雪の上をスキーで歩くだけ。貴婦人と呼ばれている白樺の木も発見できず、木道の上を歩くだけのクロカンスキーはつまらない。歩き続けて泉門池で遅めの昼食にした。この日は玉ねぎと缶詰の炒めもの。カレースパイスがやたら目にしみた。昼食後は光徳入口まで歩き、そこからはバスで宿に戻って終了した。 今回は新雪こそ体験できなかったが2日間とも晴天に恵まれてクロカンスキーを楽しめた。久々のスキーで感じたことは何と疲れるものかという事。疲労の原因は体力の低下もあるが、それだけではなくてスキー感が戻らずに無駄な所に力を使ってしまったと言う事も考えられる。シーズン中にもう数回経験してみて同じように疲労するかどうか試してみたい。 トップページへ戻る ポイント写真及び山の位置はこちら→ ![]() |
|
前の山行報告へ |
![]() |
GPSで記録した登山ルートの地図画像
が見られます。 |