【日 程】令和6年1月14日 【山 名】大谷ヶ丸 【標 高】1,643.8m 【天 候】快晴 【メンバー 】福福、Go夫妻 【タイム】 景徳院入口8:55--10:30大鹿峠分岐10:30--10:54大鹿山・景徳院分岐10:54--11:08曲り沢峠11:09--11:37コンドウ丸11:04--13:00大谷ヶ丸13:06--13:23米背負峠13:24--14:06林道出合14:06--15:10天目山温泉 今回は久々にGo夫妻との山行ということで、再会を楽しみにして家を出たのだが、、、 三鷹駅で予定の電車に乗るまでに10分の待ち時間があり、ホームだと寒いので2階に上がってカミさんがオーバーズボンを履いている間に、私は駅張りのポスターを眺めながら時間つぶしをしていた。カミさんからの声がかからないまま、ふっと気がついて時計を見ると既に発車時刻になっている。同時に下の方から列車の出発する音が聞こえてきて、何と駅にいながら予定電車に乗り遅れてしまったのだ。結局、先行したGoさん達には高尾駅で待っててもらい、高尾駅で合流後に次の電車で甲斐大和駅に着いたのは計画より39分後だった。 駅から予約したタクシーに乗って入山口の景徳院で降りると、快晴の空に微風という絶好の山日和ながら、鼻の奥がツンツンする程の冷え込みで確実に氷点下の気温だ。遅れた時間を少しでも取り戻すべく出発したのだが、ここでもまさかのポカが。それも尾根を半分も登った時にGoさんに言われ気がついたのだが、「福西さんの計画した尾根より一本南の尾根を登ってませんか?」「いやぁこれでいいですよぉ、大鹿峠の標識も確認してるしぃ」「でも、計画コースは大鹿山の向こう側で主稜線に出るよですよね」。そこまで言われてようやく気がついた。そうだ我々はそもそも大鹿峠を目指す筈ではなかったのだと。 しかし、今更引き返せるわけはなく寒さのせいで思考力が低下してたのだと自分に言い訳するしかなかった。おまけにスマホの誤操作で976pの手前まで歩行した軌跡を記録し忘れ、スタート地点からそこまでは手動でデータを復旧するしかないという、実につまづき続きの山歩きになってしまった。 とは言えこの尾根の登りはなかなか良かった。登り出すと直ぐに白峰三山が姿を現し、標高を上げるに従い範囲が広がって、ほぼ南ア全域と八ヶ岳、反対側に富士山も見られるようになった。ただし、それらの眺めは木々の間からのもので、邪魔なものがなくスッキリ見渡せるという場所はこの日歩いたコースの中にはなかった。 尾根を主稜線まで登り詰めた所で右手に少し下ると大鹿峠に着くが、我々は左の大鹿山を目指す。計画コースであれば大鹿山の向こう側で尾根に出ることになっていたので、大鹿山を越える分だけまた余分に時間がかかることになり、乗り遅れ時間を取り戻すどころかコース間違いにより更に遅れを広げる事になってしまったわけだ。大鹿山はピークを踏まず巻き道で通過して、反対側で尾根道と巻き道の交わる所に本来計画ルートが合流していた。 そこから少し登ると曲り沢峠でここから下れば道証地蔵を経て笹子駅に出ることができる。曲り沢峠からも緩やかな登りを続ける内に、シャリバテの声も聞こえてきたのでコンドウ丸で昼食にした。相変わらず快晴の空で風もないのだがじっとしてると体が冷えてくるのはどうしようもない。昼食を終えたその先の道からも南アや八ヶ岳は立木が邪魔をして写真にならなかったが、何とか逆光気味の富士山は撮れた。防火帯のあるカラマツの植林地を抜け大谷ヶ丸に達してもここもまたスッキリした展望はない。大谷ヶ丸を下り始めると直ぐに滝子山への分岐がありここから右手にとれば1時間で滝子山山頂に出られるが、我々の方は急な下り道を米背負峠を目指す。しかし米背負峠とは曰くの有りそうな名前だ。昔の人は米俵を背負って峠を越えたのだろうか。 この峠は曲り沢峠と同じくゆったりした地形だが、ここから先は谷沿いの道になる。積雪のないことはこれまでに歩いた道の様子で分かっているが、道の凍結が心配だった。しかし下り始めてみると小沢に氷の柱が出来ているのは見かけたが、登山道自体は乾いていて危険箇所と考えていた古くて細い木橋も凍結はなく、安心して渡ることが出来た。お陰で峠から40分で林道出合に出ることが出来、その先の林道歩きも飛ばして約1時間で天目山温泉に着いたのだが、計画時間より45分遅れの為予定していた入浴は諦めた。 タクシーを呼んで甲斐大和駅に戻ってから車中用の飲み物でも買おうと、駅近のセブンイレブンに行ったところ、閉店セール中でアルコール類は10%オフとある。思わず買い過ぎてしまったが、その分高尾までの1時間はアルコールが不足するという事もなく、豊かな気持ちで過ごすことが出来た。 そんな事で今回は反省点だらけの山歩きではあったが、車内宴会ではそんな事はすっかり忘れ、楽しかった話しだけで盛り上がり気分良く最後を締めくくった。Go夫妻には感謝だ。 トップページへ戻る ポイント写真及び山の位置はこちら→ ![]() | |
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